ズボラ女子でも簡単に作れるレシピが満載! ごぼうで炊き込むご飯は、ほうじ茶のお茶漬けで。~細川芙美の「SIDE-Bクッキング」~
ロケ弁ブランドをはじめ、さまざまなジャンルで活躍をするフードデザイナー・細川芙美さんが、ズボラ女子でもできる簡単レシピを紹介する連載。第22回は前回に引き続き、冷凍カットほうれん草を使った炊き込みご飯を紹介します。
今回のテーマ:「ごぼうで炊き込むご飯は、ほうじ茶のお茶漬けで。」
写真からもお分かりいただけるかと思いますが、今回はお茶漬けにもなる、おいしい炊き込みご飯を作ります。炊き込む前に焼いた香ばしいお肉、ごぼうの大地の香り、芳醇なほうじ茶。素材の味の深みを存分に楽しむ。あれ、私B面なのに!なんだかこだわり強くない?でも、今回も包丁は使いません。
■材料(1人分)
ごぼう…1/2本
ごはん…2合
水…適量
ひき肉…80g
塩・胡椒…各適量
オリーブオイル…大さじ1/2
しめじ…1/2パック(40g)
酒…大さじ1
醤油…小さじ2
酢…大さじ1
卵…1個
ほうじ茶ティーバック…1個
冷凍カットほうれん草…1つかみ
もちろん包丁は使いません!ピーラーだけでいっちゃいます。
【1】ごぼうはピーラーで皮を向く要領で細くむいていく。フライパンに水200mLと残ったごぼうの端を入れて強火にかけ、沸騰したら火を止めて。お米は洗っておく。
ひき肉は焼いて固めてから炊飯器へ。
【2】ひき肉に塩・胡椒少々をかけて下味を付けたら、よくなじませて。フライパンにオリーブオイルを引き、強火でひき肉をぎゅっと固めながら焼く。両面に焼き色がついたら、ごろっとした肉の塊を分割してつくる。しっかり焼けたらざるに移して油を切って。
ピーラーの実力は無限大!しめじの石づきもピーラーでカット。
【3】実はしめじの石づきもピーラーでむけちゃう!束のままぎゅっと持ち、皮を向く要領で石づきをカットして。事前に水洗いしておいた米と規定量の水、酒、ごぼうが入った炊飯器にしめじをのせたら、ひき肉をのせる。醤油小さじ2をかけたら炊き始めて。
ポーチドエッグのせちゃう?
【4】沸騰したたっぷりのお湯に酢を入れる(こうすると卵が固まりやすい)。お玉で鍋のお湯をかき混ぜて水流を作り、卵を落として渦を巻くように泳がせる。火を止めて3分、白身が固まったらお玉でそっと取り出す。
ゴボウ×ほうじ茶のコラボ。
【5】1で作った出汁を再沸騰させ、ほうじ茶をセットしておいたティーポットに注ぐ。3分ほど蒸らして。
作った人だけの特権。炊きあがりの湯気を浴びる!
【6】ご飯が炊き上がったら、事前に解凍しておいたほうれん草をのせてしっかりかき混ぜる。途中、醤油小さじ1をかけ、熱々のうちによくなじませて。器に盛り、塩・胡椒はお好みで。最後にポーチドエッグをのせましょう。
ごめんなさい、今回B面クッキングの歴代でも上位に食い込む幸福感。急須のお茶があるだけで、なぜこんなにホッとするのでしょう…。色よし、味よし、しずるよし。この記事を書きながらまた食べたくなってしまいました。
今回のB面撮影裏側日記。
B面女子はちゃっかりさん。合間の時間をみつけてちゃきちゃき洗い物をします。だって食べた後は、だらだらしたいもんね。
A面、B面女子とは…?
料理ライフを楽しむキラキラA面女子(SIDE-A)がいる一方、「料理はしたいけど楽ちんなのがいい!」のが本音。そんなB面女子(SIDE-B)の願望を叶える簡単レシピを紹介する本連載。Hanako誌面の連載「SIDE-B COOKING」と連動中!Hanako.tokyoのWEB連載、instagramと合わせてパラレル女子のA&B面をチェックして!