BARをもっと、カジュアルに。 【番外編】北海道バーホッピング3選〜児島麻理子の「TOKYO、会いに行きたいバーテンダー」〜
お酒業界での広報歴12年!児島麻理子が、実力派のバーテンダーをご紹介します。第38回目は番外編!旅先でのバーの楽しみをお届けします。訪れたのは、北海道・札幌市。地元愛が強い札幌ならではのバーをホッピング。
1軒目は…〈ザ ロイヤルパーク キャンバス 札幌大通公園〉
マネージャー・上田 博也さん
■バーテンダー歴:10年
■生年月日:1984年11月3日
■星座:蠍座
■血液型:O型
■趣味:料理。得意料理はおでんです
■札幌の個人的おすすめ店:〈アモアール(創作料理)〉
旅のバーの嗜みは、情報収集しやすいホテルバーからが鉄則。今回は、札幌テレビ塔のすぐ横に位置する〈ザ ロイヤルパーク キャンバス 札幌大通公園〉のラウンジからホッピングをスタート。街とバーを知る3つの質問に対するバーテンダーさんのお答えは?
Q.こちらのバーの特徴を教えてください!
上田さん「ホテルのコンセプトは『北海道を体感する』なので、ここでは北海道を飲み物を通じて知っていただこうと思っています。利尻昆布とか道産の椎茸などもカクテルに使用できるんですよ。“ゆめぴりかとカルダモンのレモンサワー”、“リンゴ酒と和紅茶の相思相愛”など、北海道産の材料を使ったものや、“出汁ウォッカとニシバの恋人のブラッディメアリー”のように日本の魅力自体を伝えようとしているものもあります。私自身は実はシンガポールで出汁の会社のバーの立ち上げをしていたことがあり、出汁は自慢なんです!ブラッディメアリーに合わせた出汁を使っていますので、ぜひ試していただきたいなと思います」。
Q. 北海道の魅力は何でしょうか?
上田さん「北海道はやはり土地が広いからできることがあります。アップルブランデーやジンなども、素材を道内で育てて、お酒づくりもしてという地産がほんとにできているものが多いんですよね。ニッカウイスキーなどによる長いお酒づくりの歴史もあります。土地と歴史の強みがあるところに、他のエリアとは違う魅力があると思っています」。
Q. ホテルバーのおすすめの使い方はありますか?
上田さん「ホテルバーは旅の始まりにおすすめです。メニューにも北海道を知るヒントがありますから、それを見て気になったところなど、なんでも聞いていただけたらと思います。我々のバーは朝10時からオープンしていますし、ノンアルコールカクテルもあります。温かい時期は、屋上のルーフトップでのカクテルもおすすめですし、ワインのボトル売りもしているので、それを部屋でゆっくり飲んでいただくのもホテルならではの楽しみ方だと思います」。
北海道の魅力をカクテルで再発見したところで、次はホテルを出て、すすきのの街に向かいます。
上田さんのいるバーはここ。
「北海道を体感する」をコンセプトに北海道の木材を生かした空間や、北海道素材の食を提供し、札幌が目的地の人にも、起点になる人にも楽しんでもらえる場づくりを行う。木材の温かみがある客室には、レコードプレーヤーが置かれ、ラウンジで選んだレコードをかけられたりと体験型のステイが愉しめる。
■北海道札幌市中央区大通西1-12
■011-208-1555
■ラウンジ10:00〜23:00(L.O.22:30)
※状況に応じて営業時間は変更になります。