ズボラ女子でも簡単に作れるレシピが満載! 冷凍食材でも本格的!チーズとろり、ぎっしりオムレツ。~細川芙美の「SIDE-Bクッキング」~
ロケ弁ブランドをはじめ、さまざまなジャンルで活躍をするフードデザイナー・細川芙美さんが、ズボラ女子でもできる簡単レシピを紹介する連載。第21回は、冷凍カットほうれん草を使ったオムレツをご紹介します。
今回のテーマ:「冷凍食材でも本格的!チーズとろり、ぎっしりオムレツ。」
B面女子は気まぐれ。「急に朝ごはんをつくりたい!」だなんて衝動にかられたりもします。そんなときのお役立ちアイテムは冷凍食材。今回は、カットほうれん草を使ってオムレツをつくります。
■材料(1人分)
玉ねぎ…1/3個
しめじ…85g
有塩バター…8g
ひき肉…100g
塩・胡椒…各適量
酒…小さじ2
冷凍カットほうれん草…1つかみ
卵…2個
砂糖…小さじ1/2
ナツメグ…小さじ1/3
オリーブオイル…大さじ1
ピザ用チーズ…20g
旨味の強い野菜は必須!
【1】玉ねぎは幅1cmの色紙切りにする。1/3個だけ使用したい場合、根の方向から切り分けるときれいに分割できる。しめじは石づきを削ぎ落としたら、手で細かく割いておく。
順番に火を通して、それぞれの持ち味を引き出す。
【2】フライパンにバターを入れ、強火で玉ねぎをさっと炒める。玉ねぎの角に焼き色がついたらひき肉と塩・胡椒少々を加えて。ひき肉の色が変わったら弱火にして酒を入れ、フタをするようにしめじをのせて蒸らす。このとき、しめじにも塩少々をかけて旨味を引き出す。水分がとぶまで炒めたら、ザルをかませたボウルに取り出して。
冷凍野菜は解凍しなくていいんです!でも…。
【3】冷凍ほうれん草は凍ったままフライパンへ入れ、水気が飛んだら2のボウルに。他の具材と一緒に炒めなかった理由は、ほうれん草の余分な水分をちゃんと飛ばしたかったから。その一手間が大事。
さあ本番!その前に…。
【4】卵をよく溶きほぐし、水と塩・胡椒少々、砂糖を入れてよく混ぜる。水を入れると柔らかくなります。そして、あるととてもいいのがナツメグ。卵との相性抜群!ソースがなくても風味だけでおいしい。
卵は油と火加減が大事!
【5】フライパンにオリーブオイルを引いて、強火で熱する。しっかりあたたまったら卵を一気に入れて弱火に。箸で広げて円を書きながら時計回りに1周。フライパンを傾けても卵液が流れなくなったらOK。
具材を重ねて、挟むだけ♪
【6】卵の下半分に、チーズ、ほうれん草、チーズ、ひき肉の順で重ねる。ギュッと押さえながら置くとぎっしり感がUPします。箸の先で上半分の卵の端をくぐらせながら、手前へ折りたたむようにして具材を挟む。
ドキドキする瞬間、ラストシーン!
【7】お皿でフライパンにフタするようにして引っくり返せば完成です。おつかれさまでした!
大好きなブルーのランチョンマットで、気分はエーゲ海に浮かぶサントリーニ島での朝食。冷凍のほうれん草に助けられ、いま私は海外にいます。なんてね。気まぐれB面女子の冷凍庫に冷凍野菜は必須かも!?
A面、B面女子とは…?
料理ライフを楽しむキラキラA面女子(SIDE-A)がいる一方、「料理はしたいけど楽ちんなのがいい!」のが本音。そんなB面女子(SIDE-B)の願望を叶える簡単レシピを紹介する本連載。Hanako誌面の連載「SIDE-B COOKING」と連動中!Hanako.tokyoのWEB連載、instagramと合わせてパラレル女子のA&B面をチェックして!