思わずスプーンが止まらなくなるかき氷って? 築地駅周辺はニューオープンラッシュ!注目グルメスポット3軒【イタリアンバル・焼き鳥店・カフェ】
築地駅を中心としたエリアにも、ニューオープンの波が。イタリアンバールや焼き鳥屋、カフェ……、肩ひじ張らず、しっかりおいしいのがうれしい共通点。Hanako『ふだんづかいの大銀座』「市場が移っても、活気は健在。ニューオープンラッシュの街。」より、築地駅周辺の注目グルメスポット3軒をご紹介します。
1.〈TSUKIJI Rodolfo Kitchen〉ひと手間が光る、気取らない料理に満たされて。
昨年7月、築地駅からすぐの新大橋通り沿いにイタリアンバールが誕生した。
店主の滝谷雄亮さんは、六本木の老舗イタリアンをはじめ、都内の店で約20年研鑽を積み、縁あってこの場所で独立。10年来の相棒というパティシエの荒川めぐみさんとふたりで切り盛りする。目指すのは、パスタ一皿、ワイン一杯から、誰でも気軽に立ち寄れる「街の食堂」。熟成肉などの凝った料理は封印して「〝親しみやすいけどほかにはない〞料理を心がけています」と滝谷さん。
ポテトサラダなら食材をすべて燻製して香りとコクをのせて。キャロットラペはクミンの風味が隠し味。薩摩赤鶏もも肉のはちみつオレンジマスタード焼きは、ショウガをたっぷり使い「ショウガ焼き風」の味わいの中にオレンジの香りが弾ける一皿に。
気取らず、それでいて気の利いた料理は、イタリアのビオワインと心地よくフィットして、荒川さん自慢のデザートで〆れば、お腹と心は隅々まで満たされる。
オープンから8カ月。近隣のオフィスワーカーをはじめ、日に日に増えていくリピーターの中には、場外で働く人たちの姿もあるという。
「築地は市場を中心に横のつながりと人情が深い街。市場で働く方々や街の人たちが気にかけて、育ててくださっている。とても心強いです」
食文化が息づく街に見守られながら、〈ロドルフォ〉は築地の新しい食堂として今日もオープンする。
〈TSUKIJI Rodolfo Kitchen〉
現地イタリアの味わいを閉じ込めた樽生スパークリングワインはグラス500円~。
■東京都中央区築地3-10-10
■03-6264-1457
■17:00~23:00LO(月~22:00LO)、土日祝15:00~23:00LO 不定休
■20席/禁煙
2.〈菜盆堂 Vinefru 築地〉ビネガーと野菜をメインにおいしく楽しくヘルシーに。
フルーツビネガーショップが、「おいしく健康に」をテーマにリニューアル。〈横井醸造〉の無添加酢に旬のフルーツを漬けた自家製の「ビネフル」を軸に、メニューがぐっと豊富になった。
イチオシは、ビネフルドレッシングで味わう菜ぼーる680円~。10種類の野菜とビネフルに一晩漬け込んだチキンが入って、しっかりお腹いっぱいに。ランチは選べるビネフルドリンク付き。
そして4月から登場予定のかぼちゃぷりん氷も必食。ふわふわに削った水素水氷に、かぼちゃプリンのソース、キャラメリゼナッツや煮かぼちゃ、自家製プリンをオン。氷の奥に潜む「塩かぼちゃ」がアクセントになって、スプーンが止まらなくなるはず!
〈菜盆堂 Vinefru 築地〉
一部メニューを除きテイクアウト可能。菜ぼーるさんどうぃっちなど新作も。
■東京都中央区築地2-9-9 コンフォート築地1F
■050-5359-3435
■12:00~20:30LO(ランチ~14:00LO) 日休
■15席/禁煙
3.〈築地 鳥たけ〉味よし、使い勝手よし。待望の焼き鳥屋がデビュー。
店は新大橋通りから路地に入ったビル2階。「築地には焼き鳥屋が少ない。よくやってくれた!とお客様に喜んでいただいています」と、築地育ちのオーナーはにっこり。使うのは、適度な歯ごたえと旨み、低脂肪&低コレステロールが特徴の信玄鶏。
昼のイチオシ、鶏の水炊き定食は、弱火で3時間煮込んだもも肉が驚くほど柔らかく、滋味あふれるスープは全身に染みわたるよう。
夜はキャリア30年の大将が絶妙な火入れで供する定番の焼き鳥のほか、ジューシーな軟骨入りつくね、ささみパクチーなど女子の心を掴む一品も豊富。
ランチ、デートや女子会、どんなシーンでもおすすめ。
〈築地 鳥たけ〉
揚げ物好きはランチの鶏カツもぜひ。丁寧にスジ切りしたむね肉のしっとり感は特筆。
■東京都中央区築地2-14-12 ユーロビル2F
■03-6264-0124
■11:30~14:00LO、17:30~22:30LO 無休
■34席/禁煙
Hanako『ふだんづかいの大銀座』特集では、おいしい銀座のお店を多数ご紹介しています。
(Hanako『ふだんづかいの大銀座』掲載/photo : Mariko Tosa, Megumi Uchiyama text : Asami Kumasaka)