大阪の人気店同士が奇跡のコラボ!世田谷代田〈ADDA〉のカレープレート。
2020.08.07

第12回 【カレーときどき村田倫子】 大阪の人気店同士が奇跡のコラボ!世田谷代田〈ADDA〉のカレープレート。

「カレーときどき村田倫子」へようこそ。食べたいカレー屋さんを訪ね、自身でつらつらとカレーに対する想いを綴る、いわば趣味の延長線ともいえるこの企画。今回は、世田谷代田のカレー屋さん〈ADDA〉を訪れました。
村田倫子
村田倫子 / モデル

「モデルとして雑誌をはじめ、TV、ラジオ、広告、ファッションショーなどで幅広く活躍。モデル界きってのカレー好きとして知られ、イベント出演や界隈の著名人との対談も行う。自身がカレー屋に訪問し執筆まで行うWEB企画「カレーときどき村田倫子」をHanako.tokyoで連載中。」

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あなたは欲張りですか?1日約3回しかチャンスがない、貴重なご飯の時間。美味しいものを一度に食べられたら、どんなに幸せか…。まだ少しおぼつかない世の中。外食の時間はより注意深く選びたい。

さて、そんなあなたと私に朗報です。

スパイスカレーの発祥地「大阪」でカレーマニアを唸らせた人気店のカレーが、東京カルチャーの真ん中「下北沢エリア」で食べられるようになったってよ。(万歳)!!

下北沢 ADDA

向かった先は今年の4月1日、新たなスタイルの商店街として生まれた〈BONUS TRACK〉。センス溢れるお店が軒を連ねる中、本日のお目当てが。

下北沢 ADDA

〈ADDA〉。ベンガル語で“集う場所“という意味をもつ、願いと祈りが込められた素敵な名前。もうすでに多くの人が、〈ADDA〉の引力に誘われカレーを食べに集っている。

下北沢 ADDA

〈ADDA〉は大阪の人気店〈デッカオ〉と〈ボタ〉がコラボレーションした革新的な店舗だ。大阪を訪れた際に“食べたいリスト上位“のカレーを一箇所で…!?ましては大阪に足を運ばずとも都内で楽しめるなんて、考案した人は天才だと思う。

下北沢 ADDA

店主の笹原さん。実は彼もスパイスの魅力に誘われ、この場所に集った1人。「僕は実はサラリーマンだったんです。それがタイミングとご縁が重なって…今こうして大好きなカレーのために鍋を振るっています」。

下北沢 ADDA

昔からバックパッカーで世界を旅したり、カレーも好物だったという笹原さん。スリランカに訪れて本場のスリランカカレーを口にしたとき、彼のカレーに対する価値観はガラリと崩れ、猛烈にアップデートされた。スパイスカレーの魅力と可能性にいよいよ気づいてしまったのだ。

下北沢 ADDA

パンドラの箱を開けてしまった笹原さん。大阪転勤時代にスリランカカレーが美味しいと定評のある〈デッカオ〉へ通い詰めた。オーナーと夜な夜なカレーへの熱い思いや、自分の将来の展望を語りあっているうちに「じゃあ、ウチで面白いことをやろう」と…カレーの世界へと誘いの声がかかる。そこから笹原さんのスパイス香る2ndライフが幕を開ける。人の人生の舵をも取るカレー。やっぱり魅惑な食べ物です。(そんな私もこの連載を始めてかれこれ4年なので、この魔力は痛いほどわかる)

下北沢 ADDA

この2店舗の夢のコラボ出店は、〈ボタ〉、〈デッカオ〉のオーナ同士が、お互いの家族で旅行に行くほど親密な関係性だからこそ叶った。両者の得意な要素を抽出し、バランスよく練り合わせて配合し、絶対的な信頼の土台から生まれたのが〈ADDA〉のカレーだ。

下北沢 ADDA

チキンカレーとダルカレーがベースの「ADDAプレート」。そこにプラスして週替わりの「本日のカレー」から好きな味を選択できる。

下北沢 ADDA
「ADDAプレート」1,200円

褐色に並み立つチキンカレー、淡黄色のターメリックライスの上で花開く赤玉ねぎのアチャール、ダル、ナスのモージュ、水菜の和え物、ポルサンボル、本日のカレーであるマトンキーマ。色彩のパレットの様な美しいカレーだ。

下北沢 ADDA

〈デッカオ〉のDNAをそっくり受け継いだチキンカレー。柔らかな出汁の香り、ミルクの優しい甘さ、スパイスの豊潤な奥行きが、そこには凝集されていた。

下北沢 ADDA

〈デッカオ〉オーナーの奥様のお母さんがスリランカ人。ここ日本でも祖国の味を娘や孫に振る舞いたい…と考案したレシピを軸にした愛のあるチキンカレー。ココナッツミルクではなく牛乳をベースに使用するなど、スリランカの要素の中に、どこか懐かしくて愛しい記憶のカケラが散りばめられた癒しの味だ。

下北沢 ADDA

インドベースのマトンキーマは〈ボタ〉のDNAを受け継いでいる。マトンの旨味が1番引き立ち、いきいきと弾ける絶妙なスパイスを配合。ギュギュギュと凝縮された旨味がお口で沸点に達して弾ける様は、もはや快感。

下北沢 ADDA

さて、この個々でも完璧なカレー達や副菜は「パレットよろしく」と、気の向くままに混ぜ合わせ、自分色をつくって楽しむのがスリランカカレーの醍醐味である。旨味、香り、食感が層になって重なりほどけて、味覚の無限の可能性が解き放たれる。

下北沢 ADDA

一口一口、その瞬間が新たな味覚の発掘。あぁ、カレーって何て楽しいのだろう。

下北沢 ADDA

個人的に本日衝撃を受けたのが「ナスのモージュ」。副菜という立ち位置に置かれているが、もう主役を喰ってしまうかの様な勢いで、美味しいの刃を剥いてくる。大阪の〈デッカオ〉でも常連さんから「ナスのモージュ丼」を作ってくれと懇願されるほどの人気っぷり。いや、今まで「モージュ」はノーマークだった私も、今日ですっかり骨抜きにされてしまったよ。(もう恋しい)

下北沢 ADDA

混ぜて、運んで、目尻を下げて…。このパレットには同じ一口は存在しない。どこを切り取っても新鮮な発見が埋まっている。〈デッカオ〉と〈ボタ〉の要素が溶け合い、素敵な化学反応を巻き起こした「ADDAプレート」。こんな欲張りプレートを都内で味わえるのはやっぱり贅沢。素敵すぎる一石二鳥にすっかりご機嫌だ。また、すぐ欲張りたい…。

〈ADDA〉

■東京都世田谷区代田2-36-14 BONUS TRACK内
■11:30~L.O.16:00(売り切れ次第終了) 月曜休
 ※営業時間・定休日などは、ツイッターインスタグラムで随時お知らせします。

(photo:Kayo Sekiguchi)

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