防災袋を作ろう編 防災ポーチの中身をカスタマイズしてみよう!【都市で暮らす女性のためのはじめての防災】

LEARN 2022.03.15

日本のあちこちで起こる地震、そして台風などの災害。“いつか大きな地震や台風が来る”と思ってはいるものの、備えも“いつかやろう”と思ったまま…。そんな人こそ必読の、防災袋を作る具体的なノウハウ、お教えします。今回は実際に防災ポーチを作ってみましょう。2月26日(土)発売Hanako1206号「自分を高める、学びの教科書。」よりお届けします。

【カスタマイズ編】必要に応じて、カスタマイズして入れるもの

自分の体質や習慣、嗜好などと照らし合わせ、「YES」の場合に入れたいアイテム例。あれもこれも詰め込みたくなるその前に、「本当に必要?」と考えてからポーチに入れよう。

Q1.普段、コンタクトをしていますか?
◆YESなら…予備のメガネ
使い捨てコンタクトのスペアもNGではないが、清潔に取り外しできる可能性は低い。粉塵が舞っている状況も考えられるので、メガネの方がより安心。

Q2.月経カップを使った ことはありますか?
◆YESなら…月経カップ
普段から使い慣れているのであれば、比較的長時間使える月経カップを。ナプキンやタンポンのようにゴミも出ず、匂いも気になりにくいのがメリット。

Q3.寒がりですか?
◆YESなら…カイロ
停電で暖房設備が止まってしまったり、屋外に長時間とどまらなければいけないことも。寒さが苦手な人は、ミニサイズでもよいのでカイロの準備を。

Q4.普段よく服用している薬はありますか?
◆YESなら…常備薬
たとえば頭痛持ちだったり、胃腸が弱かったり、生理痛がひどかったりなど体調面に不安のある人は、普段から飲み慣れている薬をポーチにも入れておこう。

Q5.肌が弱く、荒れやすいですか?
◆YESなら…アルコールフリーのウェットシート
除菌効果は低くなるが、アルコールフリーなので肌に優しく、顔を拭けたりなど意外と多用途。衛生面で気になるときは、除菌スプレーなどと併用しよう。

Q6.普段スマホを頻繁にいじる方ですか?
◆YESなら…小型ライト
非常時は停電の可能性が高いので、明かりはマスト。スマホに標準搭載されているライト機能も十分使えるが、バッテリーの減りが気になる場合は別途用意を。

Q7.ケガが心配ですか?
◆YESなら…包帯、靴擦れ防止パッド
絆創膏の常備だけでは心もとなく、ケガが心配という人は、止血のための包帯やガーゼ、靴擦れ防止パッドなど応急処置のためのグッズを手厚くしておこう。

Q8.非常時にパニックになりやすいですか?
◆YESなら…メモ&ペン
慌てていても、大切な情報を逃さないために。セキュリティ上、声を出さない方がいいシチュエーションもありうるので、筆談をするときにも重宝する。

Q.9方向音痴だと 思いますか?
◆YESなら…紙の地図
普段、スマホの地図アプリがないとどこにも行けない!という人のマストアイテム。自宅から会社までの最短ルートや避難所等をあらかじめ書き込んでおこう。

Q.10マスク内のにおいが 気になりますか?
◆YESなら…香りのアイテム
長時間マスクを着用していると気になってくる、マスク内のにおいや蒸れ。好きな香りをマスクにシュッと噴きかければ、ストレスの軽減にもなる。

Teacher…冨川万美(とみかわ・まみ)

NPO法人ママプラグ理事。アクティブ防災事業代表。『家族と自分の命をつなぐ最新常識今どき防災バイブル』監修。

(Hanako1206号掲載/photo : MEGUMI, Norio Kidera illustration : naohiga styling : Momoko Miyata text : Ikuko Hyodo)

Videos

Pick Up