トースト盛り合わせに大満足!【宮崎】〈cafe coconoe〉で1日の始まりをtotonoeru(整える)。
2021.03.18

第90回 花井悠希の朝パン日誌 トースト盛り合わせに大満足!【宮崎】〈cafe coconoe〉で1日の始まりをtotonoeru(整える)。

先日、Hanakoの取材で宮崎県へ行ってきました。その模様は今月28日発売の5月号に掲載されるのでぜひご覧くださいね。宮崎県に着いたその日はまるっと1日食を巡る予定と聞いていました。なのにも関わらず、“せっかく朝、宮崎に着いたなら朝パンしたい!”という欲望に負け、空港に着いたその足でオススメしていただいたパン屋さんに向かった私。そう、全ては朝パン日誌のため(という大義名分)!
花井 悠希
花井 悠希 / ヴァイオリニスト

「三重県出身。三重県四日市市観光大使。3歳よりヴァイオリンを始める。 2010年4月21日コロムビアよりデビュー。〈1966カルテット〉メンバー。http://columbia.jp/hanaiyuki/

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トースト盛り合わせは大盤振る舞い!

お店に着いたのは結構早い時間帯でしたが、お客様はひっきりなし。大人気店です。8時から14時半まで頼めるトースト盛り合わせは600円なのでライトな気持ちで頼んでみたら、予想外の大ボリューム!お店のおまかせで食パンなど5種類くらいのパンが温められて運ばれます。食べきれないものは持ち帰らせてくださるのでほっと一安心。

宮崎 cafe coconoe
サラダもバターもメープルシロップも付いてきます!
宮崎 cafe coconoe
真ん中の列の上の子が「カルダモンロール」。渦巻きが目印です。

その中でも特に感動したのは「カルダモンロール」。表面は見た目を裏切らずカリカリ!中へと進めばふわふわともっちりが両立した生地に出会えます。そこから、ぷあーんと香るはカルダモン。シナモンとは違うカルダモンの青々としたスパイシーな香りは、好みはあろうともクセになってしまいますよね。これまで食べてきたカルダモンロールは密度が高くハードなものが多い印象だったけど、こちらのはふかふかな柔らかさにのって小麦の芳しい香り、表面のシロップの甘みが落ち着いて語りかけてきます。ハードさはありません。その調子に合わせて和音を重ねるようにそっと調べを奏でるのがカルダモン。こんなに温かみのある穏やかさでカルダモンを感じられるのは初めてかもしれません。

お持ち帰りしたパンはこちら

ここからはお持ち帰りした子たち。取材を終えて2日後の朝に食べたので出来立てとは印象が違っていたらごめんなさい。

宮崎 cafe coconoe
「チョコブリオッシュ」
宮崎 cafe coconoe
温めればとろーん確実

表面はさっくりと尖っています。カリリとしっかりハリのある表面に胸が高鳴ります。簡単に入らせないぞっていう心意気に、こちらも負けていられないわよって気持ちになるんですよね(何の戦い?)。そうやって守られた中には、きめ細かくどこまでもふかふかなブリオッシュ生地とビターなチョコレート。ジャンドゥーヤみたいなナッツの芳香を思わせるチョコレートがたわわと溢れ出し、ブリオッシュ生地に染みて染みて、あっという間に口内は香り高いチョコレートの海。ザッバーン(適当か)。

宮崎 cafe coconoe
「キャラメルバナナケーキ」。
宮崎 cafe coconoe
カラメルがしっとりな生地に染み込んでいるのが丸見え(?)!

バナナケーキってずるいよ。まっすぐに届くそのトゲのない素直な味わいは反則です。思わずほろりときてしまいそう。一口入れただけで温もりが溢れ出します。それはキャラメルからなのか、バナナからなのかは分からないけど、口内から全身に広がって心までをも温めてくれるような優しい甘み。
しっとりした生地の中にはくるみと織り交ぜられた淡いバナナ。トップにはキャラリゼされ苦味のコートを着たバナナが鎮座。キャラリゼされ香ばしさと苦味がグンと奥行きが引き出されたバナナが、ただ優しいだけじゃない側面を与えてくれています。キャラメルにバナナにくるみにと、もう要素はいっぱいなのにちゃんと小麦粉の風味を感じられる余白が残っているのも安心感があるのです。そういう圧がない味わいから優しさを感じてホロリときてしまうのかもしれません(何があった!?)。

宮崎 cafe coconoe
「イチジクのパン」
宮崎 cafe coconoe
くるみといちじくは大きめサイズでしっかり感じられます。

このかっこいい見た目。ハード系かなと心して、歯茎をロックして(言い過ぎ)がぶりといったら、拍子抜けしてしまいました(褒めている)。ぐるりと覆う皮はこの見た目に反して、内側のふかっと歯切れ良い弾力に寄り添うようにスッと入るのです。お主も優しいタイプだったとは!そこにくるみとドライイチジクで自然な甘みと香ばしさを、小麦の香りもしっかりお仕事してくれます。有塩バターを板で乗せたりして一緒に食べると乳製品のコクや塩気がプラスされてさらに味わいが花開いてオススメです!

宮崎 cafe coconoe
「ブルーチーズとハチミツのパン」
宮崎 cafe coconoe
皮がしっかり!

こちらはしっかりとした歯応え。それに応戦しようと真正面から挑み噛み締める度に、ハチミツがジワるから調子が狂ってしまいます(褒め言葉)。そこに小麦が爽やかな香りを届けながらブルーチーズへの橋渡しを買って出ます。
ぎゅっぎゅっと密度高いゆえにゆっくりと湧き上がってくるハチミツの甘みが全体の味わいの要かと思いきや、ブルーチーズ部分にくるとコクと塩気が一気に世界を変えて。言わずもがな、ハチミツとmeetsするのは時間の問題。その甘じょっぱさはお酒が飲みたくなるやつです(飲めないクセに)。くるみと小麦は華やかな香ばしさでいつまでも見守っているので、さらにお酒進んじゃいますね(飲めないクセに)。

地元の方に教えていただいたパン屋さん〈cafe coconoe〉さん。本当においしいお店は、スマホで調べているだけじゃ得られませんね。そんな教訓がまた一つ身につきました。その後は何店舗もお邪魔しておいしい食取材をしっかりしてきましたよ。旅先の食欲(貪欲さともいう)は想像以上に底なしですね。そんな事もまた確認した宮崎での取材でした。旅になかなか出られない今だからこんな感覚も久しぶり。また心置きなく旅に出られることを祈って!

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