【門前仲町】ピザ、パン、どら焼き、焼き菓子…おいしい〈小麦グルメ〉6軒

店主は、世界ピザ選手権で何度も優勝を飾っているTony Gemignani氏に師事。昔ながらのクリスピーなNYピザは、外国人の常連も多い本場の味だ。師匠が監修した香りのいい粉と、200種以上から選んだ濃厚なチーズもこだわり。「NY ニューヨーク・クイーンズ区ペパロニ」はホールでも購入可能。ほかにチーズとのハーフ&ハーフもある。

「この界隈は古くから老舗和菓子店が多いことでも有名。あえてその聖地で勝負したくて」と開店の理由を語る店主・鈴木康之さん。昔ながらの銅板＆手焼き製法に、ほんの少し洋菓子のエッセンスも加えたどら焼きは、薄力粉＆うどん粉を使ったふかふかの生地が特徴。あんには最高品質の十勝産小豆を使い、塩味を利かせた。生地と共に口の中でとろけるような軽い食感がクセになる。

清澄白河で人気のコーヒースタンドが門前仲町に移転。店主・八木隆充さんがこだわるエスプレッソ系が自慢のコーヒースタンドだ。豆は〈The Rising Sun Coffee〉にオリジナルのブレンドを注文。一般的な店よりも時間をかけて抽出した濃厚なエスプレッソのほか、ラテ類も充実。粉や果物など素材の風味を生かした自家製の焼菓子とも好相性。

「生まれ育った地元に本場ナポリの味を伝えたかった」と店主・鈴木学さん。沖縄で行列が絶えなかったピッツェリアを2023年、門前仲町に移転した。ここは、厳しい審査で有名な〈真のナポリピッツァ協会〉の公認店。薪窯や小麦粉、塩まで現地の素材で焼き上げたピッツァは、まさに粉が香る絶品の一枚。モッツァレラや生ハムなど吟味された食材の味が活かされている。

表参道にあるパン屋〈パンとエスプレッソと〉とコラボした、子育て支援ベーカリーカフェ。テラス席は深川公園と直結、ミルクのお湯を提供するサービスもあるなど、親子でのんびり過ごせる。パンは子供も食べやすい小ぶりなサイズが多く、食事系から菓子パンまで約30種がそろう。イートインではバターをたっぷり使った「ムー」に、さらにバターをのせて焼いたハニートーストが人気だ。

厳選したシングルオリジンをそろえるロースタリーカフェ。コーヒーに合わせて開発した「サークロ」は、サクッとしっとり、バター控えめのクロワッサンだ。フィリングはレッドオニオンの食感が豊かなツナメルトのほか、ご近所にある〈甘味処 いり江〉の粒あんを使ったあんバターなど、目移り必至。2024年3月から同じ生地に甘いクリームを入れたスイーツ、「プレーヌ」も登場。