47都道府県・全グルメガイド 【栃木県・日光市グルメ】〈Grill&Steak 妙月坊〉の生湯葉のせハンバーグなど絶品グルメ5選
雑誌Hanako2024年1月号「47都道府県、おいしいあの町へ」では、地元在住の食通が教える、47都道府県のおいしい食を求める旅を紹介しました。Hanako Webでは、誌面では紹介しきれなかった47都道府県のオリジナル記事を限定で公開。
今回ご紹介する栃木のガイド役は、栃木のタウン情報誌の編集長、小森裕子さん。ピックアップしてくれたのは、日光市エリア。伝統の生湯葉をトッピングしたハンバーグなど、和と洋が融合した日光グルメを教えてくれました。
1.歴史ある建物を活用した 〈Grill&Steak 妙月坊〉で、新名物をいただく
日光は明治時代から外国人に愛され、大使館員の別荘も多く構えられたエリア。今でも歴史ある洋風建築が残り、日光東照宮をはじめとした神社仏閣とともに独特の風景を作り出しています。グルメも和洋折衷の楽しみがあり、ステーキレストラン〈Grill&Steak 妙月坊〉では、ハンバーグに日光名産の生湯葉をのせたものも。かつて日光山輪王寺の宿坊だった建物を改装し、アンティーク家具を配した雰囲気も素敵です。
全国の市で3番目に広いという日光市には、醤油や酒などの発酵文化が栄えた旧今市市も含まれていて、2006年の合併によってさらに食が豊かになったのではと思います。
Grill&Steak 妙月坊
(みょうげつぼう)
2019年オープン。「たっぷり生湯波を添えたビーフハンバーグ」2,530円は、栃木県産の霧降高原牛を使ったビーフ100%のハンバーグに、たまり醤油ベースのソースをかけ、日光の名店から仕入れる生湯葉、わさびをトッピングしたもの。敷地内の庭を散策するのも楽しみ。予約がおすすめ。2023年8月には寺を改装した〈山内茶寮 大光坊〉もオープン。
住所:日光市山内2381
TEL:0288-25-5025
営業時間:11:00~22:00(最終入店19:30)
定休日:水休
2.かわいくてほっこり!〈日光人形焼 みしまや〉でお土産をゲット
日光東照宮の参道にある〈日光人形焼 みしまや〉(日光市石屋町440)の人形焼は、東照宮の「見ざる聞かざる言わざる」、陽明門、眠り猫など、愛らしいモチーフ。栃木県産の「磨宝卵」、北海道産小豆「しゅまり」など、素材も厳選されています。
3.〈西洋料理 明治の館〉のしっとりなめらかなチーズケーキ
石造りが素敵な〈西洋料理 明治の館〉(日光市山内2339-1)は、アメリカの貿易商の別荘を利用したレストラン。中でも人気なのは、クリームチーズ、卵、砂糖だけで作った濃厚なチーズケーキです。仕上げに乗せたサワークリームの爽やかさが、チーズケーキといいバランス。
4.スペシャルティコーヒーを古民家でいただく。〈日光珈琲 御用邸通〉
昔の商家を、当時の梁や柱を活かしながら4年かけてリノベーションした品のあるカフェ〈日光珈琲 御用邸通〉(日光市本町3-13)。日光には4店舗展開する〈日光珈琲〉の中でも、この建築を目当てに行きたい店舗です。提供するのは、自家焙煎のスペシャリティコーヒー。
5.とっておきの日に食べたい〈大滝日光サーモン〉へ
“海なし県”の栃木ではアユやマスなどの川魚を食べる文化があります。天然に近い状態で丁寧に生産している〈大滝日光サーモン〉(日光市土呂部1350)のサーモンは極上で、有名店にも採用されているほど。お食事やお茶、釣りも楽しめますよ。
One More Place
三時代の建築様式を一度に見学できる
〈日光田母沢御用邸記念公園〉
〈日光田母沢御用邸記念公園〉(日光市本町8-27)は、明治32年から昭和22年まで3代にわたる天皇・皇太子が利用した御用邸で、増改築を繰り返してできた集合建築群。江戸・明治・大正と三時代の建築様式を一度に見学できる、貴重な文化財です。春の桜、夏の紫陽花、秋の紅葉、冬の雪景色と、季節ごとに訪れたくなる庭の景色も見所ですよ。