ズボラ女子でも簡単に作れるレシピが満載！ 缶詰が織りなす、夜更かしのパエリア。～細川芙美の「SIDE-Bクッキング」～
料理ライフを楽しむキラキラA面女子（SIDE-A）がいる一方、「料理はしたいけど楽ちんなのがいい！」のが本音。そんなB面女子（SIDE-B）の願望を叶える簡単レシピを、フードデザイナー・細川芙美さんが紹介する新連載。第5回は、味付缶を使った簡単パエリアをご紹介します。
今回のテーマ：「缶詰が織りなす、夜更かしのパエリア。」
時計の針が24時を回って、日付が変わる。寝なきゃ寝なきゃと分かっていても、夜な夜なキッチンに向かったりもする。夜更かし上手なB面女子の私は、缶詰を使ってちょちょいとパエリアを作ります。深夜のお酒のシメですから…。
■材料（1人分）
【A】
生姜…10円玉サイズ3枚
にんにく…1片
ねぎ…1/2本
いか・赤貝の味付缶…各1缶
大根…5cm
酒・醤油…各大さじ2
米…1台（とかずに使用）
水…750mL
ごま油…適量
サラダ油…適量
九条ねぎ…1本
ししとう…4〜5本
おろし生姜…500円玉サイズ
白ごま…たっぷり
ご飯に忍ばせる、賽の目切りの術。
【1】夜中なので段取りよく始めるために、フライパンにごま油を引いておく。大根は皮を剥いて賽の目切りにしたら、強火で焦げ目がつくまで炒める。今日ご飯に忍ばせるのは、味の染みた大根。Aはみじん切りにし、味付缶は中身をざるにあげて水気を切っておく。
缶詰使いには、風味がキーワード！
【2】大根に焦げ目がついたらサラダ油を少し引き、Aとざるにあげた味付缶を入れたら香りがたつまで炒める。香ばしい香りと色がついたら、酒・醤油を入れてしっかり炒める。缶詰は独特の缶臭さがあるから、香味野菜・焼き目の香ばしさ・調味料の3ステップで臭み消し！
おいしいパエリアはここです！ここで決まる！
【3】2のフライパンに水を入れて沸騰したら、洗っていないお米（洗ってしまったら完全に乾かすこと）を全体に振り入れる。9分間、炊けるまでずっと強火に。タイマーがなったら弱火にして、12〜13分炊く。出来上がりまで一切このフライパンの中を触ることを禁ずる。
ごはんが進むトッピングを作る。
【4】生姜はすりおろし、ししとうは小口切りに。ねぎは九条ねぎがおすすめ！なければ太めの青ねぎを斜め切りにする。鍋にごま油を引き、ししとうと九条ねぎを強火で10秒以内にさっと表面だけ火が入るように焼いたらボウルに移す。おろし生姜を入れてひと混ぜしたら、白ごまをかけてさらに混ぜ合わせておく。
一番おいしい瞬間、まばたき厳禁！
【5】3のフライパンの表面の水分がなくなったら（残っている場合は強火で水分を飛ばす）、4のトッピングをかけて完成！
僭越ながら実食。
夜中に炭水化物はよくないと風の噂で聞いたこともありますが、半分は明日食べますので見なかったことにしていただけると…。
心していただきます。
そのころA面女子は…？
Hanako誌面の連載「SIDE-B COOKING」と連動中！Hanako.tokyoのWEB連載、instagramと合わせてパラレル女子のA＆B面をチェックして！
