ズボラ女子でも簡単に作れるレシピが満載! 実は簡単な「ふわとろ卵」!和風でつくるシャケのせ天津飯。~細川芙美の「SIDE-Bクッキング」~
ロケ弁ブランドをはじめ、さまざまなジャンルで活躍をするフードデザイナー・細川芙美さんが、ズボラ女子でもできる簡単レシピを紹介する連載。第15回は、鮭をまるっとのせた、ふわとろ卵の天津飯をご紹介します。
今回のテーマ:「ふわとろ卵って実は簡単!和風でつくるシャケのせ天津飯。」
冷凍庫に眠っていたりするシャケ。あったら救われるシャケ。今日はそんなシャケを「天津飯」という使い方で。新しい自炊の扉を開きます。
■材料(1人分)
鮭…1切れ
酒…適量
水…50mL
白だし…100mL
生姜…10円玉サイズ3枚
長ねぎ…1/2本
水溶き片栗粉(水小さじ3、片栗粉大さじ1/2)
卵…2個
きび砂糖…小さじ1/2
塩…少々
サラダ油…適量
ご飯…120g
三つ葉…少々
いま一度、ねぎのみじん切りをおさらい!
【1】ねぎの白い部分はみじん切りに。両面を半分の深さまで斜めに切り込みを入れたら、U字にしてザクザクに切る。切り込みを入れれば楽ちん。
鮭のおいしい焼き方はこうだ!
【2】フライパンを中火にかけ、鮭の皮部分を軽く押さえつけるようにして焼く。20秒ほどたったらそのまま皮がフライパンの側面に当たるように手前に寄せてさらに3分。こんがり焼き色がついたらひっくり返し、反面は弱火で2分ほど焼く。
鮭に合わせて白だしで餡を。
【3】鍋に酒50mL、水、白だし、風味づけに生姜、ねぎの青い部分を入れて中火にかける。沸騰したらねぎと生姜を取り除き、水溶き片栗粉を入れる。やさしいとろみが、ご飯に溶け込みます。
いざ卵!の、そのまえに…。
【4】器にご飯をこんもり盛り付けたら、卵をかぶせる前に、みじん切りにしたねぎを半量忍ばせて。わかっているけど、自分にばればれサプライズ。ここまで準備ができたら安心!
さあ天津飯の醍醐味、ふわとろ卵にトライ。
【5】ボウルに卵を割り入れ、酒大さじ1、きび砂糖(普通のお砂糖でも)、塩を入れたらよくかき混ぜて。フライパン(18cmがおすすめ)にサラダ油を引き、強火でほんの少し煙がたつまでよく熱したら火を消す。すぐに真ん中めがけて卵を流し込み、卵の縁が固まったら弱火にかける。
時計の12時、3時、6時、9時の極意!
【6】縁が固まったら、まずは12時の方向から中心へ1回、次に3時の方向から中心へ1回。同様に6時、9時も1回ずつ中心へ箸を入れ、合計4回で卵の液体部分をフライパンの底面へ流して焼いていく。
滑らせる快感!出来上がり直前のおいしい瞬間です。
【7】表面の卵が固まったら、ご飯の上に滑らせるようにして卵をかぶせる。端はご飯の下に入れ込むと出来栄えがきれいに。鮭をのせ、もう半量のみじん切りにしたねぎを飾り、3のあんをそっと全体にかける。三つ葉なんかも飾ってみて。より和風、よりおいしい。日本人向けの天津飯が完成です。
つやつやがたまらない!ふわふわ天津飯を三つ葉の風味とシャケの塩味で引き締めて。なのにどこか優しいのは、緩めのあんのおかげでしょうか。
卵は6個入りを買ったので、あと2回できる…。「明日も食べよう」、そう思いました。単身でも少量で作れる天津飯っていいな。
A面、B面女子とは…?
料理ライフを楽しむキラキラA面女子(SIDE-A)がいる一方、「料理はしたいけど楽ちんなのがいい!」のが本音。そんなB面女子(SIDE-B)の願望を叶える簡単レシピを紹介する本連載。Hanako誌面の連載「SIDE-B COOKING」と連動中!Hanako.tokyoのWEB連載、instagramと合わせてパラレル女子のA&B面をチェックして!