新ホテル、〈Ka Laʻi Waikiki Beach〉のこと。
2024年末から１ヶ月、久しぶりにハワイへと出掛けてきました。円が弱い、ということで海外旅行に二の足を踏んでしまう今日この頃ですが、そんなことを言っていたら人生が終わってしまう！ と思い、心のハワイを埋めるべく出かけてきた１ヶ月。飲んで、食べて、笑って、泣いて、買い物して、散歩して、寝て、起きて、いろいろしたハワイ滞在のいろいろをお届けしたいと思います。まずは宿泊したホテルのことから。
今回は滞在が長いこともあって一度はキッチン付きのところに宿泊したいと思っていました。友人たちとワイワイ料理を楽しみつつ、のんびり暮らすようにハワイ時間を取り戻したいと思ったのが一番の理由。あとは日々の節約も兼ねて。毎日外食するのはさすがに大変ですからねー。
そんなわけで2024年にトランプタワーから〈Ka Laʻi Waikiki Beach（カライ ワイキキビーチ）〉へと生まれ変わったこちらに宿泊してきました。実は今回宿泊するまで、ここがヒルトンのラグジュアリーブランドLXRになり、「Ka Laʻi Waikiki Beach」という名に変わったことを知りませんでした。すみません！ こんな場所にナイスなキッチン付きの部屋が、と思ったら、あれ？？これはもしやトランプ？となったわけです。
ちなみにLXRは世界でまだ15軒しかないホテルで、2028年までにはあと3軒ほど加わるそう。そのうちの1軒はなんと広島の厳島にオープンの予定だそうです。
そんなオアフ島で唯一のラグジュアリーホテルに泊まって感じたのは、見た目はさほど変わってないのに、スタッフをはじめ、迎え入れてくれる空気がやわらかく心地良くなったということ。こういうことって何なんでしょうか!? 不思議です。新たな名前「Ka Laʻi（カライ）」とは、ハワイ語で「安らぎ」「穏やかな」「静かな」という意味。その名にふさわしい、心地いい滞在を満喫してきました。2025年から本格的にゲストルームのリニューアル工事も始まるそうで、これからさらに期待大のホテルになりそうです。
ここはプレミアム２ベッドルームスイート オーシャンビュー＋デン。24階～34階の高層階の2ベッドルームで、独立したベッドルームが2つあるため、２組のカップルや２世代、仲良しの友人同士などで泊まるのに適しています。どちらのベッドルームからもドーンと海が望めます。リビングのソファーベッドにも宿泊できるため、なんとバスルームは3つ付いているという贅沢さ。全体で150平米！ そこで自分の家のように数日でも過ごせるなんて、夢のようでした。気になる金額ですが、シーズンによって変動があるとはいえ、大人数で借りると意外とお得なんです（$1666～）。しかも、ワイキキで大勢で宿泊できるところとなると、かなり限られてきますので、覚えておくといいですよ。
ホテル内にはプールやスパ、レストランも。ここで施術を受けるためにわざわざメインランドから年に数回やってくる人もいるという「The Spa」は、日本人スタッフが常駐なので安心。疲れた体を癒してくれるだけでなく、ビューティー関係の相談にものってくれます。今回は残念ながら受けられなかったけれど、次回こそは予約したいなぁと思いました。スパで使っているコスメやオリジナルグッズも充実しているので、ショッピングに立ち寄るだけでもOKです。
ホテルに素敵なレストランがあるので、基本的には自炊していたんですが、朝と夜、それぞれに違った顔の２つのレストランを楽しんできました。
朝は「IN-YO Café」でパンケーキやアサイーボウルを。夜は、オープンエアな「Waiʻolu Ocean Cuisine」でサンセットを眺めながら、お寿司やシーフードを満喫。すぐ上に宿泊している部屋があると思うと、ついつい食べ過ぎ、飲み過ぎ……、リラックスし過ぎ……。
でも、ホテルの中だけでいろいろ完結することが、お休みしに来てる～と思える時間。あちこち動き回るのも楽しいですが、この優雅な時間こそが、歳を重ねるたびに至福になっている今日この頃です。
友人たちとワイワイ暮らすような滞在を楽しんだ数日間。キッチン付きってやっぱり便利だなぁとしみじみ思いました。キッチンを活用した話はこの集中連載のどこかで。皆さんもぜひ、この時代を乗り切るために、次のハワイ旅はキッチン付きの滞在にしてみてはいかがでしょうか？
●223 Saratoga Rd.,Honolulu TEL 808-683-7777
