お茶のトレンドがわかる。 お茶ラヴァーなモデル・木村ミサおすすめ!【東京】本格茶と和スイーツが味わえる日本茶専門店。
モデルとして活躍する木村ミサさんが、自身のライフスタイルを通じて”お茶の魅力”について伝える連載「本日の至福、このお茶一杯より。」から、本格的な日本茶と和スイーツが味わえる日本茶専門店をご紹介します。
1.様々なスタイルの日本茶を楽しめる日本茶専門店〈八屋〉/千駄ヶ谷
北参道・千駄ヶ谷エリアは、来たる2020年の東京オリンピックに向けて、賑わいを見せているエリア。私も個人的によく通う馴染みのあるエリアで見つけた〈八屋〉という日本茶専門店。不動産屋さんが建物一棟をプロデュースし、初の飲食業界に踏み込んだ第一歩として日本茶スタンドカフェをオープン。
日本茶インストラクターや元バリスタさんが毎回厳選した茶葉で考えて作るお茶メニューの魅力に惹きつけられた私は、もっと深く魅力を知りたくなったのです。
初めてここを訪れた日、ほうじ茶ラテを知り合いへ差し入れに持って行ったところ「美味しすぎる!」との声を聞き、その日のうちに自分用にリピート来店。そして、私のお気に入りになった〈八屋〉のほうじ茶ラテ。こちらのアイスほうじ茶ラテは粉末にしたほうじを抹茶と同じように1杯1杯点てているので、ふわっとほうじ茶の香りを楽しめるのが特徴です。元々バリスタだったスタッフの方もいらっしゃるので、ラテの見た目も美しい…。飲み心地はスッキリながら、ほうじ茶の香りを堪能できるのでスルスルと飲めてしまう。いつも頼んで駅に着くまでのほんの数分で飲み干しちゃうくらい大好きな味。
お茶のお供におすすめなのが、千駄ヶ谷店限定の「白ばたー餡ぱん」。ちょっと小腹が空いた時のおやつとしてちょうどいい小ぶりサイズ。見た目もころんとして可愛い。パンはバルミューダでこんがり焼き、生クリームのようなコクのあるこだわりの白いバターと十勝のこしあんをサンド。甘さ控えめのこしあんと濃厚なバターが煎茶の苦味と最高に合います。こんがりと焼けたパンもまた香ばしくてお茶が進む。お茶を飲みながら片手でパクッと食べられる手軽さと、食べても罪悪感を感じないちょうどいいサイズが女性にはツボです。
〈八屋〉
■東京都渋谷区千駄ヶ谷4-1-8
■03-6368-6647
■9:00〜19:00(18:45LO)土日祝休み(夏季冬季休暇あり)
2.お茶を使ったチーズティーやモンブランも!記憶に残るお茶体験を。〈カネ十農園〉/表参道
表参道の駅からちょっと歩いて脇道を進んでいくと、大きな暖簾が目立つお店が目に入る。〈カネ十農園〉は、静岡県牧之原市の茶農園。栽培から製茶、梱包まで自社で一貫して行い、一番茶を届けるプロダクトなので新鮮かつ風味豊かなお茶が楽しめるのです。
〈カネ十農園〉のお茶は以前の記事でも何度か取り上げたことがあったり、自宅でも「アールグレイ緑茶」を愛飲しているくらいすごく好きなお茶。そんなお茶がお店で楽しめるというのが〈カネ十農園 表参道〉です。
今回は飲んだことのない「カネ十棒茶」をチョイス。こちらの棒茶は、一番摘みの茶葉から選別した良質な茎だけをじっくり煎って、その深煎りと浅煎りを独自の配合でブレンド。棒茶って馴染みがないので未知だけど、一口いただくと清涼感のある香りと独特のさっぱりとした甘みがとても飲みやすくて実は人懐っこいことに気付きます。カネ十のお茶は茶葉本来の旨味を存分に楽しめるから頼りになるヒーローのようなお茶なのです。
〆はスイーツで。「焙じ茶モンブラン」はオープンからお昼すぎには完売してしまう程の人気メニュー。実はこの「焙じ茶モンブラン」、写真では伝わらないけど、揺するとプルプルと可愛く揺れるのです!(きになる方はぜひインスタでチェックしてみてください)
その秘密は、中に焙じ茶プリンが隠れているから。濃厚だけどさっぱり食べられる焙じ茶プリンの上に栗餡と焙じ茶パウダー、そしてお茶と相性の良いクリームチーズと混ぜたモンブランの組み合わせは新しくて今までにない感触のスイーツ。これは並んででも食べたくなる。焙じ茶LOVERな皆様には是非一度は食べていただきたい。そして可愛く小躍りする焙じ茶モンブランちゃんを体験してみてください。
〈カネ十農園〉
■東京都渋谷区神宮前4-1-22 1F
■03-6812-9637
■11:00~19:00 月休
3.”抹茶”の魅力をカジュアルに伝える。築地の老舗海苔専門店が手がける〈MATCHA STAND MARUNI〉/築地
築地を歩いているとスタイリッシュな看板と、入口で抹茶を点てているお店が目に入る。〈MATCHA STAND MARUNI〉は、築地で100年の歴史を持つ老舗海苔専門店〈伊藤海苔屋〉が2018年11月にオープンしたばかりの抹茶スタンド。海苔とお茶は保存方法や保存缶などの容器も似ていることから、よく一緒に売られていることが多いそう。そんな老舗の〈伊藤海苔屋〉さんが、抹茶をカジュアルに、身近に感じてもらいたいという思いで抹茶スタンドをはじめた伊藤さんのこだわりの一杯をいただきます。
実際に目の前で見る事によりさらに抹茶のことが好きになっていく、という最高にボルテージが上がった状態で一口飲んでみる。濃厚な抹茶の味がしっかりと主張してくる。同時にミルクとサトウキビから作られたきび糖シロップの甘みが更に抹茶の良さを教えてくれる。抹茶は、石臼挽き宇治抹茶を使用。濃厚で爽やかな後味。
築地という土地柄、抹茶に興味のある海外の方や、若い方に向けてティーバッグのものや、ビギナー向けの抹茶のセットや、茶器なども販売。実際に目の前で抹茶を点てたり、お茶を飲むことによって、わかりやすく、正しく理解してお茶を始めようと思えるきっかけになる。日常にお茶を取り入れてみようと思える場所があるのはとても貴重で素敵なこと。日本が誇る“MATCHA”を感じることができる場所なのではないでしょうか。
〈MATCHA STAND MARUNI〉
■東京都中央区築地4丁目14番18号 妙泉寺ビル101
■03-6264-3835
■9:00〜15:00 水・日・祝休
(photo:Kenichi Kurosaki)
■あなたの毎日のお供に、ホッと寄り添えるような一杯をご紹介しています。
モデルとして活躍する木村ミサさんが、自身のライフスタイルを通じて”お茶の魅力”について伝えていきます。お家で楽しめるお茶と素敵なカフェを隔週でご紹介。あなたの毎日のお供に、ホッと寄り添えるような一杯をお届け。
■連載はこちらから