泊まるだけで終わらせない「ポテル」の魅力とは。 10月14日グランドオープン!〈梅小路ポテル京都〉で過ごす、新しい京都の楽しみ方。
京都水族館の隣に新しくオープンした〈梅小路ポテル京都〉は、ただ泊まるだけじゃもったいない。京都のさまざまな業界の京都人のキュレーターとコラボして手がけた共有スペースをはじめ、十人十色な楽しみ方ができる場所。一泊じゃ足りずに何度も来たくなる、盛り沢山な館内の仕掛けを、4つのポイントにまとめてみました。
ホテルじゃなくて、「ポテル」です。
「Port」と「Hotel」をかけた造語を由来とした〈梅小路ポテル京都〉。地域の人と旅人とが交流し、自分のライフスタイルに新しい発見を取り入れて欲しいという想いで建てられた、ホテルらしくないホテルです。細長いアプローチを抜けて入口を入ると目の前に広がる緑。フロント、カフェ、レストランが壁を隔てず家具や床のタイルでエリア分けされとても開放的。京都の路地裏を体現したような構造が素敵です。
【楽しみ方その1】ドリンク片手にお部屋を満喫。
客室へ続くエレベーターの前には24時まで利用できるドリンクコーナーが。ワインやビールだけでなく、自分で豆から挽いて淹れる珈琲も。ナッツやドライフルーツなど嬉しいおつまみ片手に、寛ぐ準備は万端!
洋スタイルと和スタイルで雰囲気の違う客室は、洗練されたシンプルさが魅力。テラスに出て緑豊かな広場と子ども達のはしゃぐ姿を横目に、先ほど持ってきたワインやおつまみで軽くアペロ時間を楽しんでみて。
アメニティも無駄がなくシンプル。その中でひときわ目立つのは、牛乳石鹼の赤箱。「ぽ鶴」というオリジナルのキャラクターが入ったパッケージデザインがとても可愛い。一回じゃ使い切れないので、持ち帰れるようにと丁寧にお持ち帰り用の袋まで。専用の泡立てネットを使えばふわふわの泡になります。
伝統産業に光をあてた、特別なお部屋も。
まるで美術館の中に泊まっているような感覚になる特別な4室、その名も「aeru room」。お部屋の中にいながら、地域の伝統や歴史を知ることができます。グラスやカップ、ソーサーもテーマに合わせたものをセレクトしているんだそう。職人の手仕事に囲まれながら、新しい宿泊を体験してみて。
【楽しみ方その2】あわいの間で「ポー」っと過ごす。
お部屋とお部屋の間に位置する、宿泊者限定で利用できる様々な共有スペース「あわいの間」は、〈梅小路ポテル京都〉の最大の魅力。2、3階の「Book」は、京都で本屋〈誠光社〉を営むブックソムリエ堀部篤史さんが、さまざまなテーマに沿ってセレクトした本がぎっしり。
読書スペースは吹き抜けのガラス窓から差し込む光が気持ちよく、少し仕切られた空間なので集中して読みたい人におすすめ。ゆったり流れる時間が心地良い。
3階には、大人でも楽しめる知育系の絵本やボードゲームの数々。難易度さまざまで初心者でも取り組みやすいようなラインナップなので、家族で楽しんだり、初めて会った人同士でも盛り上がるはず。
4階「Music」には、京都発信の音楽レーベル〈bud music〉がセレクトした40タイトルのレコードが並びます。12面体のスピーカーを使うことで、全面から音が鳴っているのでどこにいても同じような生演奏の感覚を味わえる、音楽好きにはたまらない部屋。レコードプレーヤーは全自動なので、扱いがわからない…という方もボタン一つで簡単、針を折る心配もありません。普段は体験できない極上の音を浴びてみよう。
木に囲まれたお部屋「Moku」。卓球台や、大人でも遊びたくなるおもちゃまで全て木製で、温もりを感じるスペースです。窓際は2階まで繋がっているので、勢い余って球を落とさないように注意。
さらに屋上にはルーフトップテラスが。京都の自然や街並みを一望できるだけでなく、駅に近いから新幹線も見える!朝はヨガをしてみたり、昼は本を片手に日向ぼっこ、夜は星空観察なんてのも。時間帯によって異なる使い方ができる万能テラスです。
【楽しみ方その3】京都の美食を堪能する。
京都でオーガニック野菜を提供する〈坂ノ途中〉から仕入れたお野菜を使用したディナーコースは、どれもシンプルなつくり。素材の味を活かした京都らしい料理です。中にはお肉に柴漬けが乗っていたり、デザートに醤油麹が添えられていたりと、遊び心のある組み合わせも。これが抜群の相性で度肝を抜かれました。新しい発見もできてしまう大満足のディナーをぜひ。
ポテルの朝は「ごはんに合う和食」。
朝はごはんに合う約50種類のおかずの中からお好きなものが楽しめます。京都名物のくみ上げ湯葉や目の前で仕上げる炭焼きのお魚、焼きおにぎりのお茶漬けなど和を楽しめるものばかり。クチポールのカトラリーもとても可愛い。朝の光を浴びながら気持ちいい一日が過ごせそうです。
【楽しみ方その4】宿泊なしで楽しむ。
〈梅小路ポテル京都〉の魅力はこれだけにおさまりません。併設の銭湯「ぽて湯」をはじめ、宿泊なしでも楽しめる空間が盛りだくさん。
淡い青色が特徴の銭湯は、赤い牛乳石鹼の桶がなんとも可愛らしいコントラスト。京都の自然をイメージした絵は、なんと一日で描きあげたらしい…!令和の時代らしからぬ?なつかしい憩いの場でゆっくりぽーっとしよう。
ぽて湯のおむかいには、「麹室(こうじむろ)」が併設された〈梅小路醗酵所〉。手作り麹から作った醗酵食品や、全国から集めた様々なお酒を販売しています。立ち飲みスペースで、お風呂あがりに一杯はマストで。気に入ったらボトル買いしてお部屋でゆっくり楽しんで。
〈Park〉では、京都シネマとコラボし、ミニシアターの上映会や、映画にまつわる展示、舞台挨拶なども企画しているんだとか。他にも、ポテルセレクトの珈琲が楽しめるカフェスペースや、一期一会の商品を取りそろえるスーベニアショップ〈Blank〉など、興味をそそられる場所だらけで、何度も通いたくなってしまいます。
宿泊施設の域を超えて、新しい楽しみ方がぎゅぎゅっと詰まった〈梅小路ポテル京都〉。
公式サイトから宿泊予約すると入ることができる「大人の隠れ家」もあるそうで…内容は実際に来た人のお楽しみです。気になる人は公式サイトを覗いてみてください!
〈梅小路ポテル京都〉
■京都市下京区観喜寺町15
■075-284-1100
■公式サイト