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心身の疲れが溜まる季節の変わり目に試したい! 働く女子のおすすめリフレッシュ方法3選!注目の瞑想スタジオから、手軽なアロマバスオイルまで。

LEARN 2019.09.06

心身の疲れが中々取れにくい季節の変わり目。今回は、注目のメディテーションスタジオから、手軽に取り入れられるアロマバスオイルまで、働く忙しい女子が試したい心のリフレッシュ方法3選をご紹介します。

【瞑想】メディテーションスタジオ〈Medicha〉

入り口にある看板。
入り口にある看板。
スタジオは地下。
スタジオは地下。

メディテーションは、静かな空間で心身ともにリラックスさせ自分自身と向き合うことで、ストレス低減・集中力向上・創造力向上・対人コミュニケ―ション向上など、ビジネスパーソンに嬉しい効果があるとされています。

近年、米国を中心としたメディテーションの広まりを受け、日本でもメディテーションスタジオが登場し始めていますが、〈Medicha〉ではセルフコンディショニングの最先端を体験することが可能。長時間労働などで多くのストレスに晒されている都市型生活者に対し、五感すべてを解放する独自のメディテーションプログラムを行い、「自分に余白をつくる贅沢な時間」を提供する没入体験型スタジオです。

受付ブース。
受付ブース。

〈Medicha〉の独自に開発されたプログラムは、メインとなるガイダンスメディテーションの効果が最大化するように 、“導⼊(2つ)”→“瞑想”→“リラックス”の4つのステップで構成されています。ガイダンスは日本語と英語の全15種類から選択でき、日本語コースには「My Core」「Clear」「RESET」「Feel the Sound」「Visualize」の5種類を用意。

「My Core」の「忙しい日々の中、つい忘れがちな“大切なもの”を改めて認識し、より自分らしい人生を描いていく」というメディテーションの中では一番ベーシックなコースを、初回は体験しました。

南青山 Medicha

最初の30分間は、「01.Tune In」と「02.Open Up」の2つの部屋を自由に行き来します。2つの部屋は水風呂とサウナのようなもので、行き来することで自律神経を整え、瞑想を深めるための準備段階です。

南青山 Medicha

真っ白で何もない部屋「01.Tune In」のテーマは、気付きを得るステップ。目が覚めるようなまぶしいライティングが、日常の情報をシャットダウンさせます。抽象画(霧)をイメージしてデザインされたサウンドと音響環境の相乗効果もあり、どことなく落ち着かない気分に。音や光に浸りながら、なるべく何も考えないように過ごすのがポイントですが、それでも時間が経ってくると考え事をするようになってきます。その時が部屋を変えるサイン!

南青山 Medicha

対照的に暗い部屋「02.Open Up」は、自分を解放し脱力するステップ。天井の灯りは、1/fゆらぎ※1(※1 自然現象に見られるノイズで、自律神経が整えられるといわれる)を感じるライティングに、風景画(点)をイメージしてデザインされた6.1マルチチャンネルによる音響空間に身を置くことで、副交感神経を優位な状態にしてメンタルをニュートラルに導いてくれます。まるで満天の星空に解き放たれたような部屋に気分も変わり、リラックスした状態に。

南青山 Medicha

竹で囲まれたドームの「03.Shift」は、緩やかに理想的な状態に移行するステップ。スタッフと一緒に、心理学や神経科学を取り入れたガイダンスメディテーション(※2)を、30分間受けていきます。

席に着いたら、よりガイダンスに集中できるよう、アーユル・ヴェーダをベースとしたアロマオイル手首につけ、深い呼吸を促します。

軽いストレッチをしてカラダをほぐしたら、いよいよガイダンスがスタート。

※2米クレアモント大学 ピーター・ドラッカースクールにてエグゼクティブ向けのトレーニングセッションを担当するジェレミー・ハンター准教授が監修。

南青山 Medicha

「My Core」のコースでは、心の中で今自分が「大切に思うリソース」を思い浮かべ、それに沿ってガイダンスを受けていきます。ガイダンスを聞いているうちに、思い浮かべている人との忘れていた過去の記憶が蘇ってきます。最初は嬉しかった思い出や幸せな気持ちが溢れてきますが、人によっては過去に蓋をしていた悲しい気持ちや怒りなども出てきて、ちょっと切ない気分にもなりながら、自分の心を整理していきます。

私は日々の忙しさから嫌なこと、辛いと思うことには蓋をしていたことに気づき、認めることで本当にそれが自分にとって大事なのかを気づかせてくれるガイダンスでした。

茶道家/煎茶美風流 四世家元の中谷美風先生が監修したしつらえ。
茶道家/煎茶美風流 四世家元の中谷美風先生が監修したしつらえ。

ガイダンスメディテーションが終わったら部屋を移動して、最後はセッションの効果を落としこむステップ。ここは、自分自身のためにお茶を淹れて、日常へ戻る準備をします。

席に置いてある急須はすべて違う作品。
席に置いてある急須はすべて違う作品。

お香が消えるまでの20分間、奈良のほうじ茶と京都のお茶菓子を味わいながら、スタジオで過ごしたことを振り返ります。何か気づいたことや思い浮かんだことをメモできるように、席にはペンと紙も用意が。

日本語のコースは「My Core」のほかに、考えを整理整頓したいときの「Clear」、最近うまくいかないときの「RESET」、音に浸りながら自分の状態を知り感覚を研ぎ澄ませていく「Feel the Sound」、ヴィジョンを明確にしていく「Visualize」の計5種類がありますが、最初は想像するリソースに沿って進んでいく、やさしい「My Core」がオススメ。メディテーションは一度で効果が目に見えるものではないので、〈Medicha〉ではマッサージに通うように、定期的に通うことを推奨されています。

私自身1回目が終わった直後は、何か変わったのかな?と思う程度でしたが、その後、満員電車にのっていても普段より心が穏やかなことに気づき、これはメディテーションでつくった“心の余白”のおかげかな?と感じたのが最初でした。そして5回通って変化を感じていることは、その日嫌なことがあっても、引きずる時間がかなり短くなってきたこと!

日々の生活の中で気分のゆらぎが少なくモチベーションを維持できているのは、メディテーションのおかげかもしれません。毎日頑張る自分へのご褒美として、通ってみてはいかがでしょうか。

〈Medicha〉
■東京都港区南青山 5-3-18 BLUE CINQ POINT(ブルーサンクポイント)C棟 B1
■ 東京メトロ銀座線・千代田線・半蔵門線「表参道駅」A5出口 徒歩4分
■14:30〜23:00、土日祝11:00〜19:30
■月休(祝日・振替休日に当たる場合は営業、翌日休館)
■ 1回8,000円/80分
※WEB事前予約制。
※オフィシャルサイトにて事前予約・オンライン決済可。
※ ウェアのレンタルはなし。
公式サイトはこちら

(「メディテーションスタジオ〈Medicha〉で自分に余白をつくる贅沢な時間を。」掲載/text:高橋聖子)

【アロマ】〈アロマセラピー アソシエイツ〉のバスオイル

ミニチュアバスオイルコレクションN 3ml×10本 6,000円(シュウエイトレーディング 03-5719-0249)
ミニチュアバスオイルコレクションN 3ml×10本 6,000円(シュウエイトレーディング 03-5719-0249)

リラックス、カーミング、エンカレッジなど目的別に10種の香りを楽しめるバスアンドシャワーオイルのセット。その日の気分でチョイスして、バスタイムを有意義に。

(Hanako1167号掲載/photo : Naoki Seo text : Ayana)

【読書】〈代官山蔦屋書店〉コンシェルジュおすすめの本

代官山蔦屋書店

1.Hilda Grahnat & Linnea Paulsson『Pet People #3』
ペットと飼い主の素敵な関係を感じる写真がずらり。(自費出版/2,050円)

2.Ami Sioux『TOKYO 35°N』
50人が描いた地図をもとに著者が風景を撮影。(Editions OK FRED/3,000円)

3.文鳥文庫選『文鳥文庫第一弾セット』
「走れメロス」など8つの文学作品を箱にパッケージ。(文鳥社/1,200円)

ちょっとしたブレイクタイムに眺めてほしいのは『Pet People #3』。「スウェーデンで暮らす女性2 人が作る雑誌で、ペットと暮らす人や街をフィーチャー。余白のあるレイアウトにゆったりと写真が並ぶさまが心地いいです。愛しいペットと一緒にぜひ」。

日々の生活を送る東京という街にマンネリを感じている人には、『TOKYO 35°N』。「LA在住のフォトグラファーであるエイミーが、50人に“東京でお気に入りの場所の地図”を書いてもらい、そこを訪れて撮影した写真を集めたもの。自分が住んでいる東京という場所が、新しい都市として浮かび上がるような感覚が味わえます」。

『文鳥文庫第一弾セット』は、「長くても16ページしかないので、電車の中でも読めてしまいます。懐かしい文学を大人になって読み返すと、新しい気づきがあるかもしれません」

〈代官山蔦屋書店〉高山かおりさん
マガジンコンシェルジュ。主に国内の雑誌・リトルプレスの仕入れ、マガジンストリートで展開するフェアやイベントの企画を担当。

(Hanako1127号掲載/photo:Yuko Moriyama text:Aya Shigenobu)

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