消えてしまった名店の味を蘇らせる〈まぼろし商店〉の第一弾企画! 神田の洋食屋〈キッチンビーバー〉のメンチカツがお取り寄せで復活。
2021年2月半ば、コロナ禍の影響などで廃業を余儀なくされた幻の名店から直接レシピを受け継ぎ、地域の名店の味を再現し販売する〈まぼろし商店〉というプロジェクトがスタート。その第一弾として神田にあった人気レストラン〈キッチンビーバー〉のメンチカツが、お取り寄せで復活しました。実際にこちらをお取り寄せし、いただいてみましたのでレポートします。
惜しまれつつ消えた名店の味を復活させる新サービス〈まぼろし商店〉。
この度スタートした〈まぼろし商店〉は、閉店を余儀なくされた飲食店の「思い出の味」「なくなったら困る味」を店主から受け継ぎ、再現し販売、売上の一部を店主に還元する取り組み。
プロデュースするのは、飲食大手エー・ピーカンパニーにて店長などの現場から事業部長などを経て、2014年に副社長も経験し、2018年7月にミナデインを設立し同社代表に就任した大久保伸隆氏。現在将来絶えてしまうかもしれない全国の絶品グルメを未来に残していく「絶メシ」プロジェクトを行う〈烏森絶メシ食堂〉や〈烏森百薬〉、〈里山transit〉などを経営しています。
惜しまれつつ閉店した神田の洋食屋〈キッチンビーバー〉のメンチカツが復活!
そんな〈まぼろし商店〉の第一弾企画として販売開始されたのが、多くのファンに惜しまれながら閉店してしまった神田の人気洋食屋〈キッチンビーバー〉のメンチカツです。
「あのカリカリでホカホカ、肉がギュッと詰まったメンチカツをもう一度食べたい!」と願うファンの声が多くあがり、今回〈まぼろし商店〉で復活。現在〈Makuake(マクアケ)〉にて先行販売されています。
秘伝のレシピを引き継いだサクサク&肉汁たっぷりなメンチカツ。
〈キッチンビーバー〉の復活メンチカツは、門外不出のレシピや作り方を〈まぼろし商店〉のスタッフが教えてもらい、再現したもの。
商品は衣がついた状態で自宅へ届くので、あとは揚げるだけでOK。解凍せず冷凍状態のまま170度の油(キャノーラ油がおすすめとのこと)で8分揚げるとおいしく仕上がります。
メンチカツって自宅で作るとなると材料を揃えたりするのが面倒だし、タネ作りも難しいですが、これなら簡単。普段揚げ物をしない筆者でも、上手に自宅でメンチカツを揚げることができました。
〈キッチンビーバー〉の復活メンチカツは直径12cmで大ぶり。〈キッチンビーバー〉の高木ママいわく「メンチはジューシーさが大事だから、脂を入れて、卵とつなぎは使わない。生パン粉でサクッと揚げる」とこだわりを明かしています。
実際食べてみるとそのこだわりの通り、サクサクの衣の中からは牛肉の贅沢な肉汁がたっぷりとあふれ出てきて、適度に空気を含んでいるからか食感はフワフワ。粗めに切られたタマネギのシャキシャキ感と甘さがアクセントになっていて、絶品です。一つで食べ応えも抜群で、おうちでこのレベルのメンチカツが揚げたてアツアツの状態で食べられるのは、本当に嬉しいなと感じました。
消えそうな食文化を守りながら、売り上げの一部を店主に還元するという〈まぼろし商店〉の取り組み。この取り組みは店主を応援するだけでなく、味を守ること、そして新たなファンを獲得することにも繋がりそうですよね。今回は第一弾ということで、今後の取り組みにも注目していきたいところです。
■〈まぼろし商店〉の〈キッチンビーバー〉の復活メンチカツ
公式サイト