町の洋菓子帳 捨てられない! 甲斐みのりさん激推しの「かわいい包装紙」7選
FOOD 2024.02.14
お菓子を包み、幸せな思い出も包む。商品ではないことがかえって価値を上げる、愛おしき紙たち。町のあちらこちらに存在する〝かわいい〞を見つめ続ける文筆家、甲斐みのりさんにかわいい包装紙を教えてもらいました。
INDEX
甲斐みのりさんが取っておきたくなるかわいい包装紙
お菓子そのものの質はもちろん、包装紙もおいしさを演出する大事な要素のひとつ。絵心のある店主が自身で手がける、印刷会社の職人に頼む、絵の上手な知人に描いてもらう、あるいは著名なクリエイターに発注する。「まだイラストレーターやグラフィックデザイナーという職業がなかった時代につくられた、など成り立ちもさまざまな包装紙は、それ自体に値段のつかないものだからこそ価値があります」。包装紙をノートに貼ったりブックカバーにしたりして、甘い幸せで満たされた余韻を楽しむのだ。店のロゴと合わせて、包装紙のデザインにも注目を。
1. 浜松〈まるたや洋菓子店〉
浜松〈まるたや洋菓子店〉は“お人形柄”と親しまれている。
2. さいたま〈アルピーノ〉
さいたま〈アルピーノ〉は『それいゆ』の挿絵などで有名な鈴木悦郎のデザイン。
3. 豊橋〈マッタホーン豊橋本店〉
豊橋〈マッタホーン豊橋本店〉は童話のキャラクターのよう。
4. 名古屋〈ボンボン〉
名古屋〈ボンボン〉は同店のクマのキャラを敢えて使っていない。
5. 〈横浜かをり〉
〈横浜かをり〉は異国情緒あふれるデザイン。
6. 西宮〈エルベラン〉
西宮〈エルベラン〉は地色が紺のシックなカラーバージョンも。
7. 横須賀〈大津坂倉〉
横須賀〈大津坂倉〉はさすがの谷内六郎の画。