静寂と軽井沢の食の楽しみ、自分のための時間を 大人の軽井沢を体験、〈ホテルインディゴ軽井沢〉へ TRAVEL 2022.05.16

日本の別荘地として歴史と格式のある軽井沢。その地に日本で2つ目の〈ホテルインディゴ軽井沢〉が誕生した。自然、そして食を通して、くつろぐために過ごすホテルだ。古くから多くの人が避暑地として選び、都会からの生活から体と心を休める軽井沢の地。そんな軽井沢だからこそ、自分のための時間を過ごせるホテルが実現した。

ここでひたすらくつろぐことが、仕事です

1880年代にカナダ人宣教師が避暑地として見出した軽井沢の地。その後、ゴルフ、テニス、乗馬などのスポーツの場としても、作家ら文化人や政治家らが利用し、別荘地としての個人利用や名門ホテルもある場所として歴史を刻んでいる。そんな地にHOTEL INDIGOブランドでは日本で2軒目となる〈ホテルインディゴ軽井沢〉がオープンした。モダンで低層の施設は、豊かな自然に囲まれた敷地の中で、食や温泉が満喫することができる場所だ。
HOTEL INDIGOはその土地の文化や歴史を取り入れたホテルづくりを心がけるブランド。箱根に次ぐ2軒目となる、軽井沢はシックな建物の中にスパとジム、宿泊、レストランなどの建物が、自然の中に内包されるように点在する。館内には軽井沢をテーマにしたアートワークが配置され、レストランでは地元産の食材が積極的に使われるなど、随所に軽井沢を実感できる工夫が凝らされている。
中でも注目すべきは環境への配慮だろう。施設の建築素材として主に木材を使用し、うち8割は長野県産のカラマツだ。いずれも伐採時期を迎えた木材を使用。こうした木材の利用は鉄筋コンクリートの建物よりも、炭素放出量を抑える役目があるそうだ。

広大な館内の庭やロビーなどで自然を感じながら過ごすのも気持ちよいが、お部屋の心地よさもまた格別。室内にはソファも用意されていて、二人でもゆったり過ごせるスペースだ。スタンダードタイプはホテルのフォレストガーデンに面した「ガーデンビュー」、浅間山と小川のせせらぎを楽しめる「リバービュー」、リバービューのプライベートガーデン付きの3タイプ。広さはいずれも32平米とゆったりしている。リラックスしながら仕事をするワーケーションとしても利用できそうだ。

また、大浴場は疲労回復に効果のあるといわれる炭酸泉となっている。炭酸は保温効果を長く保つため、夏でも空調などで手先が冷えがちの女性にはうれしい話。スパ部門にはタイの名門スパの「ザ・スパ by HARNN」を併設。自然由来の香りが生かされたHARNNのエッセンスオイルは、世界のアロマテラピーでも注目されているもの。そんな最高のトリートメントも体験できるのだ。

高原の豊かな朝食

長野県といえば、りんご、ぶどうといった果樹の栽培が盛んな場所。産地の特性を活かした、長野県の加工品は<KAGARIBI>での朝食で楽しめる。冷蔵庫に並べられたのはカラフルなりんご、ぶどう、ブルーベリーのジュース。これらは「くだもの王国」である地元長野のなかひら農場のプロダクト。そして、パンは毎朝、キッチンから焼き立てが届けられる。どれも小ぶりなので、マフィン、クロワッサンと食べてみたいパンに「挑戦」できそうだ。暖かいミールコーナーでは、フレンチトーストは大人気のメニューだ。

軽井沢の名店めぐりや街歩を楽しんで疲れたら、炭酸泉で疲れを癒し、夕食は地元の肉野菜を使用したイタリアンを堪能する。朝は地元の食材が並んだ朝食テーブルへ。〈ホテルインディゴ軽井沢〉での1日はあっという間に過ぎていきそう。せっかくだから2泊はしてみたい、そう思わせるホテルなのだ。

ホテルインディゴ軽井沢
■長野県北佐久郡軽井沢町大字長倉字屋敷添18-39
■0267-42-1100
■全155室

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