家電ファン&家電のプロ座談会。 今後注目すべき家電の分野は?『自分流にカスタムできるIOTツール!』
定番家電からニッチな単機能家電、今後注目のジャンルまで。家電フリークのふたりが思う存分、語ります。知っておけば必ずプラスになる、タメになる話がいっぱい!今回は今後注目すべき家電の分野について教えてもらいました。
家電のこれから。今後注目の分野は?
松橋周太呂(以下、松橋):コロナ禍を経て、家電に求めるものが変わってきたな、と感じることが増えませんか?
石井和美(以下、石井):そうですね。もしかしたら、以前から少しずつ変化は始まっていたのだけれど、それがコロナ禍で一気に吹き出したような、そんな感じがしますね。
松橋:単機能家電やニッチメーカーの躍進は、まさにそうですよね。
石井:そういう意味では家電の選択肢は増える一方ですね。
松橋:増えたら増えたで、何を選んでいいかと、また悩んでしまうのが人の常(笑)。
石井:私はシンプルに〝自分に足りないものを補ってくれる家電〞というのがひとつの基準になるんじゃないかと思っています。あれもこれも、という時代はもう終わったかな、と。実際にもうみなさん、そうやって選び始めていますし。
松橋:〝あったら楽しそう〞って思えるなら、単機能でもいいですよね。
石井:自分にとって抜群に使いやすければ、ストレスはないはず。
松橋:では、石井さんが今後注目している家電の分野はありますか?
石井:エアコンでしょうか。冷暖房だけでなく、加湿力、換気力をパワーアップさせたエアコンの開発に各社が乗り出しているようです。それはやはり、コロナ禍を通じて〝換気〞がキーワードになったことが大きいのでしょう。
松橋:なるほど。僕は家庭におけるIOTツールが気になります。
石井:まだまだ苦手意識を持つ人が多い分野ですよね。
松橋:そうなんです。でも僕が愛用している〈SwitchBot〉のハブミニは、家中の赤外線リモコンをひとつのアプリにまとめて、スマートリモコンになるスグレモノ。
石井:メーカーや年式がバラバラでも、全部ひとつにできるんですか?大手をはじめ、どのメーカーさんも自社アプリを推奨しますけど、どれも使い勝手がいまひとつで…。
松橋:ですよね!僕も同じ不満を抱えていて。いちいち違うアプリを立ち上げてたら、時間がかかってしようがない(苦笑)。それで、解決してくれるツールがないかと探して見つけたんです。
石井:さすが、〝時短の鬼〞!早速、チェックしてみます(笑)。
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◆家電プロレビュアー・石井和美(いしい・かずみ)/白物家電を中心に、製品レビューを15年以上執筆。茨城県守谷市に一戸建てタイプ「家電ラボ」を開設。大型家電を実際に動かし、テストも行う。家電ブログ(https://kaden-blog.net/)も人気。
◆お笑い芸人・松橋周太呂(まつはし・しゅうたろ)/お笑い芸人。“家事えもん”として情報番組に引っ張りだこ。掃除能力検定士5級ほか、ジュニア洗濯ソムリエなど資格も多数。『ほったらかし掃除術』ほか、著書も好評発売中。