人気店コラボのコーヒービールも。 【最旬クラフトビールアドレス】東京の注目ブルワリー&ビアバー5軒。進化が止まらない!
クラフトビールとひと言でいっても、つくり手によってその個性はさまざまです。「地元との共存共栄」をテーマにするブルワリーでは、同じ地域の異業種店とコラボしたビールを出すという動きも活発化。ブルワーのビール愛がつまったおいしい一杯を目指して、いざ、ホッピングツアーへ!
1.〈Y.Y.G. Brewery & Beer Kitchen〉オリジナルのビールは常時8種前後を用意。/新宿
店名通り「代々木」でスタートしたブルワリー。
ユニークなビールづくりで知られているが、まずは国際的なビアコンテストでアメリカンIPA部門の銅賞を受賞した渋谷IPAを。アメリカの禁酒法以前のビールをアレンジしたり、IPAのブラックバージョンをつくったり、型にはまらない自由さが魅力。
上階にはフードが充実しているレストランも。
〈Y.Y.G. Brewery & Beer Kitchen〉
■東京都渋谷区代々木2-18-3 1F・7F
■03-6276-5550
■17:00~23:30、土12:00~23:30(日祝~22:00)、7Fのダイニングは18:00~(土12:00~、日祝~22:00 ) 月休(祝の場合は営業、翌
火休)
■36席/禁煙
2.〈Snark Liquidworks〉ビールを知りつくした名手の個性が炸裂。/池袋
クラフトビール好きが通う代々木の〈ウォータリングホール〉を立ち上げ、今年、念願かなって「自分が飲みたいビールだけをつくる」醸造所をオープンさせた藤浦一理さん。
アメリカンスタイルとブリティッシュスタイルのビールに限定していると聞くと“武骨”なイメージがあるが、実際に飲んでみると圧倒的なバランス感のよさに驚く。
根強いファンを持つスパイス料理店〈TAPiR〉の元店主が作る料理もぜひ一緒に。
〈Snark Liquidworks〉
■東京都豊島区西池袋4-19-14 NishiikeMart
■03-6873-2143
■12:00(金17:00)~20:30LO(日~18:30L0) 月火休
■22席/禁煙
3.〈ふたこビール醸造所〉日常にとけこむビールでしあわせなひとときを。/二子玉川
「せたがや仕込み」にこだわる二子玉川発のブルワリー。地域の人たちとホップや麦、大豆を育て、ビールのほかに麦茶や味噌づくりも行っている。
〈ふたこビール〉の代表作は、ホップが香るフタコエールや街の花に制定されているハナミズキをイメージしたホワイトエール。隣駅の用賀にある〈WOODBERRY COFFEE ROASTERS〉とコラボレーションしたコーヒービールは、芳しい香りが特徴的でじっくり味わいたくなると女性人気も高い。
〈ふたこビール醸造所〉
■東京都世田谷区玉川3-13-7 柳小路南角2F
■03-6411-7125
■11:30~23:00 無休
■35席/禁煙
4.〈RIOT BEER〉定番のIPAは苦みとコクのバランスが秀逸!/祖師ヶ谷大蔵
ビールの“勉強塾”で知り合った3人と女性醸造師の小澤奈菜さんがつくるのはモルトの風味を残したヨーロピアンスタイルとアメリカンスタイルをミックスさせたクラフトビール。
常時8種スタンバイするビールはホップの使い方にも特徴があり、単品種でつくるさわやかなIPAや、5種のホップの香りが複雑に絡み合うフルーティなホワイトIPAなども人気。
不定期で一般向けに醸造見学も行っているので、ぜひ足を運んでみて。
〈RIOT BEER〉
■東京都世田谷区砧5-11-10
■050-5809-9387
■15:00~21:00LO、土日祝13:00~18:00LO 月火休
■7席/禁煙
5.〈後藤醸造〉経堂エールは華やかな香りで飲み口すっきり。/経堂
東京農業大学卒の店主が一念発起し、縁ある場所でみんながしあわせになれるモノ作りを、と世田谷区初のブルーパブをオープン。常連客でつねににぎわう店内はスタンディングのみでオリジナルビールは定番の経堂エールと限定、ゲストビールを2種あつかう。
地元ファーストをテーマに掲げ、世田谷育ちのホップを使用するなど、地域活性の要的な存在に。
餃子やソーセージなどフードも充実。
〈後藤醸造〉
■東京都世田谷区経堂2-14-3 経堂OKコート1F
■03-6751-0698
■15:00~22:00LO、日13:00~ 21:00LO 月火休
■スタンディングのみ/禁煙
(Hanako1179号掲載/photo : Yoichiro Kikuchi text : Keiko Kodera, Kimiko Yamada (Sakaduki Brewing), Ami Hanashima (Snark Liquidworks))