ハナコラボSDGsレポート 銀座〈METoA Ginza〉で“風”を見る!アトラクションを通して学ぶ“風の見える化”技術の可能性
ハナコラボ パートナーの中から、SDGsについて知りたい、学びたいと意欲をもった4人が「ハナコラボSDGsレポーターズ」を発足! 毎週さまざまなコンテンツをレポートします。第64回は、編集者として活躍する藤田華子さんが、銀座にある三菱電機イベントスクエア「METoA Ginza(メトアギンザ)」へ行ってきました。(PR/三菱電機)
風が見えるから、ぐんとリアルに!風と私たちの密接な関係
まずは2Fの企画展示フロアへ。大迫力のビジョンが設置されたこのスペースでは、風を見ながらジェスチャーでミッションを達成するアトラクションを体験できます。私がチャレンジしたのは、「空飛ぶクルマで急患のもとへ向かう」「風に邪魔されないようドローンで畑に種を撒く」「風がやんでいる間にクレーンを引き上げ荷物を運ぶ」といったもの。「なるほど、風ってこんなシーンで影響してくるのか!」と勉強になります。
ちなみに、風を見るために欠かせないセンサーが“ドップラーライダー”です。
「信じられないかもしれませんが、レーザー光を用いて大気中のちりや微粒子を捉えることで、風向や風速をリアルタイムに計測するんですよ。すでに空港などで使われている装置です」と、ご担当者さん。たとえば空飛ぶクルマが開発されても、風向きや風速がわからなければ安心して運転することはできませんから、重要な装置です。今回、風をテーマにした展示にしたのも、ドップラーライダーはじめ“風の見える化”についての研究や技術に触れて欲しいという想いからだそう。
本来見えないはずの風が見えるから、どこにどんな課題があるのか、どう生活と結びついているのかがぐんとリアルに体験できました。最後に感想を残し、次のコーナーへ向かいます。この感想は、技術者、開発者の方にシェアされるそう。
ビルの高さで風はどう変わる?
私が東京で暮らす中で驚くのが、ビル風の強さ!田舎で過ごしていたころには感じたことのない迫力です。ビルの高さでどのように風が変化するかを“視覚的に捉える”体験ができるスポットもあります。手をかざすことでビルの高さを上げ下げし、風速・風向センサーに向かってうちわで仰ぐと、風向きや強さがどう変わるのかが一目瞭然。
これまで体験してきたような風と共存する未来を叶えるために、これからの街の設計には、風を見るという視点も加わるかもしれない、そんなことを思いました。
未来がここに!空飛ぶクルマに乗車する特別体験
続いて、映像に合わせて座席が動く「空飛ぶクルマ」のバーチャル乗車体験へ。音声ガイドが東京の上空を案内してくれるので、おなじみの建物をたくさん発見しました。ビル風が心配ですが、風を見ることができればきっと大丈夫。
ビュンビュンと速いのに、大きな揺れもなくあっという間に目的地に到着。これが実現したら、医療や災害など多くのシーンで役に立つことでしょう。SFの世界かと思っていた「空飛ぶクルマ」が、ぐんと身近なものになりました。