前田有紀の『週末・気分転〈花〉』~第4回~ 華やかなお花の定番「バラ」を長持ちさせる為の3ポイント!
10年のアナウンサー生活を経て、フラワーアーティストとして活躍する前田有紀さん。そんな彼女が世の頑張る女子の気分転換になるようなフラワーライフのアイデアを紹介してくれる連載。第4回は、お花の定番「バラ」のメンテナンス3つのポイントをご紹介。
送別会でバラをもらったら!
今年も残すところあとわずかですね。12月になって忘年会や送別会で、お花をもらう機会も送る機会も増えますよね。「せっかくもらった花を長くもたせたい!けど、すぐ枯れてしまう。」そんな風に思ってる方、意外と多いと思います。今回は、みんなが知っているお花の定番「バラ」について、メンテナンス3つのポイントをお話しいたします。
バラを長持ちさせる為の3ポイント!
【ポイント1】朝晩、新鮮な水に替えて!
まず、バラは新鮮なお水が大好きです。バラの農家さんに「飲めるくらい新鮮な水だったらとてもよく持ちますよ〜。理想で言えば、朝と夜に水を変えてあげてください。」と教えてもらったことがあります。お水が濁ってくると、バクテリアが発生して、バラの水を吸う力が弱まってしまうそうです。朝起きたら、水を替えて。夜自宅に戻ったら、水を替えて。器をすすいで水をかえるのは、やってしまえば一瞬のこと。日常のサイクルに組み込んで、こまめに意識して取り替えてあげてください。
また、この時に市販の栄養剤を使ってあげると、より新鮮で長持ちでいられます。色んな花に適応できるので、お花を飾る際には、合わせて手にしてみてください。
【ポイント2】こまめに切り戻しを!
茎の切り口を2、3センチ短く切り戻すと、バラの水を吸う力を保つことができます。勤めていた花屋では、毎日水換えをしてその度に茎を切り、その長さに合った器に活け直していました。その際に茶色くなった部分もはがしてあげると、バラも装いも新たにちょっと嬉しそうです。
【ポイント3】置く場所は玄関がベスト!
寒い冬は、バラが長持ちする季節とよく言われますが、盲点なのは冬の暖房です。リビングルームは過ごす時間が長くて、その分部屋も暖まっていることが多いので、比較的涼しい玄関近くに飾るがオススメです。疲れて帰宅した際に、みずみずしいバラが出迎えてくれるのも、なんだか嬉しいものです。
1年頑張った自分へのご褒美にもバラを飾ってみては?
バラはあまり日持ちしないと思われがちですが、ちょっとした工夫で意外と長く飾って楽しめるものです。1年頑張ったご褒美にもぴったりのお花ですので、ぜひこの季節にお気に入りの色のバラを見つけてみてください。私がプロデュースを手がける〈世界の花屋〉でも、ケニアのソジャンミ農園からきたとても美しくユニークなバラをご紹介しています。農家さんの笑顔にも癒されますので、ぜひ覗いてみてくださいね。
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