水と京都。 水のおいしさや美しさに感動!京都だから味わえる名水スポット6選
あちこちに名水と呼ばれる存在があり、多くの家庭も飲食店も、井戸水を使う。清らか、かつまろやかな軟水がさまざまに姿を変えて、京都の豊かな食と文化を支えている。
染井の水 (梨木神社)
千年の間、土地の人々を清め、潤し続ける、京都指折りの名水。
京都御所の東に位置する梨木(なしのき)神社内に、京都三名水のひとつとされる「染井の水」がある。神社の手水(ちょうず)としてのほか、社務所で専用のペットボトル(500ml 200円)を求め、御神水を分けていただくことも可能。
染井の水 (梨木神社)
住所:京都府京都市上京区染殿町680
TEL:075-211-0885
参拝可能時間:自由参拝(社務所は9:00~16:30、染井の水の蛇口開栓は6:00~18:30)
HP:https://www.nashinoki.jp/
嵯峨豆腐森嘉(豆腐店)
1日70トンの水を使い豆を戻し、蒸し上げ、水に放つ。新鮮な水と大豆の、幸せな融合。
安政年間に創業し、6代目の現在まで、京都のふわりとやわらかな豆腐の元祖とされ、嵐山の看板的存在の老舗豆腐舗。長らくこの味を愛する人たちが、引きも切らず並ぶ。
嵯峨豆腐森嘉
住所:京都府京都市右京区嵯峨釈迦堂藤ノ木町42
TEL:075-872-3955
営業時間:9:00~17:00
定休日:水休、火不定休 営業カレンダーは、公式HP(https://sagatofu-morika.co.jp/)で確認を。
オンラインショップ(https://sagatofu-morika.ocnk.net/)では、飛龍頭(ひろうす)、油あげ、すしあげを販売中。
亀屋良長 本店(和菓子舗)
清らかな水そのものをいただく、奇跡のような寒天。
写真の「醒ヶ井水あんみつ」(各540円)は、3年前から本店でのみ登場した夏季限定(7/1~9月後半頃)の品。本店脇に湧き出る「醒ヶ井水」に、硬い寒天を少しだけ加え、形を保つぎりぎりの固さに仕上げる。口に運べばするりとほどけ、水そのものをいただくような、驚きの食感が実現した品。
亀屋良長 本店
住所:京都府京都市下京区柏屋町17-19
TEL:075-221-2005
営業時間:9:30~18:00 無休
二條若狭屋 寺町店(和菓子舗、喫茶)
老舗和菓子舗の寺町店では、通年でかき氷を提供。5 つの季節のシロップをかけながらいただく「彩雲」(1,540円)は、定番の一品。撮影時のシロップはキウイ、いちご、冷やしあめ、ヨーグルト、みかん。果実の旨みと甘みが凝縮されたシロップと粉雪のような繊細な氷が見事にマッチ。最後の一口まで、水とシロップのベストバランスを堪能できる。
二條若狭屋 寺町店
住所:京都府京都市中京区寺町通二条下ル榎木町67
TEL:075-256-2280
営業時間:9:00~17:30(かき氷を提供する2Fは10:30~16:30LO、17:00閉店)
定休日:水休ほか不定休
席数:23席 ※予約不可。繁忙期は9:00~整理券を配布
兵衛Cafe(カフェ)
京都の奥座敷として知られる貴船。貴船神社の神主だった先代が始めた料理旅館が、2013年のリニューアルを機にカフェを新設した。エスプレッソマシンで淹れた本格コーヒーのほか、オリジナルソーダ、酒かす最中などカフェメニューも充実。貴船の特等席で自然の冷気を存分に浴びて。
兵衛Cafe
住所:京都府京都市左京区鞍馬貴船町101
TEL:075-741-3077(カフェ専用)
営業時間:11:00~16:30(16:00LO)
定休日:不定休
席数:24席 ※川床は夏季(5/1~9/30)のみ。雨天中止。
Instagram(@okukifunehyoue)のストーリーズにてCLOSE情報を投稿。
冬夏 tearoom toka(喫茶、ギャラリー)
まろやかな土地の湧き水がそれぞれの茶葉の魅力を不思議なほどに引き出す。
供されるのは、選りすぐられた単一品種の日本茶。カウンター越しの、茶葉の魅力を存分に引き出す独自の手前に見惚れる。お茶1種と菓子1種のコース(2,100円)と、お茶2種+菓子2種のコース(3,900円)の2種。いずれも迎えの茶が出る。
冬夏 tearoom toka
住所:京都府京都市上京区信富町298
TEL:075-254-7533
営業時間:11:00~18:00(17:30LO)
定休日:火水休
席数:6席
ティールームの奥には茶葉や茶器の販売スペースが。2階の〈ギャラリー日日〉は時期替わりでテーマを決め、器ほかを展示販売。