こんな一枚からそろえたい! どんな料理にも合う定番の器って?スタイリスト直伝、初心者が買うべき器8選。
食卓を彩る素敵な器が欲しい。でも、どんなものを選べばいい?フードからインテリアまで手がけるスタイリストの中里真理子さんに、こなれた印象に仕上がる、器選びの基本を教えてもらいました。
【業務用の白食器】どんな料理にも合う定番中の定番です。
和洋中なんでも合う業務用白食器をデイリーに。
【色ガラスのボウル】独特のヌケ感を出せる上級者アイテム。
「ガラスの器は、まず透明のクリアなものをイメージするかもしれませんが、色のあるものを選ぶと一気に食卓が上級者っぽい雰囲気に」(中里さん、以下同)。サラダだけでなく、フルーツやお菓子などをさらりと盛っても。「ボウルだけでなくプレートもおすすめ。インテリアっぽく使って」。
【柄のお茶碗】毎日使うものだから遊び心のあるものを。
毎日のご飯茶碗は柄物を。「シンプルもいいけれど、いろんな柄をそろえると器選びがぐっと楽しくなります。蓋つきは、ちょっと漬物を添えるなど意外と便利に使えます」。アンティークの茶碗はお手頃価格のものも多く、気軽に試せるのも◎。
【民芸の皿】和のものに限らず、映える器です。
「民芸の器は、和のものだけでなく、洋食器ともとても相性がいいので、小さめのものをまずはひとつ買ってみて。食卓にアクセントがつき、洗練された雰囲気になります」。手にとりやすい値段のものも多いので、好きな柄や形を見つけてみたい。こちらは広島の「惣堂窯」掛谷康樹さんの作品。練上手長角鉢各4,000円(工芸喜頓)
【取り皿】合わせやすい白からはじめるとベター。
まず3枚ほど持ちたい取り皿。「ひとりごはんのときも、取り皿におかずを分けて盛るとちゃんとした食事に見えます。おすすめは、立ち上がりのある白い器。主役の皿に合わせやすいものを選ぶと◎」。
【豆皿】臨機応変に使える便利な器です。
「箸置きにもなる豆皿はいろんな形をそろえると食卓が華やかに」。
【アンティークの大皿】古着をひとつ買う感覚で選ぶ。
印象的な外国の器は厳選して大皿をまず1点。「アンティークのものは、繊細なものより欠けても気にせず使えるような古着っぽいニュアンスのものを最初は選んで。エスニックなものを選ぶと器上手っぽい。パンを袋のまま雑に置いても様になるし、ストックの野菜を並べても」。
【高台の丼】麺や丼ものこそ、いい器でいただきたい。
簡単に済ませがちな麺類や丼ものにこそいいものを。「高台の椀は、キリッとした佇まいが美しく、簡単に盛り付けただけでもぐっとおいしそうに映えます。ひとつ持つと、一段レベルが上がった感じに」。
Navigator…中里真理子(なかざと・まりこ)
スタイリスト。雑誌や広告など食やライフスタイルまわりのスタイリングで活躍。最近買ったテーブルウェアは〈工芸喜頓〉で見つけたゴールドのスプーン。