初となる待望の自著を発表! “ビリギャル”小林さやかさんが語る、自己肯定感の高め方と「人に愛される力」の重要性とは?

LEARN 2019.05.12

今春、初めての自著を発表した、“ビリギャル”こと小林さやかさん。同世代のハナコラボメンバーとともに、自分らしくいるために大切なことや幸せについて語り合いました。

小林さやかさんが、いま自分で本を書こうと思った理由は?

Author…小林さやか/慶應義塾大学卒。ウエディングプランナーとして活躍後、フリーに。講演活動やイベント企画など幅広く活動。今春から教育学研究のため大学院へ進学。 
Author…小林さやか/慶應義塾大学卒。ウエディングプランナーとして活躍後、フリーに。講演活動やイベント企画など幅広く活動。今春から教育学研究のため大学院へ進学。 

『学年ビリのギャルが1年で偏差値を40上げて慶應大学に現役合格した話』(坪田信貴著、以下『ビリギャル』)で、一躍話題の人となった主人公の“ビリギャル”、小林さやかさん。彼女が書き下ろした『キラッキラの君になるために』では、夢にまで描いた大学生活の話(「こんなはずじゃ…」ってこともあったらしい)や結婚と離婚、突然北海道の高校へインターンに行った話など、31年の半生をありのままに綴っている。

Interviewer…徳田 葵(右)/ビジネスタレント。生放送コミュニティ「Schoo(スクー)」パーソナリティも務める。 川久保美月(左)/ハナコラボディレクター。ベンチャー企業に勤務経験アリ。
Interviewer…徳田 葵(右)/ビジネスタレント。生放送コミュニティ「Schoo(スクー)」パーソナリティも務める。 川久保美月(左)/ハナコラボディレクター。ベンチャー企業に勤務経験アリ。

今回は小林さんと同世代のハナコラボメンバー徳田葵さん、川久保美月さんが本を読んで感じた恋愛や仕事との向き合い方、幸せについてなどをざっくばらんに聞こうとインタビュー。そもそもいま、自分で本を書こうと思った理由は?

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「『ビリギャル』がヒットして、全国各地の学校で講演する機会をいただいたんです。そこでたくさんの生徒たちと話すと、夢も希望もない昔の私と同じような子がたくさんいて。私は母や指導してくれた坪田先生のおかげで“自分ならできる”と信じて大学受験に挑戦し、将来の可能性を広げることができたけど、彼女たちの周りにそういう大人はいるだろうか、私にできることはないのかと思うようになって。『ビリギャル』は奇跡の物語なんかではなく、自分を信じたらあなたにもできるし、キラッキラの大人になったら世界は広がるよってことを後輩たちに伝えたいと思って書きました。若い人たちに対して平気で“できるはずない”って言っちゃうような親世代、“人生が楽しくない”と思っている人たちにも読んでほしい」と小林さん。

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「自己肯定感が低いままでは人生は楽しくならないしね」という小林さんの言葉に深く頷く徳田さん。

自己肯定感を高めるには、ワクワクの種をくれる人の存在がキー。

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「SNSが身近な私たちの世代は、他人にどう見られているか常に気にしたり、誰かと比べて落ち込む人が多いですよね。自分の幸せは他人には決められないのにそれがわからない。でも、この本を読むと周りの目なんて気にせず、もっと自分に正直でいいし、そしたら毎日が輝きだすよって教えてもらえる気がします」(徳田)

自己肯定感を高めるためには、ワクワクの種をくれる人、コーチ(メンター)の存在も大事と小林さん。ワクワクを見つけることでビジョンを描くことができ、力が湧いてくるという。

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「私も同感です。以前の職場がまさにそうで、こういう人になりたいって思える先輩がたくさんいました。仕事はハードだったけど、すごく楽しかったし、頑張れたんですよね」(川久保)

ポジティブな言葉や姿勢…「人に愛される力」も重要。

そういうメンターとの出会いと同じくらい、人に愛される力が重要、と小林さんは続ける。

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「私は過剰なくらい人に感謝するし、相手のいいところを見つける天才だと思う。そういうポジティブな言葉や姿勢って人を幸せにするし、自分も幸せな気持ちになる。するとどんどん自分を応援してくれる人が増えて、いい環境になる。人を責めたり、環境を諦めたりする前に自分が変わる。キラッキラな人が増えたらもっと良くなると思うんですよね、世の中が」

『キラッキラの君になるために ビリギャル真実の物語』

1,400円(マガジンハウス)
1,400円(マガジンハウス)

“ビリギャル”はその後どうなったのか。就職、転職、結婚と離婚、“呪われた家族”と呼ばれた小林さんの家族の現在などを綴る。「中身はけっこう笑えて泣けます。自分を変えるヒントを見つけてもらえればうれしいです」(小林)。

(Hanako1172号掲載/photo : Natsumi Kakuto text : Mariko Uramoto)

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