1位:〈Ange Coco〉のバタークリームケーキ
「バタークリームケーキ」のパッケージは、まるでバターそのもの。「元祖」と書かれているところなどがレトロっぽくて、なかなか手に入らない“ご当地バター”を貰ったみたいな特別感を感じます。
包みをあけると、薄黄色でバターそっくりなケーキが登場!フワ~ッと香ってくるバターの香りが鼻腔をくすぐります。
実はこのケーキ、全て手作業のため、1日20本限定です。20本のうちの2本がここに……なんて贅沢なの~!
……そうだ、子供の頃に食べたケーキかもしれない。
その時のバタークリームよりも口どけがよく、なんといっても胸焼けしないのがよい(笑)。
しばらく室温に置くと、バタークリームが柔らかくなってスポンジが更にしっとり。
また、冷蔵庫(冷凍庫でも◎)から出したての状態で食べると、バタークリームのスーッととろけるような口どけを堪能できます。2本ありますので、両方の食感を食べ比べるのも楽しいですよ。
中は3段のスポンジケーキに、北海道日高産のバターを使用したバタークリームと、甘酸っぱい柚マーマレードがサンドされていました。
九州は柑橘類の産地。しっかりと佐賀らしさもプラスされています。
ほのかな柚の香りとバタークリームが、どこか懐かしい。
〈Ange Coco〉
■「Ange Coco ファーム ギフトセット」(4,000円、税込)
■佐賀県鳥栖市蔵上4-121
■0942-81-1638
(photo,text:Yu Hazuki)
2位:〈ゼリーのイエ〉のゼリー詰め合わせ
〈ゼリーのイエ〉は、今から30年以上前に小名浜港に近い住宅街に誕生しました。
同店の生みの親である、杉山洋子さんが骨折で入院した時に、のど越しがよく栄養が高いものをと、夏場の暑い日にピッタリなゼリーをお母様が作ってくれたことがきっかけだったそう。
現在は2代目の杉山修一さんが後を継ぎ、心を込もった手作りゼリーを提供しています。
ゼリーの内容は季節やその時によってランダム。キラキラなゼリーとミルキーな味わいのゼリーなどタイプはさまざま。
例えば、ブルーのゼリーは「ブルーハワイゼリー」。ブルーのシロップを使ったゼリーの中に、ヨーグルトベースのムースが入っています。
シンプルなゼリーに見える「オレンジゼリー」は、バレンシアオレンジ入りのオレンジムースが中に入っていました!
その他、「あずきのムース」や「カフェオレゼリー」の中にも、柔らかくてなめらかなムースがしのばせてあります。食べてみると通常のゼリーと比べ、ムチムチしています。冷たくてツルっとしたのど越しがたまりません。
【お知らせ】
遠方からの注文はインターネットのみ。電話での注文受付は不可。
カレンダーの金曜日の印がある日に注文を受付。詳しくは公式サイトへ。
〈ゼリーのイエ〉
■「12個詰め合わせセット」3 ,600円※送料別
■福島県いわき市小名浜寺廻町7-16
■0246-54-2431
(photo,text:Yu Hazuki)
3位:〈ボンボンロケット〉の人気バターサンド
神戸六甲バターサンド専門店〈ボンボンロケット〉の「クリームサンディーズ」。催事の出店はしておらず、店舗とインターネットにて数限定の販売。
ラベルについているカラフルな番号のシールは、フレーバーの種類です。
アルミで包んであるところも、店名の“ロケット”らしさを感じます。
アルミをあけるとバタークリームがはみ出ないように、透明のフイルムが巻いてあります。
室温でクリームが柔らかくなる前に、よく冷えた状態でフイルムをはがすのがおすすめ。
写真はNo.05の「ピスタチオ」。
濃厚な味わいのピスタチオが練り込まれたフワフワのバタークリームがたまらない!!
バターサンドの顔といえるのが“クッキー”。
生地にはアーモンドパウダーを配合し、あえて有塩バターを使用しています。
昔ながらの製法で作られているこの“クッキー”。サックリとした食感のクッキーと、ザクザクッ!とした異なる食感のクッキーでバタークリームをサンドしています。たっぷりサンドされたクリームに驚きますが、その軽やかな食感と口どけで2度ビックリ。思ったより後味がアッサリしています。
〈ボンボンロケット〉では、季節によってフレーバーが変わりますが、常時20種類の味が楽しめるそう。
発売日の告知はSNSでチェックできますが、あっという間に完売してしまう恐れが……。販売開始の時間前に、購入ボタンを押せるよう、スタンバイしておくことをおすすめします。
〈ボンボンロケット〉
■Cream Sandies 10個入(summer)3,780円(税込)。
■兵庫県神戸市灘区宮山町3-1−16 ステラ六甲1FA
■078-200-6576
(photo,text:Yu Hazuki)
4位:〈PÂTISSERIE ASAKO IWAYANAGI〉の「テリーヌショコラ オ・レ」
お取り寄せで楽しめるのは、オンラインストア限定冷凍配送の「テリーヌショコラオ・レ」2,916円。
まずは半解凍の状態で。断面もぎっしり濃厚なチョコレートは、フォークを入れると少し重みを感じます。口に入れるとひんやり冷たいチョコレートがゆっくり口の中で溶けていき、まろやかな甘みがじわじわ全身を巡っていきます。見た目の漆黒さから想像したビターな苦味はなく、お子さんでも美味しく食べられるようなミルクの甘み引き立つバランスの良い甘さです。しっかり解凍させた状態でもう一切れ。粉を使わずに作ったというだけあって、滑らかさに磨きがかかっています。ラム酒やフルーツなどは入っていないため、純粋にチョコレートの旨味が押し寄せる・・・!コーヒーや牛乳とも相性抜群。切り分けて少しずつ食べるのがオススメです。満足感たっぷりのお取り寄せでした。
クール便で送られてきた段ボール箱。中には〈PÂTISSERIE ASAKO IWAYANAGI〉の店舗を彷彿とさせるようなグレーの小さな箱が。開ける前から特別感満載のラッピングは、宝石箱をイメージしたそう。フィルムを取り外して冷蔵庫の場合は3〜4時間、室温の場合は20〜30分置いて解凍すれば食べごろ。
東京・等々力に店を構えるスイーツの名店〈PÂTISSERIE ASAKO IWAYANAGI〉。オンラインストア限定冷凍配送の「テリーヌショコラ オ・レ」を実際にお取り寄せ実食してみました!思わずため息をついてしまうほど美しい漆黒の「テリーヌショコラオ・レ」。見るからに濃厚そうなグラサージュが光に反射してきらきら輝いています。濃厚さを追求して粉を使わず、オリジナルクーベルチュールチョコレートオ・レを贅沢に使用したというテリーヌショコラは、半解凍でも美味しいとのこと。
〈PÂTISSERIE ASAKO IWAYANAGI〉
■東京都世田谷区等々力4-4-5
■03-6432-3878
■10:00~19:00(現在は11:00〜17:00 テイクアウトのみでの営業)
■月休(祝の場合は翌休)
■24席
■禁煙
(photo,text:Chiharu Kubota)
5位:チーズケーキ専門店〈tenton〉の濃厚ベイクドチーズケーキ
15年間店舗を構えず、オンラインやイベントなどでのみ販売をしている、奈良発のチーズケーキ専門店〈tenton〉。フランス産のクリームチーズをふんだんに使用した、濃厚なベイクドチーズを提供。基本は定番で作っているチーズケーキの一種類のみで、期間で季節ごとのチーズケーキも限定で販売しています。
提供するチーズケーキはすべて、オーブンの天板にお湯をはり、生地の入った型を入れた状態で蒸し焼きにする「湯銭焼き」という製法で長時間じっくり焼き上げられたチーズケーキなので、シンプルにチーズそのもの味を引き出し、驚くほどなめらかな食感なのが特徴。
■公式サイト
■公式Instagram
(photo,text:YukoMano)