四季折々の車窓に、地元食材の駅弁… 鉄道旅デビューしたい人必見!「鉄道女子旅」でおさえたい6つのポイント。
観光列車が続々と誕生したり、地方のローカル線が再注目されたりと、話題が続く鉄道界。前回は、鉄道女子の先輩、エッセイストの酒井順子さんとイラストレーターのなかだえりさんによる対談をお送りしましたが、今回は、鉄道で旅する上で押さえておくべきポイントをなかださんのイラストに添えて紹介します。
1.四季折々の車窓を楽しむ
「暑さ寒さを感じずに、夏の緑や冬の雪景色を見られるのが鉄道のいいところ」(酒井さん)。夏には海や緑を涼しい車内から見ていられる。
「日本海沿岸を走るJR五能線は冬がオススメ」(なかださん)
2.地元食材の駅弁を選ぶ
「いい駅弁屋さんは全国にあります。幕の内弁当もいいけど、地元の名物が入ったものを選んで」(なかださん)。鳥取駅などで買える〈アベ鳥取堂〉の「とっとりの居酒屋」はおつまみサイズのお惣菜がたくさん。
3.小さな駅で降りてみる
小さなローカル線は駅舎も魅力的。「観光地化されたにぎやかな場所よりも、地元の人しか使わないような駅の方が旅の風情を味わえますよ」(酒井さん)。銚子電鉄の銚子駅は、たたずまいが素敵だ。
4.かわいい車体を愛でる
のどかな風景を一両編成の列車が走っている様子は写真に収めたくなるもの。「小湊鐵道は東京からも近いし、手始めに行きやすい。かわいい車体と美しい景色がそろった、みんなに人気の鉄道です」(なかださん)
5.あえて、駅そばへ
「観光客向けのお店より駅前食堂が落ち着きます。駅によって味が違ったり、ある地点からうどんに変わったり。飛び抜けておいしい店に出会うことも」(酒井さん)。小倉駅では、立ち食いそばでなくうどんが主流。
6.荷物は最小限に
「網棚への上げ下ろしをしなくてもいい小荷物で。鉄道を降りてからの散策もしやすくなりますよ」(なかださん)。カバンの中には行き先の時刻表をお忘れなく。「ネットより一目瞭然ですよ」(酒井さん)
鉄道旅に出たくなったら…
(Hanako1160号掲載/photo : Hiromi Kurokawa text :Kahoko Nishimura edit : Chiyo Sagae)