週末プチ旅行は、都心から約80分の秩父へ。 名湯にグルメ、自然…秩父の人気温泉宿〈和銅鉱泉 ゆの宿 和どう〉でリラックス!
都心から特急で約80分とアクセスは抜群だから、思い立ったら、ふらり秩父へエスケープ。豊かな自然と名湯を味わいに、旅に出かけよう。今回は、秩父で泊まりたい人気温泉宿〈和銅鉱泉 ゆの宿 和どう〉をご紹介します。
由緒正しき鉱泉が湧く、秩父きっての名湯宿。
秩父七湯と呼ばれる鉱泉の中でも、最も古い歴史を持つとされているのが和銅鉱泉〝薬師の湯〞。その昔、武田信玄公が和銅金山採掘の際に開湯したと伝えられ、約5世紀もの間人々に愛され続けてきた。
和銅黒谷ある〈ゆの宿 和どう〉は、和銅鉱泉の湯を唯一たたえる老舗の湯宿。
宿に着いたら、まずは評判の湯に浸ってほっと一息。かつて金山で働く鉱夫たちが目薬や切り傷に良いと使っていたという湯は、肌にやさしくどこまでも柔らか。
大浴場には、古代檜造りの内風呂のほか木々に抱かれた露天も備え、その野趣あふれる趣が何ともうれしい。
大浴場の露天風呂。鉱泉と温泉の区別は湯の湧き出し温度によるもので、以前は25℃未満を鉱泉、25℃以上が温泉と定められていたが、温泉法が変わった現在は25℃未満の湯も温泉と呼ぶように。宿では由緒ある湯の歴史を大切に、今なお鉱泉と表記している。
荒川の支流・横瀬川に寄り添う宿は、輝く水面を眼下に望み、耳に届くせせらぎが旅情をぐんとかき立てる。
本格懐石を独自にアレンジ!旬の味覚を贅沢に盛り込んだ滋味を堪能。
湯上がりのお楽しみは、地の食材を使った料理の数々。はしりに旬、名残まで、四季の薫りいっぱいに旅の食卓を彩る。
露天風呂付き客室の夕食は本格懐石を独自にアレンジした「和どう懐石」。焼物には松茸が登場。炭火で焼いて香り豊かに秋の滋味を堪能させる。
国産黒毛和牛の朴葉味噌焼き、松茸土瓶蒸し、柿の器に入った白和えなど、ひと品ひと品旬の味覚を贅沢に盛り込み提供。
豊かな自然に囲まれて、心身共にリフレッシュ!
鉱泉の湯と自慢の美味に満たされて、いつしか心も体もリフレッシュ。忙しない日常をちょっぴり離れ、ただひたすらにのんびりと。思い立ったらふらり秩父へ、のどかな時間に会いに行こう。
〈和銅鉱泉 ゆの宿 和どう〉
池袋駅から西武池袋線特急レッドアロー号に乗り西武秩父駅へ、御花畑駅から秩父鉄道に乗って和銅黒谷駅へ。和銅黒谷駅まで無料送迎あり。駅に着いたら連絡を。
■埼玉県秩父市黒谷813
■0494-23-3611
■全38室
■1泊2食付き10,000円~、露天風呂付き客室24,000円~
(Hanako特別編集「自分のための心休まる宿へ。」photo : Yuko Moriyama text : Etsuko Onodera edit : Chiyo Sagae)