もらってうれしいシュークリーム 売り切れ次第終了の逸品も。手土産の王道・シュークリームのお店6選

前職ではマネージャーや秘書などを経験してきた小池花恵さんと、来客が多く、手料理をよくふるまうという麻生要一郎さん。手土産上手な2人は、「差し入れにはシュークリームが大定番！」と口をそろえる。カスタードの優しい甘さを包み込むシュー生地。シンプルであるがゆえに、お店ごとに見た目も味わいも千差万別。

2人がいつも手土産にしているという、あげてうれしい＆もらってうれしい王道シュークリーム店を紹介します。

「マネージャー時代、ドラマや映画の現場に行くことが多くて。そういう時はシュークリームが最強なんです。スタッフのみんなが忙しくても片手でパクッと食べられるから、シュークリームは現場の味方。疲れていても甘いものを補給して『もうひとがんばりしよう！』ってなる姿を見るのもすごくうれしくて」という小池花恵さんにオススメのお店を紹介してもらいました。

小さいながらもカスタードがみっちりと詰まったシュークリームは、甘さ控えめでクラシックなおいしさ。「素朴だけど上品で、何度食べても飽きがこないんです。サイズも値段もかわいくて、この価格でいただけることにただただ驚きです！」（小池さん。以下同）。

フォークとナイフで食べられるようにと生まれたリング型のシュークリーム。口どけのよい生クリームとカスタード、サクッと切れ味のよいシュー生地……その黄金比はすばらしい完成度。「カスタードと生クリームミックス派がお好きな方に」。

代々木八幡の〈PATH〉のパティシエ後藤裕一さんの店。アーモンドを散らして香ばしく焼き上げたシュー生地と濃厚なクリームのバランスはいつまでも記憶に残る味。「チーズケーキも有名ですがシュークリームもびっくりするほどおいしくて」。

「ふわふわしたシュークリームってどこか優しい気持ちになるというか。男女関係なく年代問わず、嫌いな人はあまりいないから、打ち合わせや差し入れに持っていくと、どんな方にも喜ばれるんです。また、シュークリームって飾らず、気取らずに食べられるし、誰もがほっとする日常的なお菓子だと思うんです。でも、箱を開けた時の喜びは、すごく大きいんですよね」と語る麻生さんにオススメのお店を紹介してもらいました。

ふんわりやわらかいシュー生地の中に、驚くほどたっぷりと詰まったカスタードは、至福の重量感。「昔ながらのこのほわほわとした見た目が、どこか他人とは思えない感じで……（笑）」と麻生さんの一番のお気に入り。誰もが安心するビジュアルです。

花びらのような焼き上がりのシュー生地に卵感強めのカスタードクリームが郷愁を誘う。昔から変わらず、すべて手作りと聞いて納得。「外苑西通り沿いにあって、手軽に寄れるのでよく買いに行きます。粉糖が振ってあってかわいいんです」（麻生さん、以下同）。

バニラが香るクリームが詰まったさっくりとしたシュー生地を、粉糖で真っ白におめかし。「〈成城凮月堂〉って和菓子も洋菓子もあるんですが、その感じがすごく好きで。どちらも優しい味なんです。懐かしい感じもするし洗練もされていて」。