歴史に残るヒロインを復習しよう。 “カッコかわいい”を映画で学ぶ!闘う女性がかっこいいリュック・ベッソン監督作品4選
『レオン』でおなじみのフランス人映画監督リュック・ベッソン。闘う女性を軸に物語を築いてきた監督、待望の新作が公開される。ハリウッドのSF大作と一線を画す、アーティスティックな世界観の決め手となるのは、いつもキュートなヒロイン。最新作『ANNA/アナ』には、16歳でランウェイデビューを果たしたロシア出身のスーパーモデル、サッシャ・ルスを起用。ファッションモデルやコールガールなど複数の顔を持つ主人公の七変化が公開前から話題。まるで同一人物と思えないほど、髪型も服装も変わる。なかには、過去作の面影を感じるキャラクターも。歴史に残るヒロインを復習しておこう。
1.『ニキータ』1990年
©ZUMA Press/amanaimages警官を射殺して捕まった麻薬中毒の少女ニキータ。訓練により国家機密の殺し屋として生きることになるが、愛する人との幸せの間で苦悩する。黒いドレスにピンヒール、パールのネックレス姿で拳銃をぶっ放す、かつてなく型破りで、感情的なヒロイン像が新鮮。
■出演/アンヌ・パリロー
■1時間55分
2.『フィフス・エレメント』1997年
©Everett Collection/amanaimages23世紀、人類は滅亡の危機を乗り越えられるのか。ヒロインは、超高層ビルの窓から落ちてきた鮮やかなオレンジの髪がファンタスティックな謎の女性リールー。包帯を巻いたような奇抜な衣装は、ジャン=ポール・ゴルチエによるもの。
■出演/ブルース・ウィリス、ミラ・ジョヴォヴィッチ
■2時間6分
3.『LUCY/ルーシー』2014年
©Capital Pictures/amanaimages新種の麻薬を体内に埋め込まれ、運び屋として移動するよう命じられるルーシー。脳の機能が、麻薬の力で次第に覚醒していく。ごく普通の女性が、ある日を境にヒロインに。超人的な能力を解放することによる、独特のアクションシーンもユニーク。
■出演/スカーレット・ヨハンソン
■1時間29分
4.『ANNA/アナ』2020年
©2020 SUMMIT ENTERTAINMENT,LLC. ALL RIGHTS RESERVED.最強の殺し屋が、明瞭な頭脳と身体能力を駆使して活躍するアクション・エンターテインメント。ヒロインのアナの髪型や衣装はもとより、5分で40人を倒す迫力のファイティングシーンも見もの。
■出演/サッシャ・ルスほか
■1時間59分
※5月8日よりTOHOシネマズ日比谷ほかで全国ロードショーの予定
(Hanako1184号掲載/text:Asuka Ochi edit : Asuka Ochi)