1泊2日で巡ってみよう! 大分・別府温泉から国東半島まで。自然・文化・芸術が調和する、街のアートスポットとは?
TRAVEL 2023.01.14
日本一の「おんせん県」としても知られる大分県。そのなかでも別府・国東半島エリアは、アートの街としても発展中だ。新進気鋭なクリエイターも集う街には、どんなアートがあふれているのだろうか。1泊2日で巡れる7つのスポットをクローズアップ!
6. アートの宝庫・国東半島
国東半島は、神仏習合の原点となる山岳信仰「六郷満山(ろくごうまんざん)」の地。古来から信じられていた神道に大陸から渡来した仏教が融合し、8世紀始めに仁聞菩薩(にんもんぼさつ)が修行したことで広がっていったこのエリアは、今もその文化と時間がゆっくり流れ続けています。
その中でも千燈地区の不動山の山頂付近にあるのは、イギリスの芸術家・アントニー・ゴームリーによる作品《ANOTHER TIME XX》。鉄で作られた等身大の彫刻は、瀬戸内海を臨むように日々変化しながら佇んでいます。
7. 花とアートの岬・長崎鼻エリア
国東半島の北端、豊後高田市にある長崎鼻は“花とアートの岬づくりプロジェクト”を2016年から始動。地域に根付いた芸術作品を発信しています。淀川テクニックの作品「国東半島のラクダ」は旅するラクダをコンセプトに、流れ着いた漂着物で形作られたオブジェ。お腹の扉を開けると植物やその種が入っており、自由に持ち帰り・持ち寄りができる参加型アートです。昨年には新たに鴻池朋子による《One Wild Day》などが設置され、キャンプ場内には福岡を拠点とするクリエイティブ・ラボ「anno lab」が手がける美術館〈不均質な自然と人の美術館〉がオープン。テクノロジーを介して、自然と人とがインタラクティブに触れ合うことをテーマにしたデジタルアート作品が展示されています。
HP:https://www.nagasakibana-oita.jp/