アップサイクルグッズカタログ。 古材や廃材がインテリアや洗剤に生まれ変わる!注目のアップサイクルグッズ6選
世界が注目するファッション&インテリアの最新トレンドでもあるアップサイクル。環境のことを考えたものづくりには、使う側の意識を変えるメッセージも込められています。インテリアアイテムから洗剤まで、アップサイクルグッズはバリエーション豊か。そこで今回はデザイナーと作り手が切磋琢磨した、洗練のアイテムをピックアップ。
1.家中の掃除に使える魔法のパウダー。〈rerum nature〉のホタテ洗剤
産業廃棄物のホタテの貝殻から作ったパウダーは、水に溶かしてあらゆる洗剤代わりに使うほか、食品の洗浄や入浴剤、口内洗浄にも使用可能。使用済みパウダー水は配水管や河川をきれいにしながら自然に還るのもうれしい。618ホタテパウダー1,000円、618ホタテソープ650円(共にレルムナチュレジャパンカスタマーサポート)
2.音が聴こえてきそうな楽器の照明。〈THROW BACK〉のシンバルライト
吹奏楽などの部活動出身者の心をくすぐる、楽器のシンバルをそのままシェードに使ったペンダントライト。使い古された真鍮の質感も美しく、リビングやダイニングに吊るして、好きなクラシックやオーケストラの音楽を響かせたい。〈THROW BACK〉では、ほかにもドラムや自転車のホイールを使った照明も制作。参考商品(THROW BACK)
3.植物がなじむアースカラーのポット。〈Ipponki〉の植木鉢
リサイクルウッドを配合し、ウッド調の表面処理を施したエコポット。天然素材ならではのナチュラルな風合いは、どんなインテリアにも似合いそう。多肉植物や観葉植物を入れて、部屋のなかで使いたい。使用後は砕いて土に混ぜると分解されやすい。ブラクトエコポットM各600円、ソーサー各200円、植物参考商品(全て一本木 Ipponki 0551-38-3015)
4.保存容器としても使える多目的食器。〈市原製陶〉のTRIP WAREシリーズ
“旅するうつわ”と名付けられたTRIP WAREは、回収された古食器を日本に1台しかない食器専用粉砕機で粉々にしたものが原材料。フタはお皿にも使え、ボウルにセットすれば保存容器に。作り置きおかずを保存して、そのままテーブルへ。カップ90 各1,000円、フタ90 各700円、ボウル130 各1,100円、フタ130各900円(全て市原製陶 0572-67-2141)
5.再生紙のテクスチャーに触れる。〈ばりん家〉のパソコンケース
南アフリカのデザイナーやローカルブランドのなかから、雇用問題や女性支援、環境問題、アップサイクルに取り組んでいるブランドをセレクトして販売する〈ばりん家〉。素朴さが魅力の紙製パソコンケースは、南アフリカの包装資材工場から集めたリサイクルペーパーに特殊加工を施し、耐久性をアップ。各4,000円(ばりん家)
6.手のひらサイズのニット帽。〈ピープルツリー〉のニットチャーム
エシカルなアイテムやフェアトレードの専門ブランド〈ピープルツリー〉は、アップサイクルの宝庫。小さな手編みのニット帽は、ネパールの生産者パートナーが、セーターなどの余った毛糸(リサイクルウール)で作っているため、色柄は世界にひとつの1点もの。クリスマスツリーのオーナメントにも。各650円(ピープルツリー)
(Hanako1190号掲載/photo:Norio Kidera, Shinnosuke Yoshimori styling:Rina Taruyama model:Yuki Tanioku text:Motoko Sasaki edit:Kana Umehara)