アートとサウナに癒される。群馬〈白井屋ホテル〉|まろが行く、ひとりホテルのすゝめ
ひとり時間の楽しみ方を提案するメディア「おひとりさま。」を運営する“まろ”が、ひとりホテルステイならではの魅力を伝える連載。第2回は、群馬県前橋市にある〈白井屋ホテル〉です。
深夜3時まで寝られない、幸せなひとりの夜
お腹が満たされたところで、いったんお部屋に戻りつつ、週末限定でひっそりとオープンするバー〈真茶亭〉へ。元の旅館にあった茶室を移築した空間に隣接していて、その待合の機能をも意識して、現代美術作家・杉本博司氏と建築家・榊田倫之氏率いる〈新素材研究所〉が設計した場で、異世界なドリンクを楽しむことができます。まるでイリュージョン!?な演出は凝っていて楽しいです。
お部屋でお寛ぎタイム。ひとりステイの中でも、夜にお部屋でまったりする時間がとても好きです。
中でも、浴室のシックなグレーの壁と真鍮製の水栓金具のデザインがたまらないです。特に蛇口からお湯が出てくる姿が美しすぎて、これだけぼーっと眺めてしまったり。変態ですね…(笑)。
そして、さらにたまらん…な時間だったのが、さあ寝ようとベッドに横たわったとき。照明を消し、備え付けのグラスサウンドスピーカーをキャンドルモードにして、光を揺らしてみたら、偶然写真のようになり、“水道管と光のショー”を楽しむことができました。あまりの美しさにうっとりしすぎて深夜3時まで寝られず、またやってしまった~という感じではありましたが、この時間が最高に幸せで、やめられない。
ちなみに、お部屋を手掛けたアーティスト、レアンドロ・エルリッヒ氏のパイプは館内にも張り巡らされていて、深夜にライトアップされ、ショーを楽しむことができます。夜更かしには気を付けてくださいね。
朝サウナですっきり。自分と向き合う時間に
翌朝は、予約していたサウナへ。サウナは3種類あり、今回、私が予約したサウナは「グリーンタワー」の丘の上にある、写真のかわいらしい小屋の中に。階段で上がるところからわくわく。
サウナは、なんとベッドルーム。ごろんと横たわり、至福の“ととのい体験”を味わうことができます。貸し切りなので、どんな体勢でも大丈夫なのがいい。しかも、花瓶にアロマ水を注いでロウリュができちゃうんです。おしゃれ…。
寝られることで、じっくり自分と向き合える感じがするというか、なんかもう嫌なことは全部忘れちゃおう!という気になれました。朝だとより前向きになれて、さて今日も1日頑張ろうってエネルギーチャージできます。
サウナですっきりしたあとにいただく朝食は最高。もうね、何度も言いますけど、〈白井屋ホテル〉の食事はめちゃくちゃおいしい。
〈the LOUNGE〉の空間を堪能しながらいただきます。朝は日差しが入ってきて、古い建物に息吹が吹き込まれているのがより感じられて気持ちがいいです。
いかがでしたでしょうか?これだけコンテンツに溢れていると、逆に疲れてしまうこともありますが、〈白井屋ホテル〉では、アートやサウナの力で、充実しながら癒されるひとりステイをかなえることができます!
みなさんも、HAVE A NICE HITORI HOTEL!