これぞ正統派伝統洋食と銀座ならではの大人洋食。

Pさん自らがガイドする! これぞ正統派伝統洋食と、銀座ならではの大人洋食。 Food 2022.10.15

銀座の洋食界は幅広く奥深い。てことは、いろいろ楽しめるってこと。誰もが親しんできたけれど、まだまだ知られざる魅力が潜んでいます。あの店もこの店も大いに味わい、洋食の新たな一面を発掘してください。

〈資生堂パーラー〉銀座を代表する洋食の殿堂。揺るぎない確かな味に感動。

ミートクロケットなど伝統料理の銀座モダンランチ4,400円(平日16時まで)もおすすめ。
ミートクロケットなど伝統料理の銀座モダンランチ4,400円(平日16時まで)もおすすめ。
立派なメニューは英語付き。
立派なメニューは英語付き。

銀座で洋食というとき、一番に思い浮かぶのがこちら。田舎育ちの私だが、子どもの頃、ここに連れて来てもらっていたら、エレガントで素敵な女の子に育っていたかもしれない。資生堂唐草の地模様の真っ白なテーブルクロスに、気持ちは晴れ晴れ。スマートで心地よいサービスに背筋が伸びる。

オムライス2,800円。ソースが美しいこと。国産らっきょう、国産福神漬け、オニオン漬け、マンダリン(国産缶みかん)が添えられる。
オムライス2,800円。ソースが美しいこと。国産らっきょう、国産福神漬け、オニオン漬け、マンダリン(国産缶みかん)が添えられる。
真っ白なクロス、真っ白なリネンのナフキンにキリッと気持ちが引き締まる。サービスもキリッとスマート。
真っ白なクロス、真っ白なリネンのナフキンにキリッと気持ちが引き締まる。サービスもキリッとスマート。

洋食といえば、のオムライスには一点の隙もない。水分が多いケチャップではなく、味をギュッと凝縮した“チキンライスのタネ”で炒め、仕上げにチーズを加えてコクを出したチキンライス、濃厚なブイヨンで丁寧に作られたソース、シルクのように滑らかな表面の卵……。ここには老舗の矜持と洋食の美学がある。1902年、資生堂薬局内のソーダファウンテンに始まり、レストランとしてスタートしたのが1928年。100年近く経った今でも進化を続ける、大人も子どもも楽しめる由緒正しき洋食店である。

住所:東京都中央区銀座8-8-3 4F|地図
TEL:03-5537-6241 
営業時間:11:30~20:30LO
定休日:月休(祝は営業)
席数:64席

〈レストラン玉木〉日本人の体が喜ぶ洋食を心を込めて作り続ける。

シェフ自慢(すべてが自慢だろうが)の神戸牛のタンシチュー3,850円。夜のコースの一品でもある。水分は赤ワ
インのみ。野菜やフォンドヴォーも加え、丸2日かけて丹念に仕上げる。
シェフ自慢(すべてが自慢だろうが)の神戸牛のタンシチュー3,850円。夜のコースの一品でもある。水分は赤ワ インのみ。野菜やフォンドヴォーも加え、丸2日かけて丹念に仕上げる。
夜のコース料理のメニュー。メインを何にするか、相当悩むはず。
夜のコース料理のメニュー。メインを何にするか、相当悩むはず。

オーナーシェフの玉木裕さんは、フランスで修業を始めた当初、憧れの本場の料理が自分の口に合わないことに驚いた。しばらく住むうち、体も舌もなれてきたが、日本で店を構えるのなら、日本人に合うフレンチをと思うように。帰国後、和食界の重鎮が営む原宿〈重よし〉でみっちり日本料理を学ぶ。そして、和の食材を用い、かつおだしも使う、フレンチと和食のいいとこどりの洋食店を開いた。希少な和牛のタンを赤ワインのみで煮たタンシチューはじめ、DNAが喜ぶ、しみじみおいしい料理ばかり。

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コースに必ず登場するのは、野菜のエチュベ。「実はうちでは一番難しい料理」とシェフ。さっぱりとレモン味の野菜の蒸し煮のような一品だが、神経を使う。簡単そうに見える料理こそ、くせものなのだ。フレンチと日本料理の技術の粋ともいえる料理は、コースでもアラカルトでもいただける。

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住所:東京都中央区銀座8-5-25 1F|地図
TEL:03-6252-9381
営業時間:12:00~13:30LO、17:30~22:00LO
定休日:土日祝休(土は問い合わせを)※要予約
席数:16席

Navigator…渡辺 “P”紀子

わたなべ・みちこ/愛媛県今治出身。 文化出版局を経て、フリーの料理記者に。料理本の企画・編集のほか 『CREA』『BRUTUS』『Hanako』でも執筆。

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