心身共にリフレッシュ! 癒しのロングステイするなら。人気エリアのラグジュアリースパリゾート4選【関東・関西】
心身共にリフレッシュしたい!そんな時は、思い切って休暇を取り、スパリゾートに滞在してみては?今回は、本州・人気エリアのラグジュアリースパリゾート4選をご紹介します。
1.〈INFINITO HOTEL & SPA〉/和歌山・南紀白浜
南紀白浜の老舗ホテルがリブランドオープン。名称も新たに、滞在型のラグジュアリースパリゾートの誕生だ。白浜の温泉街を抜けた高台に、忽然と現れる白壁の端正な佇まい。ロビーに足を踏み入れるとまず目に飛び込んでくるのが、ラウンジの奥に広がる一面の海だ。眼下の水面に輝く白波と、太平洋の向こうに遠く四国を望み、圧倒的な開放感と壮大な気分に包まれる。
右上・屋外プライベートプール。プールは温水で10月までオープン。
右・小あがりのスペースがついたオーシャンビューのツインルーム。ほかに露天風呂付きゲストルームも用意。
「インフィニート」とはイタリア語で無限大を意味する言葉。その真意を体感させるのが、「海」と「空」、そしてクリエイティブ露天風呂「昴」と、3つの大浴場を備えたホテル自慢の露天風呂だ。いずれも日本三古湯のひとつとして知られる白浜温泉「行幸源泉」から引く源泉掛け流し。湯船にそっと身を沈めれば、どこまでも無限に続く水平線が目の前に現れ、その先の海につながるかのような大自然との一体感が味わえるはず。
イタリア人シェフが腕をふるうコンチネンタル料理も愉しみだ。
シェフが育てた有機野菜や白浜の海で揚がった鮮魚など、イタリアンの技法をベースに地元の旬素材をふんだんに取り入れている。湯上がりの体にじんわり染みる、豊かな滋味が何ともうれしい。
伝統の湯と大海原が癒しを運ぶ和歌山の旅。南紀白浜のリゾートで、やすらぎの休日を手に入れて。
〈INFINITO HOTEL & SPA〉
■和歌山県西牟婁郡白浜町2018
■0739-42-2733
■全1棟
■2名宿泊時の1名1泊2食付き 23,300円~。
事前予約で南紀白浜空港からの送迎サービスあり。
■http://hotel-infinito.co.jp
(Hanako TRIP『心なごむ、日本の宿へ。』掲載/photo : Tetsuya Ito text : Etsuko Onodera edit : Chiyo Sagae)
2.〈川奈ホテル〉/静岡・伊東
煉瓦の柱やアイアンワークを施す玄関扉が訪れる人を迎える〈川奈ホテル〉。中心街を離れ、密やかに佇む白亜の洋館は異国の貴族の邸宅のようだ。それもそのはず、創業者・大倉喜七郎が若き日を過ごした英国のカントリーエステートをイメージした1936年開業のホテルは驚くばかりにその意匠を今に留める。
牛や羊が草を食む牧草地という当初の構想は地盤が溶岩のため断念したが、代わりに世界に誇る名門ゴルフコースを創設したことで、国内外の紳士淑女が集う飛び切りの国際派ホテルとしての歴史を歩む。
設計は昭和初期の邸宅を多数手がけた高橋貞太郎。内装を矢部金太郎、F・L・ライトの下で働いた美術家の繁岡鑒一(しげおかけんいち)がホテル内のグラフィックを手がけ、その多くが今も現役。
創業当時から大切に使われている照明器具や家具、タイル模様ほか、案内板の文字や地図を眺めて廻る館内散策も滞在の楽しみになるだろう。
新設の温泉施設「ブリサマリナ」で寛ぎ、メインダイニングで懐かしさを誘う「復刻ディナー」に舌鼓を打つ。
伝統の上にラグジュアリーを追求するホテルの意識は、ダンディな大倉男爵のDNAを今も宿す。
〈川奈ホテル〉
創業時よりホテルの水は天城から引く天然水。ビリヤードルームや談話室、バーなど古き良き雰囲気を残す空間の見所はホテル内に多数。
■0557-45-1111
■静岡県伊東市川奈1459
■全100室
■ガーデンビューツインルーム1泊10,692円~(入湯税別)
■www.princehotels.co.jp/kawana
(Hanako TRIP『思い立ったらすぐ行ける!自分のための心休まる宿へ。』掲載/photo : Tetsuya Ito text : Chiyo Sagae)
3.〈ハイアットリージェンシー 箱根リゾート&スパ〉/神奈川・箱根
かつては高級別荘地であり、湯本と並ぶ温泉郷・強羅に位置する〈ハイアットリージェンシー 箱根リゾート&スパ〉。
ホテル特有の上質なサービスが評判のリゾートで、じわじわ人気が高まっているのが滞在中ずっと楽しめる食の話題だ。
チェックイン後にはラウンジで、ドリンク約16種類が時間限定で飲み放題になる「フリーフロー」を。
「箱根の我が家」がテーマだけあって、ラウンジエリアはその名も「リビングルーム」。飲み物を片手に暖炉を囲み、日の落ちゆく静かな時間をゆったりとソファで過ごしたい。
同じくリビングルームではティータイムの「アフタヌーンティー」にも注目。ペストリーシェフがイチから手作りしたこだわりのスイーツはその味わいと季節感のある美しい見た目でファンも多く、日帰りの利用も急増しているのだそう。中でもフランス修業時代から自信ありというマカロンは要チェック!
ほかに本格的なレストラン、鮨、ベジーズ&グリルのダイニングがあり、ディナーも選択肢が豊富だ。インターナショナルなホテルブランドのためか、ゲストも国際的でどこか異国のような独特な居心地のよさがある。おいしくて、快適な我が家があれば、もう言うことありません。
〈ハイアットリージェンシー 箱根リゾート&スパ〉
箱根登山鉄道強羅駅より車で5分。予約制で強羅駅、小田原駅より送迎あり。
■0460-82-2000
■神奈川県足柄下郡箱根町強羅1320
■全80室
■1室2名利用40,500円~(税サ込)。朝食付き、2食付きプランもあり。ドッグフレンドリールーム全6室 1室2名利用65,100円~
(Hanako TRIP『思い立ったらすぐ行ける!自分のための心休まる宿へ。』掲載/photo:Megumi Seki text:Rie Nishikawa)
4.〈森羅〉/千葉・館山
小高い丘の上にひっそりと佇む森羅。利用客のほとんどがリピートするほど、居心地のいい空間作りと心づくしのサービスがお得意。調度品から香りまで、オリエンタルモダンなしつらえで南国ムードも高まる。
ウェルカムカクテルに加え、夕暮れ時には「サンセットバーサービス」で生ビールのもてなしも。館山花火大会を望むベストスポットでもあり、その時期の予約は争奪戦だ。
〈森羅〉
■千葉県館山市塩見284-1
■全14室1名
■0470-29-1233
■1泊23,000円~
事前予約で館山駅からの送迎サービスあり。
(Hanako特別編集『心なごむ、日本の宿へ。』掲載/photo : MEGUM(I DOUBLE ONE) text : Kahoko Nishimura)
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