【大阪・京都】
昼からワインが楽しめる角打ち&各店おすすめワイン3選

「1軒目にも3軒目にもフラッと“遊びに”寄ってもらえる店が理想」と話すのは〈パシオン・エ・ナチュール OSAKA〉店長・桝井早貴さん。20年近くにわたって関西にナチュラルワインの素晴らしさを発信する名門酒販卸〈小松屋〉直営で、稀少ワインも多数揃う。

ワインショップ＆スタンド〈パシオン・エ・ナチュール OSAKA〉の店長・桝井早貴さんセレクトのワイン3本を紹介します。
※［口開け日］2023年11月1日～（なくなり次第終了）

ドメーヌ・ワ・スッドの赤は南仏で当社社員の岩田幸樹が造り、現地でも人気のよう。厚みの奥のピュアな余韻は、上質ナチュールのお手本のようです。

98ワインズの白は、花梨、洋梨の香りと、旨みが自然に全身に広がるような、エキスの波動感ある名品。

マルク・テンペのオレンジは、おろしリンゴの香りと、白いイチゴのような酸味が心地いいワインです。

ノルディック・モダンを感じさせるスタイリッシュなフロアで知られるワインショップが2023年春から角打ちもスタート。オーナーの國本幸延さんは「ワイン選びでは“液体から伝わるポジティヴな波動”を意識します」と語ります。

ワインショップ〈sapo〉のオーナーの國本幸延さんセレクトのワイン3本を紹介します。
※［口開け日］2023年11月1日～（なくなり次第終了）

キンタ・ダ・ボアヴィスタのオレンジは、フルーツ果汁のようにスッと自然に液体が体になじむワイン。

ブノワ・ローゼンベルジェの赤は、アセロラ、プラム、シソの香りの奥に少しセロリの青さや、森林浴のニュアンスがある微発泡の軽やかな味。

ブックのオレンジは、柑橘の香りと、ほどよい酸とミネラルの円いバランス感が絶妙の一本です。

インスタグラムでワイン・インフルエンサーとしても知られる松原杏奈さんが2022年スタートした〈cave de la foret CAMPWINe〉。約500種のセレクトは、「日本の日々の家の料理と合うワイン」が基準。北海道、長野、そして徳島など日本の上質マイクロワイナリーを肌で知ろうと、多くの休日をワイナリー訪問に費やすという若き女性オーナー、松原杏奈さんにとっておきの3本をセレクトしてもらいました。

ワインショップ〈cave de la foret CAMPWINe〉のオーナー松原杏奈さんセレクトのワイン3本を紹介します。
※［口開け日］2023年11月1日～（なくなり次第終了）

マルク・テンペの白は、アルザスの代表的な郷土品種、ゲヴェルツトラミネールの特徴であるライチや黄桃の香りと、余韻の白コショウのトーンが心地いいワイン。ボディ感もしっかりで、完熟ブドウのニュアンスと合いそうな、焼き芋が食べたくなります。

シルベール・トリシャールの赤は、ボジョレでもボディしっかり。ラズベリーやプラムの香り、高級梅干しのような優雅な酸味、和だしに近い旨みもあります。もちろん〝酸化防止剤の添加が限りなくゼロに近いナチュールだな〜、うれしい！〞と、頭ではなく舌と体がすぐ喜ぶ、澄み切った果実味も、まさにナチュールの美しいバイブルです。

カーヴドッチの甲州品種のオレンジワインは、イキイキと活力たっぷりに柑橘や洋梨の香りが弾け、酸とミネラルもクリーン。種や果皮由来のわずかな渋み成分もいいアクセントで、秋の森林でのキャンプなどに持参できれば最高でしょう。

メニューはチーズやサラミなどシンプル構成で、松原さんが各地のワイナリー訪問時に見つけた日本のローカル・シャルキュトリーなども。もちろんこちらもワイン同様、鋭いセレクトと美意識が輝いています。