浸かって、遊んで、食べて、寝る。 最新温泉ガイド キーワード#4 アート

TRAVEL 2023.01.30

アートと温泉は実は相性がいい。ゆっくり湯浴みをしたあと時間にとらわれずに芸術の世界に没入する。現代アートとのコラボレーションや建築、景観までこだわりぬいた空間を味わおう。

1. 板室温泉 大黒屋

「保養とアート」がコンセプトの 1551年創業の老舗旅館。
室町時代から湯治の里として親しまれてきた板室温泉にある、470年以上の歴史を誇る老舗旅館が30年ほど前からアートな宿へと変貌。現代作家の個展が毎月開かれるほか、旅館全体にもアートを展示。菅木志雄さんの作品300点を展示する〈菅木志雄 倉庫美術館〉も必見。

<板室温泉 大黒屋>
栃木県那須塩原市板室856 全31室 1泊2名1室・1名23,100円〜(2食付き)
http://www.itamuro-daikokuya.com/

2. リバーリトリート雅樂倶

神通峡の自然と調和する 美術館のようなホテル。
建築家・内藤廣設計の洗練された空間に、中村卓夫など現代作家の独創的なアート作品約300種類が並ぶ。全室デザインが異なる客室には、部屋にいながらアートが楽しめる「中庭のアート」がある部屋も。庭の「アートウォーク」でオブジェ作品を見ながら散歩を楽しむのもおすすめ。

<リバーリトリート雅樂倶>
富山県富山市春日56-2 全23室 1泊2名1室・1名35,000円〜(2食付き、入湯税別)
https://www.garaku.co.jp/

3. 瀬戸内リトリート青凪

美術館をリノベーションした 安藤忠雄建築に泊まる。
「瀬戸内国際芸術祭」など、瀬戸内エリアは今や日本の一大アートスポット。ここは、そんな瀬戸内の雄大な景色が一望できる、オールスイートのスモールラグジュアリーホテル。安藤忠雄建築ならではの、余計なものをそぎ落としたミニマルな空間はアート作品そのもの。

<瀬戸内リトリート青凪>
愛媛県松山市柳谷町794-1 全7室 1泊2名1室114,344円〜(2食付き)
https://www.setouchi-aonagi.com/

text : Motoko Sasaki edit : Kana Umehara

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