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前田有紀の『週末・気分転〈花〉』 鎌倉で子どもとめぐる、紫陽花スポットへ。路地裏グルメもご紹介。 Learn 2022.06.27

10年のアナウンサー生活を経て、フラワーアーティストとして活躍する前田有紀さん。そんな彼女が世の頑張る女子の気分転換になるようなフラワーライフのアイデアを紹介してくれる連載。今回は、旬のお花、紫陽花の鎌倉散歩についてのお話です。

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梅雨明けも間近なのかな、と思うような夏の陽気が続いていますね。私の住む鎌倉は、去年や一昨年に比べても毎日大型バスを多く見かけるようになり、街中も観光のお客さんが戻ってきて、とても賑わっています。

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季節の花、紫陽花の観光が何より人気。長谷にある海を見渡せる紫陽花の庭がある長谷寺や、北鎌倉の明月院は、びっくりするくらい人が集まっています。道も混むので、そちら方面にはなかなか近づけないくらい。そんな中、少しだけひっそりしていてオススメなのが、二階堂、鎌倉宮の先ににある瑞泉寺。臨済宗円覚寺派のお寺で、鎌倉随一の花の寺、紅葉の名所としても知られています。紫陽花も本当に綺麗な我が家のお気に入りスポットで、家族でいってきました。駅からも離れているのでほどよい混み具合なんです。

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ここには、山門を抜けた先に紫陽花がたくさん植えられている回遊式庭園があるため、ゆっくり庭を散策しながら色とりどりの紫陽花を楽しめます。春から夏へと向かう時期の日本の風物詩である紫陽花。そのルーツは、奈良時代、『万葉集』にも歌われています。古くから愛されてきたお花だということがわかります。原産はガクアジサイで、昔から観賞用のお花として品種改良されてきましたが、江戸時代にはヨーロッパに伝わり、さらにさまざまな品種が生み出されました。私がガーデニングの留学していたイギリスのお城でも、教会の脇にたくさんの紫陽花が植えられていましたが、当時の私は紫陽花がもともとは日本から来ているなんて、知りませんでした。

さまざまな色があり、咲いている間にも色が変わる紫陽花には、「移り気」などといった花言葉が与えられていますが、小花が集まる姿から「家族団欒」というイメージも広まっています。我が家にとっても毎年必ず瑞泉寺に訪れているので、まさに家族の思い出のそばにあるお花の一つです。

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この時期見頃を迎える葉がほんのり白くなる半化粧や、夏から秋にかけて庭園を涼やかに彩る桔梗も咲き始めていました。夏の終わり頃にはタマアジサイが咲くので、この夏は紫陽花散歩と合わせて夏のお花に出会える瑞泉寺はおすすめのお寺です。

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ちなみに帰り道に、二階堂の〈ことり食堂〉というタイ料理のお店にいきました。路地裏にひっそりした入り口。階段を登ると、可愛らしい店内が出迎えてくれます。カオルックカピという、ココナッツミルクとスパイスの麵が絶品でした。二階堂を旅したらぜひ訪れてみてくださいね!

〈瑞泉寺〉
■鎌倉市二階堂710
■拝観時間9:00〜17:00

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