わたしたちと食べること。 食べることにまつわる9つの“ゼロカーボンアクション”。「“てまえどり”」「量り売り」…
毎日、必ず何かを食べる。だからこそ、何をどう食べるかは、とても重要なこと。国内の食料自給率が低く、海外の輸入に頼る一方食品ロス量は年間600万トンという日本で今、何を選ぶべきだろう?食べることについてできることは、とても当たり前のことばかり。残さないできちんと食べる、旬の食材や地元で採れたものを食べる。昔からやってきたことを繋げていけば、それでもう大丈夫。
ACTION#1 フェアトレードやアップサイクルフードを選ぶ。
環境に負荷をかけず、持続可能なものづくりをしている品を選ぶ。通常捨てられる未成熟な摘果りんごを使ったテキカカシードル 330ml 627円(もりやま園 0172-78-3395)
ACTION#2 量り売りを利用する。
無駄に買って余らせてしまい、廃棄してしまうのはよくない循環。必要なものを必要な分だけ買う意識を持つように。スーパーなどの量り売りコーナーなどを上手に使っていきたい。
ACTION#3 スーパー、コンビニでは“てまえどり”をする。
牛乳や卵、弁当など消費期限が短い食品は販売期限が切れてしまえば廃棄されてしまうことを考えて。購入する時、すぐに食べる場合は期限が近いものから買おう。
ACTION#4 食べ物を残さない。
食べられる量を注文して、残す場合は持ち帰るように。持ち帰れば、店側で廃棄されず、次の食事として食べることで食費もおトクに。家で余った食材は保存食などにする工夫を。
ACTION#5 地産地消する。
現在、日本ではカロリーベースで約60%を輸入食品で賄っていて、フードマイレージ(食料の総輸送量×輸送距離)が大きくなっている。食品を購入する際は国産や地元のものを。
ACTION#6 規格外の野菜や果物を選ぶ。
形が整った野菜や果物だけが流通に乗るシステムにノーを言おう。規格外のものでも正規の値段で取り扱うスーパーも増えているので率先して選びたい。味はみんなおいしい!
ACTION#7 フードバンクに寄付する。
まだ食べられるのに処分されてしまう食品を、食べ物に困っている施設や人に届けようという活動。食品のロスを減らし、生活困窮者へのサポートにもなる。
ACTION#8 コンポストについて学ぶ。
生ごみなどの有機物を微生物の働きを活用して発酵・分解し、堆肥化させるコンポスト。家庭菜園用に自宅でコンポストをはじめたり、地域の共同コンポストを利用してもいい。
ACTION#9 生ごみは干して捨てる。
まず簡単にできる生ごみの処理方法を実践しよう。水分を含んだ生ごみをそのまま捨てると、焼却する時かなりのエネルギーが必要になる。乾燥させて捨てるだけで大違い。