SDGsを学んで、考えたこと。 『ハンサムゼミ』出演メンバーがお答え!SDGsの素朴な疑問Q&A
“今やるべきこと”を体験しながら学ぶテレビ番組『ハンサムゼミ』に出演中の溝口琢矢さん、松岡広大さん、兵頭功海さんとSDGsについてじっくり考えました。今回は、3人からの素朴な疑問を川廷昌弘先生に答えてもらいました!
Q.1『SDGsを広めるために乗り越えるべきハードルとは?』
日本ではSDGsが採択された当時から大企業が先立ってサステナブルな取り組みを行っていたため、「SDGs=企業に期待するもの」と認識されてしまったかもしれません。ただ、ここ数年で若い世代を中心に積極的にアクションを起こす人々がとても増えています。彼らの柔軟な発想がいい刺激となり、企業のトップにいるような方々がSDGsを自分ごととして実感することが、今後より一層求められると思います。
Q.2『覚えておくべき認証ラベルについて教えてください』
私たちの生活に身近なものだと、飲料や食品の紙容器などに付いているFSC(森林管理協議会)や、魚介類に付いたASC(水産養殖管理協議会)、コーヒーやバナナなど幅広い商品に関わる国際フェアトレード認証ラベルなどがあります。種類が多くて混乱してしまうと思いますが、日本サステナブル・ラベル協会が信頼できる国際認証を選んで推奨しているので、ぜひホームページを見てそれぞれのラベルの意味について学んでみてください。
Q.3『どの行動がどの目標につながっているのかわかりやすく学びたい!』
目標に合わせてアクションをまとめたものはあるのですが、逆引きにしたものは意外とないんです……。どんな行動がどの項目に当てはまるのかは、自分たちの発想次第。例えば、ゴミの分別だけでも「つくる責任 つかう責任」や「海の豊かさを守ろう」など複数の項目につながっていますよね。このように「これとこれが関係あったのか!」という発見があると思うので、自分で逆引き辞典を作るつもりで想像しながら行動してみてください。
ハナコラボからも質問です!
Q.1『SDGsを“自分ごと”としてより深く考えるためには?』
国連が決めた世界の共通目標をいかにローカライゼーションできるかが重要です。日本でも、多くの自治体が発表する総合計画にSDGsについての項目を記載し始めているので、それをチェックすることで自分の暮らす地域の抱える課題について知ることができます。家族や友達など身近な人たちと、暮らしからSDGsについて考えてみてくださいね。<>
Q.2『現時点でどれほど目標達成できているのか知りたい!』
国連広報センターのホームページで、1年ごとの達成状況を知ることができます。また、「Sustainable Development Report」というサイトでは各国の目標ごとの現状が色分けされているので、より視覚的に問題点を理解しやすくなっています。今年7月には日本政府が4年ぶりに国連へ報告書を提出予定なので、公表されたら調べて見てみましょう。
Q.3『2030年を達成目標の年に設定しているのはなぜ?』
SDGsの前身といわれるMDGsの達成目標年であった2015年を経て、未解決課題や新たな環境・社会問題を解決していくために世界中の人々が議論した結果、SDGsが誕生し、目標達成が2030年に設定されました。新型コロナウイルスの影響でSDGsの達成がより難しくなったともいわれていますが、少しでも素敵な2030年に向けてみんなで頑張りましょう。
【CHECK】若手俳優がSDGsを学ぶ新番組!
総勢14人の若手俳優たちが“今やるべきこと”を体験・学習するバラエティ番組『ハンサムゼミ』が放送中!MBS(関西ローカル)にて毎月不定期放送、ひかりTVにて独占スピンオフ番組も配信中。
Navigators
◆川廷昌弘(かわてい・まさひろ)/博報堂DYホールディングス CSRグループ推進担当部長。SDGsアイコン日本語版の制作に携わり、昨年ジャパンSDGsアクション推進協議会を発足。著書に『未来をつくる道具 わたしたちのSDGs』。
◆溝口琢矢(みぞぐち・たくや)/1995年5月9日生まれ。2007年俳優デビュー。近年の出演作に舞台『モダンボーイズ』など。7月に主演舞台『クロードと一緒に』の上演を控える。
◆松岡広大(まつおか・こうだい)/1997年8月9日生まれ。2012年俳優デビュー。主な出演作は、ミュージカル『スリル・ミー』、映画『いなくなれ、群青』など。ラジオ『松岡広大のDressing Park』も配信中。
◆兵頭功海(ひょうどう・かつみ)/1998年4月15日生まれ。2019年俳優デビュー。ABEMAオリジナルドラマ『ブラックシンデレラ』、テレビ東京ドラマホリック!『DIVE!!』に出演中。