『あの花』『氷菓』… 人気アニメの舞台になった神社、埼玉〈秩父神社〉・岐阜〈飛驒一宮水無神社〉へ初詣!
いつまでも色あせない感動と涙の渦にアニメファンを巻き込んだ作品たち。それら感動的なシーンの舞台となった神社を、シーンとともにご紹介。『あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。』の聖地、埼玉〈秩父神社〉と『氷菓』の聖地、岐阜〈飛驒一宮水無神社〉を、Hanako『幸せをよぶ、神社とお寺。』「あの人気作の舞台となった神社&街へ。」よりお届け!
『あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。』埼玉〈秩父神社〉
関東でも屈指の古社のひとつ。その神聖さ、荘厳さから多くの参拝者が訪れる、秩父地方の総鎮守。
毎年12月に行われる秩父夜祭はユネスコ無形文化遺産に登録され、作中に登場する一の鳥居の前に、多くの屋台や笠鉾が並ぶ。2013年には、劇場版のプレミア試写会が行われた。
『あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。』
略称『あの花』。仲の良かったグループは、一人の少女の死をきっかけに、それぞれの想いを抱いて散り散りに。高校生になった元グループリーダーの少年の前に、死んだはずの少女めんまが現れ、「叶えたい願いがある」と言い、ひと夏の奇跡が起きる。
〈秩父神社〉
秩父鉄道秩父駅から徒歩3分。八意思兼命(やごころおもいかねのみこと)をはじめとした四柱の神様を祀る。1592年に徳川家康から寄進された本殿は、埼玉県有形文化財。
■埼玉県秩父市番場町1-3
■0494-22-0262
■祈祷受付9:00~16:30
『氷菓』岐阜〈飛驒一宮水無神社〉
水無神(みなしのかみ)として「御年大神(みとしのおおかみ)」を主神に外十四柱の神々を祀る、飛騨地方の一宮。
春は芝桜、夏はバイカモの白い花が咲く常泉寺川が目の前を流れる。南方8㎞ほどにある宮川・朝市通りも、作中の「古典部」の面々がよく集まる場所として登場。
『氷菓』
人気推理小説シリーズのアニメ版。活動目的不明の「古典部」に入部した主人公は、ヒロインの強烈な好奇心の赴くまま、現在につながる過去の事件を推理していく。謎の解明につながる文集『氷菓』に秘められた真実とは?
〈飛驒一宮水無神社〉
『氷菓』内でも描かれる、女性の気品と幸福を祈る「飛騨生きびな祭」は全国から多くの人が集まる。境内の銀杏の木は、縁結びなどの御神樹として信仰される。JR飛驒一ノ宮駅から徒歩13分。
■岐阜県高山市一之宮町5323
■0577-53-2001
■授与所9:00~17:00
今回教えてくれたのは…
柿澤史行
一般社団法人アニメツーリズム協会事務局公益事業部部長。以前はKADOKAWAのIR・広報担当として「中の人」も務めた。2016年9月より現職。
Hanako『幸せをよぶ、神社とお寺。』特集では、全国のおすすめ神社・寺・聖地を多数ご紹介しています。
(Hanako1168号掲載/text : Marika Watanabe)