シングルオリジン紅茶の先駆け!吉祥寺の人気ティーサロンなど。 紅茶好きが行きたい!長く愛される紅茶専門店3軒。
日々の癒しに、おいしいスイーツとこだわりの紅茶で寛ぎのひとときを過ごしては?都内最古の老舗紅茶専門店やシングルオリジン紅茶の先駆け的存在のサロンなど、紅茶好きにおすすめのティーカフェを3軒ご紹介。
1.おいしい茶葉の販売と、おいしい時間を提供する〈TEA SALON Gclef 吉祥寺店〉
1996年創業。シングルオリジンという価値をいち早く見出し展開してきた紅茶専門販売店〈ジークレフ〉が、顧客の要望に応える形で2008年にオープンしたティーサロン。
スコーン(600円)は開店当初からの名物。
0.1g単位で計量したり、ポットの種類を替えたりと、茶葉ごとのおいしさを最大限に活かすための手間を惜しまない。
サングマ農園のダージリン2ndフラッシュ、キャラメルと洋梨のプリザーブのワッフルはセットで1,750円。
英国調のインテリア。
喧騒から一本入った閑静なロケーションを導入に、インテリアも接客も、格式がありながらも親しみのあるムードで居心地抜群。ついつい長居してしまう。茶葉の販売店は吉祥寺のほか、阿佐ヶ谷と目白にも。
2.紅茶という文化を発信し続けて43年〈紅茶の店 青い空〉
都内で最も歴史ある紅茶専門店のひとつ。開店当時はほかに術もなく、店主自らスリランカやインドの茶園に赴いて紅茶の基本的な知識や淹れ方の教えを乞うたそう。そして教室を開催するなど、〈青い空〉は単なる喫茶店にとどまらず、紅茶の啓蒙活動の文化的拠点としても機能した。それから40年余り、今も同じ場所から上質な紅茶を届け続けている。
ダージリン2ndフラッシュ(700円)、スリランカ風焼きサンド(750円)。
バニラアイスがのったアップルシナモントースト(600円)とココナッツミルクティー(750円)。
ストレートティーはもちろんのこと、ココナッツやアーモンド、ゴマ、チョコミントなどと組み合わせたオリジナルのミルクティーも特筆しておきたい。
ティーコジーもショップカードもキュート!
3.本と喫茶の街の、紅茶の最古店〈Tea House TAKANO〉
オーナーの髙野健次さんが、大好きな紅茶を毎日飲むためにはどうしたらいいかと考えた末に出した答えは、脱サラして自ら店を開くことだった。これが1974年、都内初の紅茶専門店誕生の所以だ。そのために英語と貿易を猛勉強し、茶葉を個人で輸入するなど実はすごいことを実現してきたのだが、紅茶を楽しむのに細かい嗜みやこまっしゃくれた気取りは不要とさらりと言う。
アイスラビー茶園のウバ(BOP、620円)はエクセレントクオリティ。シトラスシホンケーキ(320円)と好相性。
最低限のおいしい淹れ方だけ守って、あとは自由にゆっくりお茶の時間を楽しんでほしいというシンプルな想いは変わらない。
ティープロダクトの歴史を描いたカレンダーをアレンジして額装に。おしゃれ!
(Hanako1145号掲載/photo : Tomo Ishiwatari text : Mick Nomura (photopicnic)