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ビールより断然合う!
プロが激推しする餃子とワインのペアリング
FOOD 2023.11.20
おいしいワインをさらに美味しくする要素は、料理、場所、人、目的が複雑に絡み合う。「ワインを何と一緒に楽しむ?」という質問を餃子愛好家として知られるオガサワラガクさんにしてみました。
【餃子とワイン】
皮、餡、タレとワインの相性で自分史上最高のペアリングを探す
朝から晩まで餃子漬けの生活を続けて15年以上、オガサワラガクさんは餃子超人と呼ばれている。自宅で月3〜4回開催している餃子パーティの一杯目は「ビールで乾杯!」かと思いきや、用意した3種類の餃子にはワインをペアリングするらしい。
「油っぽい餃子には酸がキリッとしたワインが合うんですよ。友人が餃子会に持ってきてくれたのをきっかけに、餃子とワインの相性の良さに気付いてハマってしまいました」

全国各地から取り寄せた餃子を数種類用意して、ナチュラルワインとペアリングするのが餃子会の鉄則。日頃から餃子にピッタリなワインを仕入れるために、〈Paradise Nature〉のサブスクを利用したり、〈àcôté〉や〈Grape Gumbo〉、〈wineshop flow〉で店主に相談しているオガサワラさん。初めに決めるのは、餃子の皮・餡・タレのどれを軸にするか。

「今回は餡を基準に。ラム肉には赤、ホタテには白、鶏肉にはオレンジと、餡の旨味をワインで引き立てるようにしました」
まるで餃子のペアリングコースのように、一皿ずつワインを替えながら飲む。
「ペアリングと言いつつも、『この餃子にはこのワイン』と決めつけることはしたくないと思っています。タレも複数用意して、それぞれでアレンジしながら、意見交換できるのがホームパーティの醍醐味。集まったみんなで感想を言い合いながら、ユニークな組み合わせを発見していきたいですね」