天国にいちばん近い島。 【絶景編】 世界遺産・ニューカレドニアのラグーンへ行ってみた。
“天国にいちばん近い島”として知られる、南太平洋の楽園「ニューカレドニア」。島々を取り囲む世界最大のサンゴ礁ラグーンがユネスコ世界遺産登録10周年を迎えた節目の今年、旅に出てきました。絶景編とグルメ編、2回にわたってレポートします。エメラルドグリーンの海は一生に一度は見る価値あり。
成田空港からエアカランでひとっ飛び
現地時間は日本から2時間進んでいるだけなので特に時差ボケもなく、滞在時間を有意義に過ごせるのも忙しい女性には魅力的。
今回の宿は、首都ヌメアから車で約2時間半、ブーライユ・デヴァ地区にある5つ星のラグジュアリーホテル〈シェラトン ニューカレドニア デヴァ スパ&ゴルフリゾート〉。伝統的なメラネシアン建築を模して造られた美しいロビーに圧倒され、しばし立ち尽くしてしまいました。
広大な敷地の中には、さまざまなタイプの部屋がありますが、リゾート感を満喫できる1棟独立型の「トラディショナル・ドメイン・バンガロー」がイチオシ。世界遺産のラグーンを目の前に望めるビーチ沿いに建てられたバンガローもあり、特にハネムーナーに人気だそう。
“天国”の舞台となった離島・ウベア島へ、いざ!
今回の旅の最大の目的は、ニューカレドニアが「天国にいちばん近い島」と呼ばれるきっかけとなった、同名の日本映画の舞台・ウベア島(離島)を訪れること。ヌメアの〈マジェンタ空港〉から国内線飛行機の「エア・カレドニア」で約35分のフライトでサクッと到着です。
離陸時には曇っていましたが、島が近づくと運良く天気は回復し、このエメラルドグリーンの海を飛行機の下に望むことができました。
いよいよウベア島に到着。細長い形をした島には現在約4000人が暮らし、メインストリートがたった1本と、ホワイトサンドの砂浜が約25kmほど続いています。
こちらは映画「天国にいちばん近い島」にも登場した〈ムリ橋〉。ウベア島の中でも特に海が美しいとされるエリアです。
気が向いたら、小舟に乗って更なる離島を目指してみて。太陽と運が味方してくれた日には、透明な海でウミガメやイルカにも出会うことができ……、まさに地上の天国!
ウベア島に住む日本人女性のお宅訪問♪
ガイドさんの知人に、2006年にウベア島に嫁いだ日本人女性(マサコさん)がいるとのことで、特別に自宅を見学させていただきました。電気はソーラーパネルでまかない、食べ物も自給自足がメインという素朴な暮らしぶりが伺えました。
不便はないの?という質問に、「慣れているのであまり不便は感じませんね」とあっけらかんなマサコさん。慌ただしい時間が流れる日本より、ウベア島でのライフスタイルが肌に合うのだとか。赤ちゃんも大自然の中でわんぱくに育っていました。
波の音を子守唄に眠れるホテル
マサコさん宅をあとにし、島にある2つのホテルのうちの一つ〈HOTEL BEAUPRES〉へ。敷地内には12棟のバンガローがあり、宿泊しない人も使えるカフェを併設。目の前がビーチなので、波の音を聞きながらリラックスできます。お願いすれば空港から送迎してくれるそうで、これは便利。
このホテルのディレクターは14年間ニューカレドニアに住むフランス・カンヌ出身の方だそう。曰く「これまで訪れたどのフランス領よりも、ゆっくりとした時の流れの中で健康的な生活をおくれるウベア島にすっかり魅了されている」のだとか。
ニューカレドニアは森も魅力!
というわけで、亜熱帯の森が広がる〈巨大シダの森公園〉を、ガイドさんの案内のもと“奇跡の遭遇”を目指してトレッキングしました。残念ながらカグーに出会うことはできませんでしたが、ダイナミックに根を張る南国の森に心も体も癒やされたのでした。
ホテル発のグラスボトムボードでニモにHello!
宿泊先の〈シェラトン ニューカレドニア デヴァ スパ &ゴルフリゾート〉では、ホテル発のグラスボトムボードを体験することができます。ガラス張りの船底にフレームインしてくるウミガメやクマノミに乗客みんなで一喜一憂する楽しいひととき!
ユネスコ世界遺産登録10周年を迎えるニューカレドニア。エメラルドグリーンのラグーンが織りなす美しい絶景に、何度も言葉を失う体験が待っていますよ!
(Cooperation:ニューカレドニア観光局、エア・カレドニア・インターナショナル航空)