通算11年目の保育園生活、3度目の卒園式が終わりました!|モデル asacoの4回目の育児 – fourth time around MAMA 2020.03.03

この連載は……
モデルとして雑誌やCMに出演するいっぽう、夫婦で手がけるケータリング業「マフィオ」として、最近はママキャンパーとしても活躍中の asacoさんの連載。2018年5月に4人目のお子さんを出産して、ますますにぎやかになった家族との毎日。4児の母ってどう?家事やお仕事は?などなど、なにげない日常から感じたことをつづります。

vol.40 「通算11年目の保育園生活、3度目の卒園式が終わりました」

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コロナウイルスで落ち着かないこんな年に限って、我が家には2人、卒業を迎える人がいます。6年生の長女りねんと、年長さんの次女すいちゃん。
小学校は3月から突然の休校となって、親主催の卒業イベントに向けて、4月からずーっと担当していた係の仕事も佳境をむかえていたにもかかわらず敢えなく中止となり、仕方ないとはいえ、ため息が絶えない日々…。
極めつけに3月16日からふたたび学校が始まるかと思いきや結局休校になって、開催予定の卒業式も果たして無事できるのだろうかとハラハラしています。

そんな中、先日保育園の卒園式は無事に開催となったのでした。とはいえ、もちろん在園児も来賓も参加はなく、内容はギュッと縮小して。でも、こんな時期で判断もむずかしい中、開催を決めてくださった園の先生方には頭の下がる想いです。
すいちゃんはずいぶん前から、卒園式はサンタさんにもらったキラキラのワンピースを着て行くと張り切っていて、それを叶えてあげられただけでもよかった〜と心からホッとしたのは言うまでもなく。

そして、コンパクトな式になるのだから、いくら泣き虫のわたしでもさすがに泣く場面なんてないだろうなぁって思っていました。
そしたらまさかの、すいちゃんが教室に入場してきたその瞬間に、涙腺が崩壊しそうに!自分でもびっくりしたし、なんだったらすこし離れた場所にいたりねんがそんなわたしに気づいて「ママ、はや過ぎっ!」と、笑いをこらえながらこちらを眺めていました…。
となると、おそらく他にも気づいた人いるよね、きっと。でも、目の前のすいちゃんが、起立、着席をするだけでも「成長したなぁ」って泣けてくるし、卒業証書を受け取ったり、お歌を歌ったりなんかした時にはもう、…限界でした。

卒園式でもらったかわいいお花。とってもうれしかったようで、毎日水やりを欠かさず、育てる気満々なすいちゃんです。
卒園式でもらったかわいいお花。とってもうれしかったようで、毎日水やりを欠かさず、育てる気満々なすいちゃんです。

すいちゃんは1歳児クラスから保育園に通い出しました。本当は0歳児から入園させる気でいたのだけど、当時、3人目で最後の育児だと思っていたわたしは、赤ちゃんのすいちゃんと日中離れるのがつらくなってしまって。
悩みに悩んで、1年入園を遅らせることにしたのでした。あの頃は現場にすいちゃん連れが当たり前で、大変なことももちろんたくさんあったけれど、それ以上にいつもすいちゃんの温もりを感じられることがしあわせだったなぁ。

そんな彼女も、いつの間にか3つの園を渡り歩く保育園ベテランさんに。というのも、引越し諸々事情がかさなって、毎度慣れたころに次の園に転園せざるを得ず。
しかも、最終的に行き着いた現保育園に入ったのは4人目のかぜおくんが生まれたまさにその月で、親もバタバタな上、彼女自身も末っ子で存分に甘えられていた立場から一転、突然弟ができてお姉ちゃんになって、それこそ落ち着かない日々だったはずです。

先生に「すいちゃんって本当におとなしいですよね」って言われたときは純粋に「あ、ねこかぶってるな」って思ったのだけど、今思えばきっと、そんな環境で自分を出せずにいたのかも知れなくて、ちょっぴり反省。。も、いつの間にか保育園でも素のすいちゃんになって、「たのしい!」ってことばも増えて、年長さんになると年下の子たちからたくさん慕われるようになって、どんどん表情が変わりました。
今年度はかぜおくんも同じ園の0歳児クラスに入ったので、弟と園で関われることもすごくうれしかったようです。

そんな、あまりに盛りだくさんな日々が走馬灯のように頭の中を駆け巡った卒園式。もしすいちゃんの下にかぜおくんが生まれていなかったら、通算11年続いた保育園生活自体がついに終わっていたのかと思うと、ちょっとゾッとしました。
小学生になって、生活で一番変わるのは子どもの送り迎えがなくなること。すんごく楽になるんですけどね、でもやっぱりさみしさもヒトシオ。わたしはまだまだあと5年続く保育園生活に、ホッと胸をなでおろしています。

ちなみに、卒園式で「大きくなったら、看護師さんになります!」と宣言していたすいちゃん。…正直初耳で、その瞬間だけ涙が止まりました。
旦那に目を向けると、彼もまた不意をつかれた表情。だよね、聞いてないよね(笑)。でも、生まれてたった6年で未来への夢を語れるだなんて、すごいことだなぁとしみじみ。しかも、親関係なく、自分自身でそう考えられたのだから大したものです。
わたしはいつだって、そんなすいちゃんを精一杯応援するのみ! 4月からの小学校生活も、ぜひ彼女らしくめいっぱい楽しんでほしいなぁって思います。そして、まずはこの状況で、ぶじ新年度が始まることを祈って。

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すいちゃんの書いた、将来の自分。看護師さんは初耳で意外だったけれど、ハートがついた制服に水色の靴って組み合わせがとってもキュートですいちゃんらしい。ちなみに、水色の靴はエルサの靴なのだそう(笑)。あまりにかわいいので、しばらくリビングに飾っておくつもりです。

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