〈カプリチョーザ〉の看板メニュー1本で勝負! 下北沢〈1978年渋谷で生まれたスパゲティ〉は、懐かしくも新しい “あの味” に再会できる場所でした。
10月1日にオープンした〈1978年 渋谷で生まれたスパゲティ 下北沢店〉。〈カプリチョーザ〉の代名詞とも言える、創業以来不動の人気No.1を誇る看板メニュー「トマトとニンニクのスパゲティ」1本で挑む新業態のコンセプトや、今の時代にフィットした新しい取り組みに注目です。
2021年10月、下北沢にグランドオープン。
去る10月、カジュアルイタリアンのパイオニア〈カプリチョーザ〉の新業態〈1978年 渋谷で生まれたスパゲティ〉(以下、渋スパ)が下北沢の地に誕生しました!
小田急線・京王井の頭線 下北沢駅から徒歩3分。下北沢南口商店街を進んだ先の左手、カレー屋さんの2階に店舗があります。
〈カプリチョーザ〉の直営第一号店と下北沢アネックス店(どちらも現在は閉店)が同店からほど近い場所にあり、連日行列が伸びていた場所なのだとか。当時こちらに通っていた方にとっては思い入れのあるエリアなのではないでしょうか?
タッチパネルでオーダー、完全キャッシュレス決済。
階段を登るとタッチパネルメニューがあり、完全キャッシュレス決済でオーダーをすることができます(現金は使えないのでご注意を)。
これは感染対策の観点からとというだけでなく、「シンプルに、カジュアルに、クイックに楽しんでいただく」新業態ならではの取り組みのひとつ。〈カプリチョーザ〉がファミリーレストランや団らんをイメージさせるのに対し、〈渋スパ〉ではおひとり様でも利用しやすい店づくりを徹底しており、店内もカウンター席をメインとしたシンプルな作りになっています。
カウンターの上に置かれているピッチャーの中身は〈カプリチョーザ〉で提供されているルイボスティーと同じもの。セルフサービスで飲み放題なのもうれしいポイントです。
全国に店舗がある〈カプリチョーザ〉。筆者も学生時代に初めて親抜きで友人たちと利用した外食チェーンなので思い出深く・・・(ちなみに月並みですが、シチリア風ライスコロッケが大好き!)
馴染みのお店が今の時代にフィットしたカタチにブラッシュアップされたとあっては、気になって思わず足を運びたくなってしまいますよね。
「渋スパ1978」=「トマトとニンニクのスパゲティ」。
気になるメニューは、〈カプリチョーザ〉創業以来不動の人気No.1を誇る看板メニュー「トマトとニンニクのスパゲティ」1本という潔さ!
同メニューは、SNSや動画投稿サイトでも“作ってみた企画”と称して再現レシピも多数公開されている、まさに万人の舌と記憶に残る逸品。同店では「渋スパ1978」という名称で、サイズ違いやオリジナルのトッピングを合わせて提供されています。
トッピング類はすべてカップに入れて別添えで提供されるので、まずはオリジナルの懐かしの味を堪能。その後、味変をして楽しむことができ、一度で二度オイシイ仕掛けになっています。ㅤ
スパゲティのサイズはSSサイズ70g、Sサイズ110g、Mサイズ140g、Lサイズ220gの4パターンから選ぶことができます。一般的には一人前80〜100g前後で提供されることが多いのですが、ちょっと足りない・ちょっと多い、そのどちらにも対応できる刻まれたグラム数におもてなしの心を感じました。
久しぶりにいただく「トマトとニンニクのスパゲティ」は、ホクホクの丸ごとフライドガーリックがいくつも入っていて、食べ応え抜群。
オーダー後5分ほどで提供される茹でたてアツアツの麺に、食べ終わってもソースが残るほどたっぷりとかかっています。取材時は遠慮しましたが、このソースだけでワインが飲めちゃいそうでした!
4種類のトッピングも全て試食させていただいたので、個人的なおすすめ順にご紹介します。
いちばんお気に入りだったのがこちら「アジアンスパイシー」!
エスニックソースとパクチーの風味でさっぱりといただける、ありそうでなかった目から鱗の組み合わせ。イタリアンだけどエスニック。エスニックだけどイタリアン。イタリアンレストランでアジアの風を感じることができるなんて・・・おうちでトマトパスタを作るときにもぜひマネしたいアレンジです。
パクチーが苦手でなければ、ぜひオーダーしてみてください!
「激辛チョリソ」は、写真からもわかるようにハラペーニョたっぷり!
じんわり汗ばむ辛さとフレッシュなトマトの風味のバランスが絶妙で、あと引くおいしさが印象に残っています。寒くなるこれからの季節におすすめです。
お歯黒が気になりがちな「イカスミソース」も、カウンター席やテイクアウトなら心ゆくまで楽しめます。イカスミを堪能するのにベストな環境が整っていると言っても過言ではないかもしれません・・・
ボイルイカもたっぷり。
「野菜とカレー」のスパイス感は程よくまろやかですが、カレーを食べたような満足感はしっかり味わえます。
くたっと煮込まれた野菜とシャキシャキと歯応えを残した野菜のコントラストを楽しむことができますよ!
焼きそばパンやナポリタンドッグの上位互換のような「渋スパドッグ」、自慢のソースがパスタ同様たっぷりとかけられた「渋スパポテト」はテイクアウト限定で楽しめます。どちらもワンコイン以下のお手頃価格。
もちろん「渋スパ1978」+各種トッピングも、全品テイクアウト可能です。
業態は変わっても、〈カプリチョ-ザ〉が創業当時からこだわる「イタリア食材、手作り、ホスピタリティ」をしっかりと感じられる空間は、馴染みの世代はもちろん、下北沢を行き交う若者世代にも愛されること請け合いな使いやすいお店という印象を受けました。
下北沢エリアに行く際には、おひとり様ランチやディナーに、ぜひ利用してみてくださいね。
〈1978年 渋谷で生まれたスパゲティ 下北沢店〉
■東京都世田谷区北沢2-14-2 第2東洋興業ビル2F
■03-6450-7706
■11:00~22:00(21:30LO)
■無休
■15席
■完全キャッシュレス
■公式サイト