職人の手仕事が詰まったインテリアやグルメも注目。 【京都旅行】嵐山のラグジュアリーリゾート旅館〈星のや京都〉で、別格の癒しステイを。
職人たちが、長い歴史が磨いてきた技術を駆使して作るものには、人に和みと安らぎを与える力があります。〈星のや京都〉では、そんな温かい手わざに直接触れることが可能です。
職人の手仕事に触れる場所。
旅人たちを温かく迎え、疲れを癒してくれる京の宿。中でも、〈星のや京都〉は別格中の別格だ。渡月橋のたもとから迎えの舟に乗り込み、嵐峡の奥へ奥へと進むと、深い緑に抱かれた宿が見えてくる。
そこからはもう、別世界だ。部屋に入れば、京都で長い間受け継がれ、作り続けられてきた手仕事の数々が見えてくる。たとえば、壁紙として張られた唐紙、ふすまの把手、文箱の中の水滴、お茶の器、料理の数々、照明器具などなど。その一つ一つに、〈星のや京都〉ならではの「おもてなし」の心が宿る。歴史と文化に裏打ちされた美しいものに囲まれ、心身ともにリラックスして、豊かな時間を過ごしたい。
INTERIOR
5タイプ25室の客室は間取りもしつらえも様々。でも、どの部屋も現代的なインテリアを取り入れ、和室と洋感覚を巧みにミックスした空間になっている。窓から望む自然の風景もインテリアの大事な要素だ。
PUBLIC
〈星のや京都〉の舟着き場の待合室にはショップがあり、茶籠など、ここにしかないものも多々。宿のライブラリーラウンジには、〈恵文社〉が選んだ旅の本が並ぶ。奥の空中茶室でゆっくり読もう。
宿のライブラリーラウンジには、〈恵文社〉が選んだ旅の本が並ぶ。奥の空中茶室でゆっくり読もう。
CUISINE
ダイニングを束ねるのは、料理長の久保田一郎さん。海外での経験も豊富で、器にも目利きぶりを発揮。器だけでなく、素材も上等。五感を駆使していただく新しい日本料理に注目したい。
〈星のや京都〉
〈星のや軽井沢〉など国内外7カ所に展開するラグジュアリーリゾートのひとつ。江戸時代の豪商・角倉了以の別邸だったとか。敷地に足を踏み入れた瞬間、ホスピタリティに包まれる。おひとり様によいコンパクトな客室から特別室まで全25室、全てリバービュー。
■京都府京都市西京区嵐山元録山町11-2
■0570-073-066
(Hanako1176号掲載/photo : Yoichi Nagano text : Michiko Watanabe)