ものつくりの神様!〈安房神社〉でクリエイティブな運気をアップ|MARIKOの心潤う神社巡り

LEARN 2023.08.28

神社検定1級を持つモデル・MARIKOさんの連載がパワーアップ!心のデトックスになる神社紹介や、いまさら聞けない、神社に関する疑問解決など、明日、参拝しに行きたくなる情報満載でお届けします。

みなさん、この夏はいかがお過ごしでしょうか?私は実家に帰省して、やっぱり旅っていいなと感じています。
さて、今回は少し足を伸ばして千葉県館山市の〈安房(あわ)神社〉へ。あらゆる産業の神様であり、仕事で更なる発展を遂げたい方にはぴったりのパワースポットです。いざ、お参りしていきましょう!

“ものつくりの神様”とは?

安房神社

〈安房神社〉は紀元前660年創始とも伝えられる歴史あるお社。現在の千葉県南部の旧国名である安房国で最も社格が高いとされる一之宮でもあり、あらゆる産業の発展にご利益があるとして多くの実業家から篤く崇敬されています。

境内は広く緑が爽やかで、時折吹く海風が心まで清めてくれそう。〈安房神社〉は本宮である「上の宮」と摂社の「下の宮」からなり、「上の宮」には主祭神である「天太玉命(あめのふとだまのみこと)」と、その妻の「天比理刀咩命(あめのひりとめのみこと)」がお祀りされています。
「天太玉命」は天岩戸神話で活躍したものつくりの神様。太陽神である「天照大御神(あまてらすおおみかみ)」が天岩戸に隠れてしまった際、お出ましいただくための案を占い、祭具である鏡や玉などを作ったといわれています。このことから産業創始の神様として広く知られ、特にリーダーシップを高めてくださいます。また、共に祀られている忌部五部神は装飾や美術、紡績業などあらゆる産業の神様なのでクリエイティブな仕事をしている方にもぴったり。

下の宮
下の宮

「上の宮」から少し歩いた先にある「下の宮」はまた違った雰囲気。主祭神である「天太玉命」の孫の「天富命(あめのとみのみこと)」と、弟である「天忍日命(あめのおしひのみこと)」をお祀りしています。
「天富命」は安房国を開拓し、祖父の「天太玉命」をお祀りして〈安房神社〉の起源を作りました。開拓の神様としても有名なので、新しいことに挑戦したい、突破力が欲しい方にもおすすめです。

「お水取り」で特別なご利益をいただこう

〈安房神社〉では本殿裏の吾谷山(あずちやま)の湧き水をいただく「お水取り」と、境内の清浄な砂をいただく「お砂取り」をすることができます。
どちらも希望する際は玉串料を納め、お祓いを受けてからいただきますよ。神さまのご利益をより感じたいときはぜひ体験してみて。

圧倒的な存在感の御守り

(左から)金運守、神氣守。
(左から)金運守、神氣守。

参拝でパワーチャージして心もシャキッとしたところで、ぜひご紹介したいのがこちらの「神氣守(しんきまもり)」「金運守」。「神氣守」は仕事から家庭まですべての運気を向上させてくださる力強い御守り。「金運守」は「下の宮」の御祭神「天富命」が黒潮に乗って安房国にやってきたことから船と波がデザインされています。〈安房神社〉は仕事運向上のご利益があることから金運アップでも有名。まさに〈安房神社〉ならではのパワフルさを感じる御守りです。

長い間ありがとうございました!

MARIKOさん

実は『MARIKOの心潤う神社巡り』は今回で最終回となります…!
リニューアル前から数えると約2年間、神社に関する様々なことを連載で発信してきました。スタートしてすぐコロナに見舞われましたが、そんなときこそ癒しとなればと取材にも力が入ったのを覚えています。拝礼作法や御守りについてなど、意外と知らない神社の知識もご紹介しましたね。普段何気なく行っている神社も知ることによって見え方が変わり、いつもの参拝が違って感じられるのではと思います。

なにより神社は心身をクリアにし、本来の自分を取り戻すことができる場所。この連載を通してみなさんが少しでも神社を身近に感じてくださったらうれしいです。これからもマイペースに神社について発信していきますので、ぜひSNSなどもチェックしてみてくださいね。

ご愛読いただいたみなさま、心からありがとうございました!

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