こんな一枚からそろえたい! どんな料理にも合う定番の器って?スタイリスト直伝、初心者が買うべき器8選。

LEARN 2021.03.14

食卓を彩る素敵な器が欲しい。でも、どんなものを選べばいい?フードからインテリアまで手がけるスタイリストの中里真理子さんに、こなれた印象に仕上がる、器選びの基本を教えてもらいました。

【業務用の白食器】どんな料理にも合う定番中の定番です。

左から、チボリオーバルプレート42cm 7,800円、28cm 各2,300円、23cm 各1,600円(全てサタルニア|ザッカワークス http://www.zakkaworks.com/)/ラメキン各1,200円(ピリヴィッツ|The Tastemakers & Co. 03-5466-6656)/ローマブルーラインオーバルプレート4,800円(サタルニア|ザッカワークス)/ボウル奥3,800円、手前2,400円(共にメイソン キャッシュ|The Tastemakers & Co.)/クラシック オーバルプレート各3,400円(ピリヴィッツ|The Tastemakers & Co.)/その他私物
左から、チボリオーバルプレート42cm 7,800円、28cm 各2,300円、23cm 各1,600円(全てサタルニア|ザッカワークス http://www.zakkaworks.com/)/ラメキン各1,200円(ピリヴィッツ|The Tastemakers & Co. 03-5466-6656)/ローマブルーラインオーバルプレート4,800円(サタルニア|ザッカワークス)/ボウル奥3,800円、手前2,400円(共にメイソン キャッシュ|The Tastemakers & Co.)/クラシック オーバルプレート各3,400円(ピリヴィッツ|The Tastemakers & Co.)/その他私物

和洋中なんでも合う業務用白食器をデイリーに。

【色ガラスのボウル】独特のヌケ感を出せる上級者アイテム。

奥から、三宅義一作 六寸鉢 緑4,000円(三宅吹き硝子工房|工芸喜頓 03-6805-3737)/ロータスオーバルボウルS各5,000円、M 6,000円(全てスタジオプレパ|アエル 03-5738-8068)/カラープレートゴールドルビー各6,000円(黒川登紀子 @k5trk)
奥から、三宅義一作 六寸鉢 緑4,000円(三宅吹き硝子工房|工芸喜頓 03-6805-3737)/ロータスオーバルボウルS各5,000円、M 6,000円(全てスタジオプレパ|アエル 03-5738-8068)/カラープレートゴールドルビー各6,000円(黒川登紀子 @k5trk)

「ガラスの器は、まず透明のクリアなものをイメージするかもしれませんが、色のあるものを選ぶと一気に食卓が上級者っぽい雰囲気に」(中里さん、以下同)。サラダだけでなく、フルーツやお菓子などをさらりと盛っても。「ボウルだけでなくプレートもおすすめ。インテリアっぽく使って」。

【柄のお茶碗】毎日使うものだから遊び心のあるものを。

左から、江戸染付窓竹図蓋付碗1,400円、印判蓋付碗1,200円(共に道具屋マルカク 03-6452-2717)
左から、江戸染付窓竹図蓋付碗1,400円、印判蓋付碗1,200円(共に道具屋マルカク 03-6452-2717)

毎日のご飯茶碗は柄物を。「シンプルもいいけれど、いろんな柄をそろえると器選びがぐっと楽しくなります。蓋つきは、ちょっと漬物を添えるなど意外と便利に使えます」。アンティークの茶碗はお手頃価格のものも多く、気軽に試せるのも◎。

【民芸の皿】和のものに限らず、映える器です。

民芸の皿

「民芸の器は、和のものだけでなく、洋食器ともとても相性がいいので、小さめのものをまずはひとつ買ってみて。食卓にアクセントがつき、洗練された雰囲気になります」。手にとりやすい値段のものも多いので、好きな柄や形を見つけてみたい。こちらは広島の「惣堂窯」掛谷康樹さんの作品。練上手長角鉢各4,000円(工芸喜頓)

【取り皿】合わせやすい白からはじめるとベター。

左から、とり皿・柞灰釉(いすばいゆう)1,900円(東青山 03-3400-5525)/江戸白磁菊型小皿各3,000円(道具屋マルカク)
左から、とり皿・柞灰釉(いすばいゆう)1,900円(東青山 03-3400-5525)/江戸白磁菊型小皿各3,000円(道具屋マルカク)

まず3枚ほど持ちたい取り皿。「ひとりごはんのときも、取り皿におかずを分けて盛るとちゃんとした食事に見えます。おすすめは、立ち上がりのある白い器。主役の皿に合わせやすいものを選ぶと◎」。

【豆皿】臨機応変に使える便利な器です。

上から時計回りに、豆皿・土灰・たんぽぽ880円、豆皿・印判・ひまわり980円(共に東青山)/三田製白磁亀甲型陽刻皿3,500円、珉平薄緑釉楕円四ツ足小皿2,600円(共に道具屋マルカク)/豆皿・土灰・木瓜880円(東青山)/淡桃釉捻貝殻鉢S1,300円、中央・青盗捻貝殻鉢S1,300円、隅切盆8寸クルミ15,000円(全て千鳥 UTSUWA GALLERY 03-6906-8631)
上から時計回りに、豆皿・土灰・たんぽぽ880円、豆皿・印判・ひまわり980円(共に東青山)/三田製白磁亀甲型陽刻皿3,500円、珉平薄緑釉楕円四ツ足小皿2,600円(共に道具屋マルカク)/豆皿・土灰・木瓜880円(東青山)/淡桃釉捻貝殻鉢S1,300円、中央・青盗捻貝殻鉢S1,300円、隅切盆8寸クルミ15,000円(全て千鳥 UTSUWA GALLERY 03-6906-8631)

「箸置きにもなる豆皿はいろんな形をそろえると食卓が華やかに」。

【アンティークの大皿】古着をひとつ買う感覚で選ぶ。

アフガニスタン古鉢8,500円(グランピエ 03-3405-7269)
アフガニスタン古鉢8,500円(グランピエ 03-3405-7269)

印象的な外国の器は厳選して大皿をまず1点。「アンティークのものは、繊細なものより欠けても気にせず使えるような古着っぽいニュアンスのものを最初は選んで。エスニックなものを選ぶと器上手っぽい。パンを袋のまま雑に置いても様になるし、ストックの野菜を並べても」。

【高台の丼】麺や丼ものこそ、いい器でいただきたい。

左から、多用椀12,000円(川連漆器 佐藤善六漆器店|工芸喜頓)/高麗合鹿碗(村上雄一作)4,000円(deps.https://depstokyo.com/)
左から、多用椀12,000円(川連漆器 佐藤善六漆器店|工芸喜頓)/高麗合鹿碗(村上雄一作)4,000円(deps.https://depstokyo.com/)

簡単に済ませがちな麺類や丼ものにこそいいものを。「高台の椀は、キリッとした佇まいが美しく、簡単に盛り付けただけでもぐっとおいしそうに映えます。ひとつ持つと、一段レベルが上がった感じに」。

Navigator…中里真理子(なかざと・まりこ)

スタイリスト。雑誌や広告など食やライフスタイルまわりのスタイリングで活躍。最近買ったテーブルウェアは〈工芸喜頓〉で見つけたゴールドのスプーン。

(Hanako1194号掲載/photo : Nao Shimizu styling : Mariko Nakazato text & edit : Kana Umehara)

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