センスが光るアート空間。 都内でお手頃な天然温泉!両国の人気銭湯〈御谷湯〉が気になる。
LEARN 2019.01.16
わざわざ遠出して温泉に行かなくても、都内の人気銭湯で気軽にリフレッシュしてみては?今回は、アート空間で天然温泉が楽しめる両国のおすすめ銭湯〈御谷湯〉をご紹介します。
老舗銭湯がリニューアル!三代目若旦那のセンスが光るアート空間に。
スカイツリーを望むビルの中にその銭湯はある。創業約70年となる老舗がリニューアルしたのは2015年。レセプションパーティでは浴場にDJを招き、壁画のライブペインティングで盛り上がった。そのとき完成したペンキ絵があるのは5階。今や日本に3人だけとなったペンキ絵師の一人、丸山清人氏による葛飾北斎『冨嶽三十六景』の一景が湯の花舞う天然温泉と一緒に楽しめる。
芸術性の高いアートタイルも。注目風呂をチェック!
泉質は弱アルカリ性の黒褐色で、湯冷めしにくいのが特徴だ。
天井が高く開放的で明るい印象の5階浴場とは対照的に、4階は洞窟をイメージ。尾形光琳の『紅白梅図』を再現したタイルアートを背景に黒を基調とした空間が広がる。通好みの「不感温泉」があるのは4階の内風呂。体温とほぼ同じ温度に設定されたお湯は、浸かっているうちその名の通り不感になり、果てしなく入っていられる。
日替わりの薬湯も楽しみの一つ!
両フロアにある薬湯は、ハーブや米ぬか、アロエなどの日替わりで、年に一度、冬至はゆず湯の日となる。湯上がり処で相撲部屋の力士に遭遇♡なんてサプライズも両国ならではのお楽しみ。
〈御谷湯(みこくゆ)〉
■東京都墨田区石原3-30-10
■0920-43-0770
■洗い場25席、スタンドシャワー2。
■15:30~2:00 月休(祝の場合は火休)
(Hanako TRIP『思い立ったらすぐ行ける!自分のための心休まる宿へ。』掲載/text : Shizuka Horikawa, Calcium Oshida photo:Yuko Moriyama)