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フラワースタイリスト・平井かずみさんが伝授! お部屋がおしゃれに見える!お花を使ったインテリア術5選
カラフルな花々や生命力を感じるグリーンが家にあるだけで、気分が全然、違う。花を自由に生けて飾ったり、家庭菜園でハーブや野菜を育てたり。植物のある暮らし、はじめてみたい。ブーケをそのまま、花瓶にポンッと挿しておしまいではもったいない!そこで今回は、フラワースタイリストの平井かずみさんに花を楽しむひと手間を教えていただきました。「おとし」を使ったアイデアや、簡単DIYで暮らしを豊かにランクアップさせよう。
1.「おとし」を使ってみる。
「おとし」は、水を張れないかごや木箱を花器として使うための道具。小ぶりのピッチャーやジャムの空き瓶など、器から見えないサイズで水が張れるものなら何でも「おとし」になる。どっしりして重く、安定感があるものを使うのがおすすめ。かごやトートバッグ、空き箱など、どんなものでも花器になるので、インテリアの幅が広がりそう。
2.ウォールポケットにグリーンを。
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部屋が狭くて花器を置く場所がない人は、ウォールポケットを使ったディスプレイはいかが?グリーンを束ねて、ポケットにランダムに入れておくだけで完成。「おとし」を使ってフレッシュな花を生けてもいいが、ハーブやユーカリなどは、そのままドライにするのも手。キッチンで使うなら、ハーブを入れて、野菜やキッチンツールを収納しても。
3.窓辺に吊るす。
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小瓶に麻ひもを結びつけて、ハンギングフラワーベースをDIY。カーテンレールに吊るせるので、賃貸でも安心。「窓辺も花を飾るのにおすすめ。香りの強いハーブや花を生ければ、窓を開けたときに香りも楽しめます。直射日光が強すぎる場合は、レースカーテンなどで調節を」。ナスタチウムの丸い葉やビタミンカラーの花が窓辺を明るくしてくれる。
4.トレイやお皿にも生けてみる。
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クリスマスローズなど花首にボリュームがあって下がりやすいものや、花器に挿してバランスをとるのが難しいものは、平皿に寝かせて生けてみよう。切り口が下になるように置き、しっかりと水を吸わせるようにするのがポイント。飾る場所は、テーブルやデスクの上など、目線よりも低い位置に。「オーバル皿や片口の花器を使うと表情が出ますよ」
5.キッチンツールをそのまま使う。
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ワインのデキャンタなどキッチンには花器として使えるものが豊富。キッチンツールに生けるなら、料理に使えるハーブが似合う。ベランダで育てたハーブを剪定したり、料理のために買ったハーブを生けておくだけで、キッチンが華やかに。カモミールなど花が咲くハーブもおすすめ。「ハーブをミックスするときは、好きな香りの組み合わせを探してみて」
Navigator…フラワースタイリスト・平井かずみ(ひらい・かずみ)
草花を身近に感じられる「日常花」を提案。花の教室のほか、雑誌やテレビで活躍。